ディベートをする心構え
私自身、今までヘマや失敗をいっぱいしてきたので、人様に心構えなんて言える立場でもないのですが、今の自分がいい歳して未だ成長過程であるという認識から、せめて私から良いとこ取りだけでもしてもらえればと思い認めることにしました。
以前、私の英語講座でもお話をしたことがあるのですが、ディベートクラスを開講すると必ずといっていいほど毎年約8割の人たちが辞めていきました。それもすべて女性。その理由の殆どが
「クラスは楽しいのですが、試合になるとどうも私自身のことを責められているようで、辛くなります」というもの。
頭では<議論をしている>と分かっているのですが、やはり気持ちでは「(……あんな人に、あんな事を言われる覚えはないわ!……)」とキレてしまうのです。残った2割の方は雄弁が立つ帰国子女でした。
私も人間、イライラしたり、腹を立てたりすることもあります。でも今いい歳になって思う事は「イライラしたって身体に悪いだけ」そう考えるようになりました。
ディベートは勝ち負けのある試合なので、負けると悔しいですし、癇に障ることもあるでしょう。でもディベートの本来の目的は勝ち負けに終始することではなく「どちらの立場をとることが、世の中にとって良いことなのか」を考察し、決定することです。
だから勝ち負けの先にある、即ち「負けた私の立場を押し通していたら、社会に迷惑をかけていた」と思う真摯な態度が大事なんです。
私自身も未熟です。だからこそ、お互い意見を出し合い、切磋琢磨し、自らを磨いていくことがディベートを通したポジティブな考え方であり、生き方だと。
嫌な事から逃げない自分作り。とっても大切な気がします。
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