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挫折しないシンプルな家計簿の作り方

https://youtu.be/hPi0rvGxMEs


☆ 今回の動画の内容

1 挫折しないシンプルな家計簿の作り方
2 お勧めのカレンダー型家計簿の紹介
3 家計簿を書くのに重要なこと
4 実録 実際の10月のカレンダー型の家計簿

今回の動画のメリットは…

☆ 今回の動画のメリット

★ 挫折しないシンプルな家計簿を作れる


1 挫折しないシンプルな家計簿の作り方



お話する内容は下記の項目です

① 家計簿の種類の選定
② 家計簿を作る目的を明確にする
③ 家計簿の費目を決める
④ 記入する曜日(時間帯)を決める


① 家計簿の種類の選定

家計簿はできるだけシンプルで手間をかけないものがいいです。
もちろん持続するためにペンを引いたり、線を引いたりと、
オリジナリティのある家計簿を作るのは大事ですが、
  。

また、家計アプリが最近流行っていて、とても便利ですが、
ただ、自動で入力してくれたり、集計をしてくれたりと、
自分では何もしない分、受動的になって、振り返りをしなかったり、
考える事をやめたり、節約マインドが育たなかったりすると、
効果が得られません。

パソコンが無い方や、パソコンがあっても実際には手書きの家計簿がいい方もいます。パソコンを起動するには時間がかかりますからね。
もちろん集計が楽なので、一長一短です。

また、封筒型の家計管理の仕方は実際には労力の無駄が多く、
実用的ではないと思います。


例えば、食費として5万円を封筒に入れて、
そのお金が不足した場合、
「違うお金から補填してしまい、使いすぎたお金がいくらかわかりにくい」
逆に封筒のお金が余って豚の貯金箱にいれた場合、
いくら貯金できたかわからない。
「これでは結局封筒で先取りしても意味がない」と感じたり、 

クレジット決済を使用した場合、
封筒のお金を支出した分だけ減らそうか、
でも、5000円の残金で2001円使ったら、残金を2999円残さないといけないから、小銭がないどうしよう?

封筒に入れたお金をお店で使う場合、
「封筒をお店にもっていこうかな」
「レジ前で封筒を開けるなんて恥ずかしくてできないな」
「中身だけ持っていくか~」
「でもそうすると、封筒の札はいいけど、小銭は封筒に入れとくか」
こんなことを考えているだけで、
「何だか管理がめんどくさい」と感じてしまいます。

日用品と食料品と医薬品を薬局スーパーで買った場合、
日用品費は3025円使って、食費は2354円使って、医療費は3521円使った。
3つの封筒からお金を取り出して、四苦八苦する。

一度封筒管理をすればこんな経験をするのではないのでしょうか?
自分自身でやりとりをしていくと、ひたすら労力や判断が必要です。
そうこうしているうちに管理が苦手な人は挫折しやすくなります。
家計簿動画では封筒管理の場合の対処法がほぼ見当たりませんので、
動画を見ている分にはいいのですが、私は封筒管理をお勧めできません。

まめに管理をできる人はいいのですが。
私はズボラな方なので、封筒管理はできません。

そこで今回はカレンダー型の家計簿をご紹介します。
カレンダーには予定が予め書いてあるので使う金額も検討しやすいです。
また、カレンダーではなく、スケジュール手帳や、パソコンでカレンダーをダウンロードして、使ったりもできます。
カレンダー型の家計簿はいつに何の費目にいくら使ったかがわかるので、
記入しながら、振り返りがしやすいです。
集計がしにくいのがやや難点ですが、衝動買い対策もできます。
あとでより詳しくご紹介します。

② 家計簿を作る目的を明確にする

家計簿がきちんと効果性を持って、持続できるかどうかは目的意識が重要です。目的は人によって、本当に様々です。自分がどの目的で家計簿をするのかをここで自問自答しましょう。それによって、費目や家計簿の種類、
家計簿をつけた後の行動や成果が全て変わります。
目的を考える事が最優先事項です。
では、目的の例を挙げていきます

★ 教育資金や老後資金のために貯金や節約をする
★ 浪費癖をやめる
★ 改善のために無駄だと思う費目を集計する
★ 収支の全体の内容と金額自体をきちんと把握する
★ 将来の予測をして、今と老後を安全に暮らす
★ お金のライフプランをパートナーと話し合う材料にする
★ 無駄な費用を削減して、趣味のお金を増やす

私の場合は
★ 妻との会話の材料にする
★ 浮気をしていませんアピール
★ 夫婦円満に過ごす
★ 今と未来の労働時間の削減する(家族とゆっくり過ごす)
★ 家族に経済的な不安を与えない(経済危機をおこさない)
★ 家計管理をしたい人に家計管理の重要性を伝える

細かい目的から大きな目的までたくさんありますね。
自分の中で、目的は何かをはっきりとさせましょう。
目的の無い(わからない)状態では努力は出来ません。
是非、モチベーションをあげるために、
何故自分が家計管理をしたいかをはっきりさせましょう。

③ 家計簿のやりくり費の費目を決める


家計簿の目的によって家計簿の費目を決めましょう

例① 特定の費目を調べる
満足できない特定の浪費癖をカットするならその費目だけをとりあげる。

例えば、ラテマネーとかコンビニとか一人で勤務中に食べる外食です。
費目名はそれぞれ
ラテマネー費、コンビニ費、一人外食費といったところでしょうか?
もっとお洒落な名前でもいいですね。

例② ざっくり把握する 
※簡単なので個人的に推奨します

3種類の費目(ゆとり費、経費、無駄費)に分けます。
ゆとり費は自分が使いたいと思って使うお金、
一般的にはワンツと言います。
経費は生きていくのに必要なお金、一般的にはニーズと言います。
そして無駄費はワンツでもニーズでもない完全な浪費です。
この3種類に分ければ、最低限生きていくのに必要な経費がわかる。
また、ゆとり費を見ながら貯蓄額(将来使うお金)とのバランスをとることができます。

家計管理の基本は
経費を下げて、無駄費なくして、ゆとり費と貯蓄のバランスをとる事です。

家計簿を挫折した人はこの費目の分け方から始めることをおすすめします。
とても楽ですし、これができると自信が沸きます。
この費目から一般的な費目に変えることをお勧めします。

例③ オーソドックスに管理する
一般的な費目に分けます
テンプレ家計簿に出てくるやりくり費の費目はこちら
食費、日用品費、医療費、子ども費(子ども教育費)、被服費、美容費、
交際費、娯楽費、雑費が代表的な費目です。

例④ 山内家の家計簿の費目

我が家で扱っている費目を紹介します。

ゆとり費の費目 
お小遣い夫
(夫に経費部分の金額も一緒に渡してやりくりさせる方もいると思いますが、我が家では全て計上するので、ゆとり費の部分だけの計上です)
お小遣い妻
外食代(食費とは分けます)
レジャー(旅費は特別費に入れているので、こちらには含めません)
嗜好品(お酒、アイスクリーム、お菓子等です)

経費の費目
食料品費
日用品費
子供費(教育費以外)
衣服費
美容費(カット代、化粧品代)
仕事費(仕事に必要な物)
医療費(コンタクトレンズや市販の薬も含む)
交通費(電車代等です)
車両費(ガソリン代がばらつくのでやりくり費)
教育費(夫婦で使った費用)
子供教育費(知育ゲームも含む)

交際費は設けていません。友人と食事の時はお小遣い、
身内とは外食、職場の人とは仕事費と言った感じで、
一緒に食事する人が誰かで費目を振り分けます。

また、 。理由は好きで買っているという点からです。
実は私としては会社の昼食代より、スーパーでの食事の方が安いから、
経費だと思っていたのですが、妻のジャッジでは外食だそうです。
何の費目にするかは夫婦で相談ですね。
 

④ 記入する曜日(時間帯)を決める

家計簿を持続するには家計簿を記入する「時間」を選ぶことが重要です。
また、家計簿を毎日書く。これは大切なことかもしれませんが、
毎日やろうとして、できない日があると、テンションが下がります。
忙しい人は一日の時間帯で忙しくない時を見つけるのが難しいでしょうし、
忙しくて忘れる事もあると思います。
私のおすすめは「1週間に1度」記入する事です。

1週間をリセットする意味なら日曜日でもいいかもしれませんが、
休日が忙しい方なら、平日の曜日を選ぶのもいいと思います。
 平日の忙しさがどの曜日も同じなら、「金曜日」がオススメです。
理由は
土日には外出の用事があるので、前の日に家計簿を記入する事により、
支出を押さえる事を心がけやすいから
」です。

もちろん、平日の方がお金を使いやすいのであれば、
日曜日に決めればいいです。

時間帯も決めて(例えば金曜日の21時等)、
スマホでアラームをかけておけば忘れ防止も簡単です。
忙しくない時間帯を考えて、忘れ防止対策をする。
これで準備万端ですね。

2 おすすめのカレンダー型家計簿の紹介


私がオススメする家計簿のうちの一つをご紹介します。
家計簿を挫折した人向けの労力コストを徹底的に省いた家計簿です。
こちらになります。
以前は超簡単家計簿としてお話しした家計簿です。

私がカスタマイズしたこの家計簿の特徴はコチラです。

★ やりくり費の予算を日当たりで設定
★ ラインマーカーで進捗具合がわかりやすい
★ 衝動買い防止に役立つ
★ 支出のみを記録する(現金を管理しないので楽)
★ レシートの無い支出はイベントの横に金額を記入する(記録に残せる)
★ イベントが起きる前にイベント名を記入するので書き忘れを防げる
★ 現金払いとクレカやアプリ決済などの電子決済との区別をしない
★ 支出は固定費とやりくり費と特別費に分ける
(特にやりくり費と特別費はきちんと分けて、混ぜない)


3 家計簿を書くのに重要なこと


★ 最初から完璧を目指さない

家計管理を最初から完璧にする必要はないです。
まずは記入のみからスタートすればいいです。
記入のみ→記入と集計→集計結果を相談→収支表に記入→ライフプラン表に記入
この5ステップでいいのですが、
最初から肩肘を張ると挫折の素になるので、
まずはやりくり費の予算を立てて、
支出を一か月分記入するだけでオッケーです。

★ レシートに複数の費目がある場合は最も高い金額の費目にする

例えば、ドラッグストアで、医薬品(医療費)2500円、日用品(日用品費)500円、食料品(食費)800円の合計3800円買ったとします。
レシートにはごっちゃ混ぜで記入してあるので、
拾い出して集計をするとかなりの労力を使います。
この場合は思い切って、
医療費3800円と計上して、日用品と食料品は無視してください。
もちろん、こまめな方は別々に集計して大丈夫です。


★ 期間は1日から末日まで

基本的には会計の世界と同じで1日から末日が基本です。
給料日から次の給料日までという区切りをする人もいますが、
入ってきた給料でやりくりするというのが昔の家計管理のイメージですが、
蓄財が上手な人は収入に関係なく支出をするマインドがあります。
一方で蓄財が苦手な人は臨時で収入が入ると、
そのお金を使い切ってしまいます。

もう少し言うと、

お金が入ってくる事とお金を使う事を別々に考える事が重要です。

もちろん、お金が入ってくる額を無視して、
それ以上に使うのはお話になりませんが…
支出を30万円と決めたら、収入が40万円でも、50万円でも、支出は30万円に抑えることが重要です。

逆にやってはいけないことは「意味のない先取貯蓄」です。

毎月給料が40万円で、支出が30万円、貯蓄が10万円の人が、
たまたま50万円の収入があった時に、給料から給料の期間で管理して、
先取り貯蓄を10万円すると、40万円使ってしまうことになります。
本来なら、支出30万円、貯蓄20万円になるはずなのに…
支出をコントロールする事に注力しましょう。

★ 特別費をやりくり費にまぜない

特別費とは毎月かかる支出ではなく、
一年に数回、あるいは数年に一度かかる費用です。

家計管理で重要な事ですが、不確定要素は出来るだけ減らします。
まずは特別費とやりくり費を分けて、
やりくり費は毎月一定の金額を予算立てして、
特別費は前もって金額と支払い月を予算立てをします。


仮に特別費をやりくり費と混ぜてしまうと、
「今月は赤字だから駄目だ」と気分が落ち込みますが、
予め特別費を別に予算立てをすれば、
「今月は赤字だけど、特別費がかかったのだから仕方ないね」と
テンションが維持できます。
また、計画通りに特別費を使えたのであれば、自分を褒めましょう!

★ 優待割引後の金額ではなく、割引前の金額と割引金額を分ける
  (ポイント割引は別で後述します)

例 日用品3520円 優待割引3000円 現金支払い520円
この場合は日用品費3520円 特別費 優待割引-3000円でオッケー
これを日用品費520円とすると、家計管理がゆがみます。
(お金を使っているのに使っていないという記入になります)

★ 不必要な労力は出来るだけ省く
 
(モチベーションを上げるための労力はOKです)

例を挙げます。
〇 日付を記入しないタイプのスケジュール帳を買う
  (家計簿がめんどくさい人は最初は数字を書くのは平気ですが、
   時間が経つとやめる原因にしかなりません)
〇 現金を完璧には管理しない
  (大体の把握をすればオッケーです)
〇 現金移動を無駄に行わない
  (財布や封筒への出し入れ、銀行口座への出し入れ)
〇 家計簿に書く費目の簡略化
  (毎日費目名を書くだけでもやめる原因になります)
〇 円をつけずに金額のみを書く
(円を付けた方がテンションが上がるならオッケーです)
〇 3桁ごと、あるいは4桁ごとのコンマ( , )を書かない
  例 300,000円 30,0000円
(コンマを付けた方がテンションが上がるならオッケーです)
〇 ポイント割引は無視する
例 日用品3520円 ポイント割引20円 現金支払い3500円
この場合は日用品費3500円でオッケーです。
これを日用品費3520円 特別費-20円とすると、
家計簿が複雑になり、手間が増えます。
優待割引の時の対処法とは正反対ですね。
関係ないお話をしますが、
そもそもお店側はそのポイント分を商品に上乗せしているので、
ポイント分安くなっているわけではないです。
昔で言うただの二重ラベルです。
是非、ポイント割引きの二重ラベルに惑わされずに
相場を見て安いかどうかを判断して購入したいですね。

4 実録 実際の10月のカレンダー型の家計簿


では、今回説明した内容の10月のカレンダー型家計簿を書いてみました。
是非、動画を見てお楽しみください。

今後も頑張ります!


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