インタビューで呼吸をつかむ
おはようございます、Frankです。
今朝は《インタビュー》についてお話をします。
interview の日本語訳は「面接、面会、会談」です。Thank you for coming to our interview today. と言えば、「本日は当社の面接にお越しくださいまして、ありがとうございます」。
就活中の学生さんなら、殆どの場合「面接」のことを頭に浮かべるのではないでしょうか。
私の場合はインタビューと聞くと「セレブとの対談」。CNNニュースで嘗てラリー・キング氏が米国の大統領をやりこめたあの対談です。
――For want of a better term(良い言葉が浮かばないのですが)
――That’s very well put.(それはとてもうまい表現です)
など気の利いた表現がたくさん出てきます。そう、インタビューは Useful expressions の宝庫なんです。
だらだらと一方通行の話を聴くより、インタビューを聴いた方がよっぽど集中力とリスニング力がつきます。
嘗て時事英語のクラスを教えていた頃、小林敏彦氏著の『VOA英語インタビューの聴き方』(CD付き)を使っていました。
少し古いですが、[質問する力]や[討論する力]が身につく素晴らしい教材です。リピートやシャドーイングで、呼吸をつかんでみてください。
▶ VOA英語インタビューの聴き方 ([CD テキスト])
そう言えば大学時代、他大学とのディスカッションイベントがあると、前もってイングリッシュジャーナルを隅から隅まで憶え、チェアマンの大役をこなしていました。
昔のイングリッシュジャーナルは内容が濃かったです。日本の文部大臣との教育に関するインタビューや、作家で政治運動家だった小田実氏がインタビューアーのネイティブをやりこめるシーンがあったり。
「オレは日本人だ。もっとゆっくり英語を話せ!」実に過激で好きでした。最近のイングリッシュジャーナルは一般受けを狙っているのかどうか分かりませんが Show Biz だからけで私には今ひとつといった感じでした(※2023年10月27日現在、休刊になっています)。
一方的なリスニングで学習のモチベーションが下がった方は、是非インタビュー学習で奮起してくださいね。
――It’s very challenging.(とっても手ごたえがありますよ)
それにしても日本人のネイティブ崇拝は相当なもので、ネイティブが喋る英語はすべて完璧だと思っている人がかなりいます。
只、ネイティブも日本人同様、育った環境や教育レベルも違うので、ネイティブによって表現方法が異なっていたりして、正しいと間違いの基準もまちまちだったりします。
ネットを見ても、間違った英語を使っているネイティブもたくさんいます。変なネイティブコンプレックスを持つ暇があったら、ジャパンタイムズ・ウィークエンドや英語の小説なんかを読んで、センスを磨きましょう。
小田実氏じゃないですが、理論でネイティブをやりこめるぐらいの気概を持ちたいものです。文法もレトリックも完璧な英語を話す人なんて、逆に機械人間(automaton)みたいで気持ち悪いですから。
今日も一歩前進――Make it happen!
【画像】Special thanks to pixabay
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