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Shadowverse AF軸 破壊ネメシス メモ

※この記事は『十禍絶傑』実装前の考察になります。ご注意ください。

 前回、人形軸の破壊ネメシスを考察し、思い浮かんだことがありました。
「――これ、別に人形じゃなきゃいけない理由、ないよね?」

 別に人形とは相性がいいだけで、アーティファクトがダメな理由はない。
 
というわけで、今回の記事はアーティファクト軸の破壊ネメシスです。
 ですが、私は普段アーティファクトネメシスを使っていないため、人形ネメシスと違い、知識が乏しいんですよね。そのことを了承の上でご視聴ください。

1.今回追加された注目の新カード

 やはりアーティファクト軸で追加された注目カードといえば、こちら。《オートメーション》ですね。
 0コストで使うことができるスペルで、好きなアーティファクトを2種類チョイスし、2枚ずつ、合計4枚デッキに加えることができます。

 そして忘れちゃいけない新レジェンド《機動鎧装》
 直接召喚とは、条件を満たした時、デッキから直接場に出ることができる新キーワード効果ですね。このカードの場合、破壊されたアーティファクトが10枚以上の時、直接召喚することができます。

 また、進化した時、デッキからアーティファクトを場に出すことができます。直接召喚、進化時効果。どちらも凶悪な性能、とまでは行きませんが、アーティファクトネメシスの安定性を引き上げる性能ですね。

 そして今回の切り札《破壊の絶傑・リーシェナ》
 進化時に手札に加える《白き破壊のアーティファクト》と《黒き破壊のアーティファクト》は非常に強力な効果を持っていますが、大量のフォロワーを破壊しなければいけません。

 ……正確には、《次元の超越》と違い、元のコストが10と出せる範囲なので、10PP使って投げてもいいんですが。
 《白き破壊のアーティファクト》を手札に加える効果は進化時効果のため、リーシェナに進化権を切らなければいけないのもネック。単体でも効果で破壊することができない必殺と、そこそこ厄介なのですが。


 主軸となるのはこの3枚。もちろん《破壊の信者》も入るんですが。


 既存のデッキでアーティファクトネメシスを支えていた《デウスエクスマキナ》は、《破壊の絶傑・リーシェナ》との相性が、正確には《白き破壊のアーティファクト》や《黒き破壊のアーティファクト》との相性が最悪で、採用することができません。

 なので、成立させるのは困難……と思ったら、大間違いです。
 簡単な話。《デウスエクスマキナ》の効果を使用せず、デッキを回せばいい。そんな爆発力がアーティファクトネメシスにはあるはずなんです。

2.今回のデッキの基本プラン

 人形ネメシスが《破壊の絶傑・リーシェナ》と相性がいい理由は何か。
 それは手札に簡単に加えることができ、0コストで使用できるフォロワー《操り人形》がいるからです。
 逆に言えば、それと同じことが――もしくは似たようなことができればいいわけです。

 あるじゃないですか、そこに。似たようなことができるカードが。

 《加速装置》はアーティファクト・フォロワーをプレイした時、そのフォロワーに突進を与え、PPを1回復するアミュレットです。

 それと《アナライズアーティファクト》を組み合わせれば、あら不思議。
 実質0コストで出せて、ラストワードでデッキからカードを1枚引ける。展開したい破壊ネメシスにもってこいじゃないですか。

 現状でも実際に使われる組み合わせですが、今回はこのドロー能力を最大限活用し、《白き破壊のアーティファクト》や《黒き破壊のアーティファクト》を一気にコストダウンさせようじゃないか、という目論見です。

 似たようなことは既にできるのですが、《オートメーション》の追加によって、《アナライズアーティファクト》の埋め込みが安定したのが追い風。
 さらに、おまけに《ミスティックアーティファクト》も一緒に埋め込むことで、回転率を下げずに守護を立てることができる。

 それだけじゃありません。大量のアーティファクトを破壊するということは《機動鎧装》の直接召喚に繋がる他に、もう1枚。最大限効果を活用できる子がいますよね?

 そう、《造られし獣人・サフィラ》です!

 《黒き破壊のアーティファクト》との二重プランにすることによって、どちらでもフィニッシュできるようにした形ですね。
 仮に《破壊の絶傑・リーシェナ》が引けずとも、アーティファクトでもフィニッシュが狙える構成です。

3.デッキリスト

 《生命の量産》3枚
 《オートメーション》3枚
 《製造術》3枚
 《加速装置》3枚
 《虚数物体》1枚
 《魔鉄の獅子》3枚
 《ハーメルン》3枚
 《造られし命・ミリアム》2枚
 《破壊の信者》3枚
 《熱狂の機兵士》2枚
 《すり替わり》3枚
 《破壊の絶傑・リーシェナ》3枚
 《機動鎧装》3枚
 《神秘の番人・スピネ》3枚
 《造られし獣人・サフィラ》2枚

4.各カード解説

《生命の量産》3枚
 基本的に、手札の《アナライズアーティファクト》を埋め込むため。
 ちなみに対象は『アーティファクト・カード』のため、《白き破壊のアーティファクト》や《黒き破壊のアーティファクト》も対象にできる。《黒き破壊のアーティファクト》なら終盤に引いても腐らないため、選択肢のひとつとして。
《オートメーション》3枚
 3枚積まない理由がない、アーティファクト埋め込み要員。
 0コストなので気軽に撃てることに加えて、埋め込めるカードも選択できるため非常に強力。
《製造術》3枚
 説明不要。
 3枚入れるかはちょっと怪しいものの、あって困るカードじゃない。
《加速装置》3枚
 このデッキにおける狂戦士の魂。説明は上記参照。
 これが使えないと回らないため、3枚必須。
《虚数物体》1枚
 保険枠。やっぱ1枚は欲しい。
 人形と違い対象が他にいるため、焼かれる確率は低い。とはいえ、破壊のアーティファクトが焼かれないように注意。
《魔鉄の獅子》3枚
 アナライズが埋め込める。理由はそれだけで十分。
 アナライズでぶん回すデッキなので、このカードはやはり必須。
《ハーメルン》3枚
 アナライズが増やせる。理由はそれだけで十分。
《造られし命・ミリアム》2枚

 アナライズが引き込める。とはいえ3枚採用する余裕はなかった。
 入れたいカードが多すぎて、デッキの枠が足りない。
《破壊の信者》3枚
 ドローソース。説明不要。
 ついでに攻撃対象がいないアナライズも割れる。便利。
《熱狂の機兵士》2枚
 
アナライズが引き込める。
 とはいえサーチ手段は他にあるため、採用枚数は控えめ。
《すり替わり》3枚
 説明不要。便利。
《破壊の絶傑・リーシェナ》3枚
 このデッキのメインヒロイン。必須。
 サブウェポンに添えるだけなら2枚でもいいかもしれない。
《機動鎧装》3枚
 普通に使っても直接召喚で使ってもいい。地味だけど強い。
 とはいえ、《破壊の絶傑・リーシェナ》に先に進化権を切りたい。
《神秘の番人・スピネ》3枚
 単体でフォロワー2体分になることに加えて、《スピネのアーティファクト》はサーチにもなり、アーティファクトとしてもカウントできると無駄がない。便利。
《造られし獣人・サフィラ》2枚
 このデッキのサブフィニッシャー。
 ピンだと心許ないため、私は2枚採用。

5.総評

 今回のデッキはとりあえず考えてみた感じが強いため、これで戦えるかはちょっと怪しいところ。確定除去は入ってないし、《デウスエクスマキナ》なしでどこまで回るかもわからない。
 暴れそうなデッキに対してあまり回答がない、というのは、やはり不安点。とはいえデッキの枠があまりにも足りない。こればっかりは実際回してみて調整する他なさそう。

 《破壊の絶傑・リーシェナ》がどこまで戦えるのかはまだ未知数ですが、見た目も効果も好きな一枚なので、なんとか活躍させてあげたいですね。楽しみです。

 ……あとは、あれですね。
 このデッキ、新レジェンドが両方とも3枚ずつ必要なので、エーテルに優しくない。

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