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フランケンラジオ
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第305話生きてるだけで疲労困憊

積読を奢ってもらって崩す、という企画の第一号です。奢ってくれた方、ありがとう!

第一号
『生きてるだけで疲労困憊』Rei
ASDとADHDが併発して、幼少期から極めて生きづらい人生を送ってきたReiさんの、いわば半生記というような一冊。

こういう企画をやると、奢ってくれた人に気を使ってしまって、どうしても書評が本を肯定的に読んでしまうかもしれんな、と危惧していたのですが、蓋を開けてみると相変わらずのひどい内容になったのでホッとしました。
これは僕の性根が腐っていることの証左でしょう。

この本はASDとADHDを併発したReiさんの経験を通した、カルテの問診票でしょう。単独での啓発的意味はあまりないかもしれません。
だからAmazonの星は一つがずらっと並んでいるのでしょう。
でも、これは重要な一次情報なので、既存の概念と足し算すると、強烈なメッセージに化ける可能性があると思います。
そういう使い方をする資料でしょう。
具体例としては、中島義道「孤独について」、御田寺圭「矛盾社会序説」。この辺りとの足し算を参考に紹介してみました。

皆さんもこの本を読むのであれば、足し算の「たされる数」を片手に読んでみるのも面白いかと思います。

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