見出し画像

割引率って何なん?

CFP®試験でちょくちょく出てきます

金融では「割引率」のほかに、複利最終利回りとかスポットレートなどとして出題されることがあります。

ライフプランでは、現価係数とか年金現価係数として出題されます。

不動産では、複利年金原価率やら還元利回りなどの出題があります。

消費税(10%)込み 110円の商品があります。
この商品の原価はいくらか。

110÷(1+0.1)=100円

たとえば・・・割引率を理解するには。

このときの10%(=0.1)のことを割引率と言います。

割引率

割引率とは、原価(もとで)を知るために使用する利率(%)のことを言います。
計算式に”1+”とあるのは何故か?と質問を受けることがあります。
割り算にある“1”は原価で、”+利率(%)”が儲けや税率になります。

割り戻す

”割り戻す”という表現があります。これは、上記の例であれば、”1.1で割る”と解釈しましょう。
いずれにしても、原価を求めるということに変わりありません。

割り引く

算数・数学的に言えば「110円-10円=100円」
ここで言う、差し引く10円を指すと解釈するのが適切です。

あまり深く考えず、何かしらの手法で減額する行為と理解しておけば十分かと思います。

還元率

これがイチバン理解に苦しむ言葉かも知れません。
還元率とは、利用(使用)した金額に対して得られる金額の割合のことを言います。

上記の例で、110円が還元率5%だとすると、
「取引の結果、110円の儲けが出たが、これは取引総額の5%である」ということを意味します。
そのため、取引額は

110÷0.05=2,200円

だということが分かります。還元率は、不動産業界でよく用いられる係数(利率)です。

ここまで読んでくだっさてありがとうございました。
分かりにくい専門用語、試験独特の言い回しについて、これからも解説します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?