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さらばiPhone

林檎教信者であった。
映画界からグラフィックス業界に転じてからは、一貫してMacintoshを使った。
今では社会的に認知されたアップル製品も、当時は林檎教を信仰しているというと変な目で見られた。

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何台も乗り換えた。
アップル製品を手にするのは喜びであった。

林檎教信者の夢である聖地、アップル本社巡礼も2009年に実現した。
まだスティーブは存命だが、病気で休職していたので社内で出会うことはなかった。

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iPhoneは日本で初めて発売されたiPhone 3Gを2008年から使っている。
現在に至るまで手にしたiPhoneは9台。

2010年には世界で最初にiPadが販売されるサンフランシスコの旗艦店で前夜から発売記念イベントに参加した。もちろん、日本で遅れて発売されたときには予約をして手に入れた。あのころは街なかでiPadを使っていると憧れの眼差しが向けられた。

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2011年、スティーブが亡くなった。
そのニュースを聞くと、当時通っていたメイク学校を休み銀座のアップルストアへ向かった。同じ考えの人はたくさんいた。

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スティーブが亡くなっても、アップルの躍進は目覚ましい。
私が初めて電子計算機を買った当時はあと数日でアップルは倒産する状態にあった。それが今では株式の時価総額が世界一の企業になった。

だが、スティーブがいないアップルは優等生企業になり、イノベーションが起こせなくなった気がする。
そして私の信仰心も徐々に薄れ、昨年はついにMacintoshを売却してWindowsのシステムを導入した。

iPhoneとiPadは使い続けたが、iOSの仕様が少しずつ使いにくく感じてとうとうiPhoneを売却してAndroidに乗り換えた。
iPhoneとAndroidを比べれば前者に一日の長があることは明らかだ。それでも、乗り換えた。iPadは今私が所有する唯一のアップル製品となった。これは長く残すつもりだ。

予定ではこの文章が投稿されて2時間後にiPhone12の発売イベントがある。
今回はアップルとして初めての5G対応の機種が出る見込みだ。
イベントは前回同様無観客で行われると思われる。作り込んだプレゼンテーション映像は美しく見応えがある。

でも、私はスティーブのプレゼンテーションを聴きたかった。
今では誰もが模倣する彼のプレゼンテーション。
彼こそは教祖にふさわしい人物だ。
スティーブ、あなたはなぜ早く逝った。


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