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貯まる家計はどっち?

①お金が残ったら貯める
②先に貯め、残りを使う

①と②の2つのお金の使い方、どちらかお金が貯まると思いますか?


正解)②
収入が入ってきたら、先に一定額を貯蓄し、貯蓄分を引いた残りを使う。


先取貯蓄で着実に貯める

収入が入ってきたら先に貯蓄をすることを「先取貯蓄」といいます。

お金を貯めたいならば、毎月、自動的にお金が貯まる仕組みをつくっていくことがとても重要です。

人の意思というものはとても弱いものです。「残ったら貯めよう」「収入がもう少し上がったら貯めよう」では、いつまでたってもお金は貯まりません。

私は様々な方の家計をみていますが、収入が多い方でも貯蓄ができていない方はたくさんいらっしゃいます。そして、それらの方の多くは、何となく使い、残ったら貯めようという行動をとっています。

一方、収入がそれほど多くなくても、きちんと貯蓄ができている方もたくさんいらっしゃいます。そのような方は9割方、自分なりの先取貯蓄をやられています。

貯蓄ができる方は、「収入が入ったら、毎月一定額を先に貯蓄分としてよけてしまい、それはないものとしてしまう。そして、残った分を使っていく」、こんなお金の使い方をしているのです。


先取貯蓄の方法

先取貯蓄には以下のような方法があります。

【預貯金で積み立てていく】
A)社内積立(社内に制度があれば)
B)積立定期預金

【運用しながら積み立てていく】
C)つみたてNISA
D)iDeCo(個人型確定拠出年金) 

預貯金で積み立てていく方法、運用しながら積み立てていく方法など色々とやり方はあります。設定の難易度は低い順にA→Dとなります。しかし、まずは方法に捕らわれずに、自分ができるやり方で始めてみてください。

積立の方法は、先取貯蓄に慣れてから見直せばよいことです。まずは「先取貯蓄をスタートする!」ということが大切です。


先取貯蓄を成功させるポイントとは?

先取貯蓄を成功させるポイントは2つあります。

①資産が増えていていることを明確に確認できるようにする
②自動的に積立口座にお金を移動させる

①は、日々出し入れする普通預金口座の中に入れっぱなしにせず、別の口座に積立額を移動させ、毎月の資産の積み上がりを確認できるようにする、ということです。

毎月積み立てていけば、当たり前ですが、資産は積み上がっていきます。

「資産が積み上がっている!」ということが実感できれば、うれしくなります。うれしくなれば「もっと積立額を増やそう!」という先取貯蓄への意欲につながります。また、「今は定期預金だけれども、運用も勉強して、つみたてNISAを始めてみよう!」という学習欲につながるかもしれません。

②については、収入が入る口座から、毎月自動的に積立口座にお金を動かすということです。

できるだけ自動化していくこと、これもとても大切です。

つみたてNISAやiDeCOなどの積立投資でも、自分の給与口座から「毎月」「自動的に」「同じ商品を」「定額で購入する」という設定をすることができます。

最初はちょっと面倒かもしれませんが、設定をしてしまえば、あとは自動的に貯まっていきます。

一歩ずつでかまいません。

まずは、先取貯蓄で資産を着実に増やしていく、この習慣を身につけてみてください。

積立額をいくらにすればいいかわからない方は、「65歳で3000万円をつくるには積立額はいくら必要?」を参考にしてみて下さい。
https://note.com/fp_kudokiyomi/n/n937ed146cb25

先取貯蓄で自動的にお金が貯まる仕組みをつくってしまえば、気が付いたら「あら、もうこんなに貯まってる!」という、うれしい驚きにきっと出会えるはず!

もうあなたは、その驚きに出会う、すぐ手間まできています。


まとめ

・使う前に一定額を貯める
・先取貯蓄の方法にこだわらず、まずは始める
・方法はあとで変えればよい
・日常口座とは別の口座で積立貯蓄をする
・給与口座から自動的に貯蓄口座にお金を動かす






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