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ふたり

二人どうして 離れることが答えと

互いの気持ちを無視して

他人になるの…


望んでいたことは一緒だった

ただ言えないだけ

僕は言葉で求め

君は態度で示した


別れは不思議なもんさ

いつも無口な君がおしゃべり

和ますはずの僕が

黙って下を向き頷く


終わりにしようの瞬間

どうして君は泣いてるの…


一緒に居たかった

ただそれだけだったのに

届かない言葉は

二人を遠ざけるんだろう

春を告げる風

冬を惜しむ雨の中

サヨナラを乗せた列車が

やってくる


嫌いだった嘘を

いつの間に僕ら覚えたの…

重たい空気を いつの間に

僕ら作り上げたの…


あのね…の続きを

もしも僕が聞こうとしたなら

今だってちゃんと君の温もり

伝わる気がする


去年交わした約束はもう

叶えることはできないね


ホームへつながる

長い階段振り向き

君が最後に

サヨナラにかえた言葉

「あなたとの恋に幸せを感じれました」

胸に突き刺さる

まだこんなに

愛しい人よ

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