こんにちわ。
終活と歯に詳しいFP　今川いくえです。

犬が小学生を含む12人を噛んだ痛ましい事件がありました。噛んだ犬は動物愛護センターに保護されています。その後分かったことは下記のとおりです。

★狂犬病予防注射をしていない
（最後に接種したのは10年前）
★7頭いるうちの3頭しか犬の登録をしていない

狂犬病は致死率100%です。

かかりつけの動物病院で、
「海外旅行で狂犬病の犬に噛まれて感染して帰国後に死亡した人がいる」という話を聞きました。
下記の世界分布図の通り、日本を含めて狂犬病清浄地域（青色）はわずかです。

狂犬病予防接種は年に1回必ず行います。
これは飼い主の義務であり、今回のように接種しないと罰則が課せられます。

狂犬病予防法第２７条第２号の規定により、犬に狂犬病の予防注射を受けさせず、または注射済票を着けなかった者は、２０万円以下の罰金が科せられます。

ただ今回の事件、20万円以下の罰金では済まされないと思います。今後想定されるのは、

★噛まれた人より慰謝料など民事で訴えられる
★業務上過失致死傷罪など刑事で問われる

など何らかの罰則を受ける可能性が高いです。

厚生労働省のホームページです。
飼い主の責任と自覚をもつことが明記されています。

無責任な飼い主が増えないよう、これを機に罰則規定を強化する必要があるかもしれません。
事が起こってからでは時すでに遅しです。