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おしゃれは算数である(スタイリストのコーデ法)

『おしゃれはセンスではなく、算数である』――フランソワ

 「服の組み合わせ法則をロジカルに解明できれば、誰でも服装で悩まずにすむんじゃないか?」 そう考え始めたのがおよそ20年前。以降、仕事もプライベートも様々なおしゃれピープル達と過ごす中で、おしゃれにある種の規則性を見出すことに成功し、まとめ上げたコーディネート法は書籍化までしていただくことができた。 今日はその「おしゃれをセンスでなく算数で実践する方法」をここnoteに公開しようと思う。

【1】『K値』で服の組み合わせを計算してほどよくオシャレっぽく見せる方法(500円)←本日公開 

【2】女性ファッションの場合の追加法則『カウンターメソッド』(●●●円)   

【3】和服はシルエットより色合わせ、洋服は色よりシルエット(●●●円)

【4】トレンドについて(●●●円)

【5】

 フランソワの提唱する『K値』というおしゃれメソッドは非常に簡単で、要約すればたった2行で済む(実際はもっと掘下げて書いてあるが)。つまり【1】さえ読めばオシャレの基本法則を 理解でき、明日からの服選びが劇的に変わるはずだ。これは普段有料セミナーや書籍の中でお話している内容なので、初見の方であれば間違いなく500円以上の価値はあると自負している 。 

もちろん【1】は性別、年齢、季節、時代を問わずに使える「ファッションコーディネートの大原則」だが、女性服の場合はアイテムバリエーションが男性の倍以上広い(スカート、ワ ンピース、タイツ、ハイヒール等々)ため、もうひとつのコーデ法『カウンターメソッド』が必要となる。そこで女性にはぜひ続けて【2】も読んで欲しい。マストではないが、女性的なファッションやオンオフの使い分け等、女性特有のお悩み解決の一助になるはずだ。 

【2】以降の公開は未定だが、需要がありそうであれば随時公開していこうと思う。 それでは早速、始めよう。 


【1】『K値』で服の組み合わせを計算してほどよくオシャレっぽく見せる方法 

はじめに言っておくが、K値は「おしゃれの基本形」が誰でも簡単にできる方法だ。カリッカリにおしゃれしたい場合は、このK値メソッドをベースにトレンド感やテーマ、シルエット 作りなどの中・上級者向け要素をプラスして行く必要がある。だが、特に男性に関してはこの「おしゃれの基本形」ができていないのに、ファッション誌やテレビを鵜呑みにしてトレン ドやブランドを無闇に取り入れて「服に着られている」ことが本当に多い。ハッキリ言うが、男女とも異性に最もモテるのはこの「おしゃれの基本形」だ。トレンドや高級ブランドは不要、K値による基本形おしゃれさえできれば、ほぼ全ての異性に好印象を与えることができる。

 ちなみに、よく女性は「男の服装は普通が一番いい」と言うが、男性の考える「普通」と女性の求めるそれはレベルが違う。なぜなら基本的に男より女性の方がおしゃれな生き物だから 。女性の言う「普通」を男性の言葉に訳すならば「ほんのりおしゃれ」がそれにあたる。男性は「普段着より少しだけおしゃれ」を目指すべきなのだ。 

では次に、肝心の『K値』について説明する。 


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