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命の値段

義理の母が『癌』と診断されたのは1年前の事でした。
ご高齢にも関わらず、手術を決断し、その後の放射線治療にも一切弱音を吐く事なく頑張られました。

結果、
肉眼的に『癌細胞』は見当たらない。
との事。

みんなで
『良かったねー。』
と喜んでいました。

ところが、1年が経とうとした先週、
定期検診の際に『再発』しているかも?
との診断を受けました。

本人の希望は
『もう、しんどい手術はしたくない』
『けど、長生きしたい』
との事。

そこで、僕が探し回ってたどり着いた治療法があります。

それは、

『光免疫療法』と呼ばれるモノです。

これは、なんぞや?
と言うと癌細胞にくっつく光の薬品みたいなのを投与し、今度は光だけをやっつける棒?の様なモノで幹部をぐりぐり照らすといった治療法です。

肝心な効果の程は、
完治が2割程度。
小さくなったよー。
が3割程度。
で約半数の方に何らかの良い効果が出るとの事。

この治療法は
副作用も無い事から、必要に応じ提案してみよう!

と思っています。

しかし、ネックは費用の高さです。
ほとんどの場合、保険適用外である事から、1回400万円の費用が掛かってきます。


あなたの場合、この治療法に400万円支払えますか?


僕の場合は、
『支払えます。』
が答えです。
と言うのも、
実の母が6年前に癌で他界し、その時『試してやりたかった高額の治療法』を資金が足りない為に試してやれなかった。

と言う無念があるからです。

何だったら
それを機にFPを目指し、次に身内に何かあったら全力で救ってやる!
との想いでコツコツ節約、運用してきたので、全く惜しくありません。

何も
『カッコいいね!』
と思われたくて書いているのではありませんし、
『こんなお金出せない。と思った私は冷たい人間かしら?』
なんて思う必要もありません。

お金に対する価値観は人それぞれなのでそれで良いのです。

しかし、
縁起でもありませんが、母にもしもの時があっても、
僕は豪華な葬式や戒名、お墓などには一切お金をかけたくありません。

生きたい。
と希望する母のQOLを保ちながら長生きさせてあげる事にお金を使うのは惜しくありませんが、
他界されてしまった後にお金を使う気はさらさらありません。

実際、実の母も普通のお墓。普通の仏壇。葬儀も簡素に済ませました。

だからと言って『死んだら元も子もない』と思っているのではなく、

父を時々墓参りに連れて行ってあげる。
僕も母を思い出してあげる。
子供にも母の話をしてあげる。

この気持ちこそが大切だと感じています。
そこに費用をかける必要性は僕は感じません。

これは僕のお金に対する
『価値観』です。



皆さんは、この記事を読んで
どう感じられるでしょうか?


もし、光免疫療法に詳しい。
って方がいらっしゃいましたら情報頂けましたら幸いです。


それでは。


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