私たちがこのコースに込めたもの①地方における実践

私たちがこのコースを創るにあたって、常に念頭に置いているのが、「地方におけるシュタイナー教育の実践」ということです。
都市人口のある地域が周辺にあるわけでもない地方において、生徒の人数や教師の確保は非常に難しい課題です。
日本のシュタイナー学校が15年を超える実践実績を積んでいる現代、この教育は「周辺への広がり」という新しいフェーズに入りつつあると考えています。

単式のクラス編成は地方のシュタイナー教育の現場での実現は困難を極めます。
資金的、人的な課題でカリキュラムもそのまま使えない場面もあります。
全日制の学校で最初からスタートすることは難しいかもしれません。

「この制限の中で目の前の子どもたちの為に何ができるのか」

を常に問いながら教育実践が求められます。

このコースは、単純にシュタイナー教育のカリキュラムを実践する教員を養成することを目的で作られたものではありません。
どのような場所でも、諦めずに考え抜き、子どもを教育していこうとする大人をできるだけ増やしていきたいと願っています。


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