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博多のシェアバイク、メルチャリは最高だった!

どーも、アドレスホッピング中のふくたろうin九州です。

僕は自転車がとっても好きです。最近長野でも、鎌倉でも、仙台でもシェアサイクルを使いました。

交通機関の混雑やダイヤに影響を受けないことと、移動の自由度が圧倒的に高いので、夏の暑さの中でも同じ値段かちょっと高くても自転車を選びます。

主要都市には渋滞緩和なども兼ねて、シェアサイクリングを展開していることが多いです。

今日本の中で主要な自転車シェアサービスは「Hello cycling」「cogi cogi」「ドコモの赤チャリ」「メルチャリ」があります。

僕はドコモの赤チャリを東京でよく使いますし、仙台でも同じシステムで動く「Date バイク」(伊達バイク)を先日使いました。

そして福岡の中心エリアで展開しているメルチャリを初めて使いましたが、ユーザー体験としては圧倒的にメルチャリが良かったので、今回はドコモの赤チャリとの相違点などをシェアできたらと思います。

主に以下の4点で比較します。

1料金体系
2電動化非電動か
3アプリの使いやすさ
4メルカリ母体ならではのCtoCな目線

1料金体系 圧倒的チョイ乗りしやすさ

料金体系はドコモのシェアバイクが初乗り30分150円
以後30分ごとに100円追加

メルチャリは一律1分4円となっています。

大きな違いは、初期料金のかからないところ。僕はちょっと立ち寄る時もポートに止めて、10分ぐらい景色を見たりお店に寄って、また乗る時に利用をして...

といった具合にストップアンドゴーが圧倒的にしやすいです。

アプリ上できちんとカウントもされているので、料金も明快です。

今は実証実験なので博多や天神の域のみですが、マイクロモビリティとして非常に有効だと思いました。僕も合計7回も2日間で乗りました。


2電動or非電動

ドコモの赤チャリが優っているところとすれば、電動式なところです。

どちらも同じミニベロタイプですが、電動チャリだとクロスバイクをのんびり漕いだ時と同じぐらい軽快に進みます。

ドコモの赤チャリだは東京など坂がが多いところでもかなり楽に登れます。

実際仙台で使った時は、伊達政宗の像に行くまでかなりの急な坂が長く続きました。あれはプロの自転車の選手でも登るのに一苦労するでしょう。

もちろん結構キツかったですが、電動アシストのパワーを「強」にすることで登りきれました。

けど、ひとたびバッテリーが切れると超重いダメダメな鉄クズへとなり下がります。

メンテナンスでトラックが回収されて、充電されたものが戻ってくるという保守点検をしてはいますが、明らかに追いついてないです。

乗る前にバッテリー残量を確かめてみると、駐輪場にある自転車がどれも0%だったり20%ぐらいしかないなんて悲惨なことも。

対してメルチャリは非電動ですが、博多の街は基本平らなので全く問題なかったです、むしろドコモバイクのように、「当たり外れ」を機にする必要がなかったので、使おうと思ってから適当に選んでもOKなので、とてもストレスフリーでした。

3アプリの使いやすさ

これは圧倒的メルチャリの勝利でした。ドコモさん見習ってください。

GPS管理の精度が良く、地図でどこに何台あるかが一目でわかります。自分の行き先を入力して、最適なポート地点を探すことが可能です。

QRで読み取れば一発オープンなので、直感的な操作ができます。ドコモ自転車の番号を打つと、パスワードがメールで送られてきてそれをテンキー入力で施錠を解除する、という形になります。

そのほかライド履歴や料金などもさすが運営がメルカリだけあって使いやすさがあります。ドコモのシェアバイクも、使う分にはそんなに問題ないけど利用履歴とかがわからないしwebサイトの表示とそんなに変わらないので、もうちょっと頑張ってよ!という感じです。

ドコモシェアバイクの強いところとしては、首都圏のみならず、同じシステムで多くの地点に提供しているのでシームレスに使うことがですかね。



4メルカリ母体ならではのCtoC目線!

メルチャリの母体はご存知CtoCのモノ・シェアリングサービス「メルカリ」です。主役は誰なのか?そう、ユーザーです。

運営はプラットフォームの整備者であり、あくまで権力者ではありません。だからこそユーザーたちによる独自ルールや文化ができたりなどが起きています。(それが良い悪いは賛否あるけど)

メルチャリも、ユーザーからフィードバックを積極的に吸い上げるし、なんならユーザーによる整備を促すこともある。

・自転車の偏在を是正すること。

・放置や不正などをユーザーたちがリポートし、サービスの質の向上に努めていること。 

この2つをインセンティブを用いることでユーザー側にやってもらうのです。

具体的には「マイル」というインセンティブのシステムを導入しています。

アプリ上にダイヤモンドが表示されている箇所があります。

供給過多or不足地点位それは突如と出現します。ユーザーがそこからライドするorポートに止めると、マイルが付与されます。

また、最大の課題である放置問題は運営に報告し、ポートに戻すことでもマイルを付与してくれます。

そのネーミングが「お手伝い」なので働かされているという感覚が薄まります。

不具合や占拠されているとうことを写真付きで報告したりすることでもマイルが付与され、20マイルがたまるごとに15分無料チケットが付与されます。

ポートにちゃんと戻すだけでもマイルがたまるので、ユーザーは街にあったら徒歩よりも楽だから積極的に乗ってポートに戻してくれるし、不具合や不正を正すことで結果全体のサービス満足度が向上するのです。


このようなサイクルを生むのはドコモという「権力」にはとうていできないことだなと思いました。ちなみに昨日と今日の2日間で2回も15分チケットが無料を受け取れたので、かなりマイルは溜まりやすいです。

今朝も祇園から天神までの1キロちょいは15分分割引サービスを使ったので無料でした。

まとめ

移動がエコロジー、渋滞緩和、フィットネス的な利点もありつつ、ユーザー主体でサービスを共創する。そして移動そのものに価値が生まれる。

そんなシェアリングエコノミーの好事例であるメルチャリは。素晴らしいサービスだと思いました!東京では国立でも展開しています。

運営会社のメルカリ子会社ソウゾウから事業譲渡はされ、厳密にはメルカリのサービスではなくなるので売り上げ残高で支払いができるという誰もが夢見る展開は実現可能性が薄そうですが、こういうユーザーファーストなサービスを積極利用することで広げるお手伝いをできれば嬉しいと思いました!



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