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個人事業者の住宅ローン審査では税金の滞納でも通るのか

サラリーマンよりも審査が厳しい自営業者

住宅ローンが通らなくて困っているという相談を受けますが1番ハードルが高いのがこの自営業者の住宅ローン相談です。サラリーマンよりも格段に厳しいからです。きっとお困りの方もいるでしょう。

例えばサラリーマンだと仮審査の結果が出るまでに最短翌日とか少なくとも3営業日あれば出てくることが多いです。しかしこれが自営業者や経営者だと1週間とかそれ以上かかることもあります。

なぜこんなに審査の結果が出る時間がかかるのかといえばきっと自営業者や経営者の経営状態の調査をするからとなります。サラリーマンには必要書類として勤務先の3期分の決算書なんて求められません。

それに対して自営業者や経営者は3期分の決算書や納税証明書などが求められます。経営している会社が経営不振になったら住宅ローンの支払いは不履行になるからそれは理解できます。

しかしそれはサラリーマンだって同じことのはずです。勤務先の経営不振は給料の減少から遅配となり最終的には、となれば同じく契約不履行になりかねません。何が違うかはきっと確率でしょうか。

自営業者からの住宅ローン相談内容をみて

住宅ローン相談を受けていると審査でお困りの傾向がわかってきます。

  1. CICの入金状況でAマークが半年いないにあるケース

  2. 所得で見るので返済比率オーバー

  3. 納税証明書に延滞の支払いが記載されている

  4. まだ開業してから3期経っていない

  5. 欠損がある

お客様側に問題があるので審査が厳しいのは仕方がないのは承知の上としてそれでも否決になった案件を相談を受けて承認を出してくれる金融機関を探すのは住宅ローン選びの基本がマッチングだからです。

お客様の事情と金融機関の審査基準のマッチングを考えて可能であれば承認となり家が買えますが、マッチング不可能であれば家は買えないということです。

また、これらが単体で問題があるのであれば審査が通る金融機関があるのですが複数要因がある場合にはさらに難易度が上がります。お客様がお困りなのもわかります。

そこで今回は実際に審査が通った具体例をブログにしました。参考にして欲しいと思います。

永野FPオフィスの住宅ローン相談
担当FP  永野 修



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