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「超韓国音MAD特集」配信後記

お疲れ様です、四角です。1月から頑張って走ってきた企画「超韓国音MAD特集」そして企画シリーズ全体である「韓国音MAD特集」が無事終了いたしました。歴代の企画関係者と視聴者の皆さん本当にありがとうございました。

今回でこの企画が完全終了ということで前回たちを含めて企画について色々しゃべりたいと思ったのでこう書くことになりました。



□企画意図

実際、私は韓国勢音MAD作者とは言えそんなに韓国MADを見てるわけではございません。配信中でも言った通り私は韓国勢のコミュニティでの交流もほぼせず、動画視聴もだいたいニコニコでしかしてないんです。韓国の音MADを海外の人に見せることには特に否定的で、元ネタや動画内容を単純に内容を翻訳するだけで面白さが伝わらないし、その中でも最近の韓国勢MADだとコント的な内容が多いからです。

ですが今村蟹廻王を起点で自然にニコニコ側からのアプローチがぐんっと増えてきて、そこで日本人にとってどういうところが受けてるのかという好奇心に加え、出来れば説明ができる私の解説を入れたら企画としてかなりいい絵面になるんじゃないかーっていうこと、そしてどう考えても私以外はできない企画でもあったから開催してたことが3年も続いてたんです。

今回にきて公開募集ではなく内部厳選になったのは上記した「元ネタや動画内容への理解を特に求める動画」を排除したかったというのがちょっとありました。実際に1~2回目でそんなどうがはあまりなかったのですがちょうど一本の動画が雰囲気をかなり壊してしまったことがあったのでそれが凄い惜しかったからです。この動画自体は再生数で見れる通り有名ではありますが内容がほぼセリフキメラのコントだった上に18分あったので何も伝えれませんでした。

そしてそれほどではないが面白さがやっぱ伝わりづらいとか、流石に自分だけで説明しきれない動画もあったりするので「完全に伝わる動画のみ」で構成させて完璧な企画を立ち上げてみたいという考えになりました。


□準備課程など


無印
2段目

歴代ゲストは普段動画作りをしてる時に深い意味やストーリーを付与するよりは聞き心地と力動的な映像を良く作る人を主に集めました(全員そうという訳ではございません)。ストーリーや元ネタ・作品への理解度を重視する人に異邦人の音MADを理解させるのはかなり難問だと思っているし、動画を理解できる私自身がそのスタイルなのでなんとか解決できると思ったからです。

どうしても一人だけ目立つんだよな

そしてせっかく超を付けたので配信画面をスタジオっぽくしたり、感想画面上に情報を加えたりの変化も入れました。元々できたらシーンチェンジ用意の話まで出てましたが、一応これまでが準備できる限界でした。

必然的に謎素材が出る企画であるので。

セトリの順番の場合、「謎素材が長く続くと興味が落ちやすい」ことがあるので①序盤にはできるだけ見慣れてる素材や素材関係なく面白く見れる動画を配置する②その後は見慣れ動画グループと謎素材グループが上手く交差するように配置の法則で基本作っています。

特に今回だと動画を直接選ぶようになったので、候補で出てきたなか下に当たる動画は排除いたしました。

  1. 昔の芸能番組など、20代以上の韓国人だとどういうシーンなのかわかるので面白いと感じるが外国人や新世代にはギャグ性が半減する動画

  2. 番組以外でも韓国のいわゆる懐古厨に当たる人に通るコンテンツが素材な動画

  3. スタンドアップコメディの素材を使い言語で完全につまる動画

  4. 台詞キメラ、字幕説明などのコント要素が多い動画

  5. コンテキスト崩壊的なギャグが多くて良く説明できない動画

セトリ制作の方々はきちんと韓国界隈の動画とニコニコの音MAD両方を見てる人たちをお選びいただきました。私は韓国界隈の動画はそこまで知らなかったため大変お世話になりました。

動画のタイトル翻訳は元々の意味をちょっといじったり崩したりしても視聴者の日本人が面白さを感じるようにやりました。今回「粛清の日」は元々「レクイエム」と言う単純なタイトルでしたが曲タイトルの「怒りの日」そしてそれのバトルドームMAD「怒りのティン」を考慮し書き直したものです。あとSummer原曲はタイトルを全部「Summer」にしたのも同じものです。他にも結構翻訳に頑張ったのがあるので、翻訳機で直訳して比べて見るのもありかもしれないです。


□配信後記

まず、マイクはケーブルだけじゃなくて全体買いましょう。恐らく次になんか配信企画あったら新しく買っておきます。振り返したら結構非道いと気づきました。そして配信テストもちゃんとやりましょう。最近忙しく無理だったんですが・・・

マイク事故は置いといて、企画全体を通して「説明聞きながら見るネタ動画ってつまんなくないか」と言うのはあまり配信で感じなかったのがまず安心でした。耳にタコできるほど説明要るのはギャグじゃないって聞いたし、自分も実際そう思ってて、そんで意志で自国ネタをニコニコに持込むことを警戒してるのですが、この企画はそもそもそういう席だからか、話しても結構受け取ってくれて良かったです。

あと、超編限定で行ったQNAでBattle Drug Royalを調べた方があったり、あとPD大精霊や馬王など説明したことない素材をご存知てるコメントが出たりしたのはかなりびっくりしました。意外と深く見てる方って存在するんだなーって感じでした。

そしていつも配信で日本語バグるの心配してるんですがなんとかできてて幸いってところもあります。自分自身の配信はあまり振り返らないんですが、今回に限って見てみると昔よりかなり滑舌やアクセントが自然になってると感じてて良かったです。


□今後について

配信やSNSで言った通り、韓国音MAD特集トリロジー今回が最後です。たまに気分になったら個人単位で韓国音MADを見る配信を非定期的にやるぐらいは考えていますが、最近はニコ生自体ほとんどやらなくなったのもあってそんなにやれそうでございません。

またラジオを・・・やるわけないよね?

シリーズ終了の計画はスタッフ・ゲストにも一切言わずの秘密で、実は後続企画を立てようって考えもありました。毎月韓国晒しの視聴会だったり、同じ日本語喋れる海外勢との二人ラジオだったり、韓国語勉強Discordだったり・・・でも3-4月だいぶ動き辛くなったため全部没にも届かずただの妄想で終わっている状態です。

もちろんそれと別に終了は確定していたので後続なく終了いたしました。事情として配信で言った個人事情や機械譲りもありますが、そもそも同テーマ同タイトルで3回もやってる音MAD企画がなく、動画紹介の性質もありそろそろネタが果につくと言うのがあるので切りよくやめることにしました。素材や動画に面白い経緯が刻んでたり、界隈の歴史が刻んでたりの動画は3回でも8割ぐらい流してると思われます。

企画をやるなら別フォーマット、と言う発言は嘘ではないですが「やるなら」なので分かりません。上記した妄想の一つかもそれ以外かも。日程ややる気も問題ですが私は合作や企画をやる時にかなり成功率を保守的にみて進むのでやるとなっても結構時間はかかります。実際に、12月まで他の企画を考えてましたがこれをやると決めた後に没になりました。そして、そろそろ呼ばれる側もなってみたいというしょうもない欲望もちょっと・・・


□最後に:他の海外勢へ

実写版 主人公の拳

この企画は無事に、いい反応とともに終えたのは良かったのですが、未だに海外MADを理解させるのは難しいです。ゆって、母国の音MAD界隈を完全に見捨てて7年目に入る私も、どういう動画が日本人に評価されるのか理解しきっていません。ぶっちゃけ、到底流して理解させるのが無理な名作も韓国MADには相当数います。ですが今回はゆった通り日本人に通るように頑張って動画を選んでやっといい企画に作り上げることができました。

たまに、他の韓国勢や海外勢のなかだと、そういうコンテキストやネタを理解させる努力なしに自国の素材、後はニコニコ素材ではあるが相当ローカライズが加えられた動画をニコニコへ投稿したり、ニコニコ向け合作でやったりする人が見かけます。そのなかではそれをやりすぎて荒らし扱いされてしまう人もありました。私はそういう人達に残念だと思っています。が、

やりたいんだったら、ガチ目でぶつけてみて欲しいと、私は思ってます。元ネタと全然違う面で受けた今村の事例のように、この人たちがどういうとこを面白いと感じるのか、この人達はどういう形のギャグやユーモアが通るのか、どうしたら説明なしで動画自体が受けられるのか、説明するところでどういう説明し方が一番理解しやすいのか、キチンと考えながら一度でもやってみてください。創作は自由、好きなものでいいという言葉を盾にするんじゃなく、貴方の「好き」が人にも伝わるように頑張ってみて下さい。

と言っている私も、未だに他の生配信企画に呼ばれた事がなかったり、ニコニコ始めてから7回行われた音MAD10選の生配信圏内にたった一回を取ったり、なんか残してはいるがそんなに優秀な実績を出してるような作者ではありません。ですが、最小限この海の向こうの人達に界隈の一人として知られることはできました。言語のと文化の壁は高いですが、消して越せない何かではございません

最後に配信中に最近好きだと言っていて韓国のVグループ「StelLive」の話だけちょっと語らせて下さい。実はこのグループの1期生「Mystic」は日本で他の社名でデビューしてて、そこで不振にぶつかれたところ撤収して韓国で再デビューしてる方で、現在は韓国のV界隈で凄い影響力を持ってるようなグループになりました。二人の中の一人は未だにそこまで韓国語が自由な方ではありませんが、自分が好きなことをやり続けたいという熱情、そして全然違う皆を理解するための努力の果てできた結果です。私は配信は個人の魅力も魅力ですが、こう言う書写にハマって人生始めてVの配信を見始めました。まるで、それは死んでも夢を叶う「ゾンビランドサガ」がすきになった時の感情だったかもしれません。

前回の記事でも言った通りに、私は欲しいもの、好きなもののため異邦人の言葉を習う、全ての人間を応援してます。ですが、言語勉強も、相手を理解する努力もせずにアピってるだけの人にこの応援は届きません。この音MAD界隈にも、あなた自身が好きなネタや素材にも恥のないような動画のため、頑張って下さったらありがたいです。


長文読んでくれてありがとうございました。これ依頼どういう動画や企画で姿を見せるかは全然未定ですが、界隈滞留7年目の私を、これからもどうかよろしくお願いいたします!

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