今の雇われ仕事は、タトゥーは入れれない  懲戒解雇になる
  若い頃とちがって、カラダに何が入ってようがかなりどうでもいい  たまに有名人のタトゥーを見かけるたびに「入れようかな」とか思う  最近は二の腕？脇の下からチロリと見えている、前に流行ったのが入れたい欲が強くなってる
  その前は、今さら眉毛と目尻のアートメイクがしたかった
欲求が鎮火してきたけど、そのタイミングでMRIの撮影だ  何年かおきにMRIを撮る必要にせまられる  再来週に予約が入っている
  神経痛を繰り返していて、これは体質だと思うがそのときはまずMRIを撮る  10年くらい前にかかった総合病院は、建て替えてキレイだった  順番を待ってるあいだ、MRIの鉄の扉をずっと見つめていた  そこにはマスカラがピーンと張りつめた映像がポスターになっていて『メイクは落としてください！』という撮影の警告が描いてあった  メイクしてないと思う、いや化粧水とかって金属ぜったいに入ってないのかな、予約っていうか次なのに順番おそい、頭をグルグルと不安が渦巻いた
  MRIは磁石なのだが、オンの状態だとすべての金属をひっつけるのでかなり危険だ  形も進化して、モノが飛んでも頭の部分に入らないように鉄板とかで保護するように改良すればいいのに、昔から同じカタチ、運悪くモノが入室する事故があると頭をはさまれて死ぬ
  検査が終わるたびに入れ墨してなくて良かったと安堵する 背中一面に虎のタトゥーを入れるのは今生では無さそうだ  いちばん好きな絵は風神雷神なのだが、タトゥーにするには配置が難しい  また来世に期待だ