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良質なドローンスクールに出会うには

今回は前回の記事の続きで、ドローンスクールの中身に関してお伝えしていきます。

前回の記事はこちら

前回お伝えした通り、最低基準のカリキュラムで運営している格安ドローンスクールもあれば、内容を充実させて費用以上の内容を盛り込んだ格安ドローンスクールもあります。

今回の記事は良質なドローンスクールの選び方と言ったところになるでしょうか。

まず、最初に考えて欲しいのがドローンスクールに行く意味です。

みなさんがドローンスクールに求めているものはなんでしょう?
ドローン操縦士のライセンスを取得することでしょうか?
それであればドローンスクールにいくことはあまりお勧めしません。

ドローンスクールに行く意味は、ドローン操縦士に必要な知識と技術を習得することです。

みなさんご存知ないかもしれないので、一応お伝えしておきますが、現在の法律ではドローンを飛行させることにライセンスは必要ありません
それだけでは少し語弊があるかもしれませんので、少し解説します。

ドローンにかかる法律は航空法で、その航空法132条に記載があります。
この法律では『150m以上の上空を飛ばしてはいけない』とか、『空港周辺での飛行を禁止する』とか、『人口集中地区上空での飛行を禁止する』など、飛行してはいけない場所と飛行の方法・ルールのところに法整備を置いています。
この内容に触れない飛行であれば、ライセンスはなくても飛行させることはできます。
しかし、法律の詳細、ドローンの機体に関しての知識、また操縦経験などがないため、それを学びにドローンスクールに行くのではないでしょうか。

みなさんがドローンスクールに求めなければいけないものは、ドローン操縦士に必要な知識と技術を習得することだということを、しっかりと認識しておかないといけません。
ライセンスを取ることではないのです。

では、良質なドローンスクールとはどんなところを見たらいいのでしょうか。

簡単に見分ける方法は3つあります。

1、料金と訓練内容がしっかりと明示されている。

2、訓練日数が2日以上のところ

3、定員制の募集をしていないところ

ひとつづつ解説していきます。

1、料金と訓練内容がしっかりと明示されている。
いま何かを調べるときは、ほぼ全ての人が、インターネットを使って検索をすると思います。
そこで『料金がわかりずらい』とか、『訓練内容が明示されていない』というのはお客様ファーストではないと思いませんか?
選ぶ側=お客様がわかりやすいように気を配っているところは、教育にも気を配り、わかりやすく教えてくれることが多いです。
逆に、コースがたくさんあるとこや、わかりずらい記載のホームページのドローンスクールはお勧めしません。
一般ライセンスと安全管理者などでライセンスを2つなどで儲けるところも僕はお勧めしません。
理由としては、安全管理という項目はドローン操縦士にとっては必須のスキルであるにもかかわらず、オプションで選択できるというのは、ドローン操縦士を育成するという観点からすると、違和感があるからです。
一つのコースにドローン操縦士に必要な知識全てを詰め込んであげることは、ドローン操縦士を教育する機関として当たり前のことだと考えます。
なので、ドローンスクールを選ぶときは、わかりやすい料金と内容を提示しているところを選ぶことで、しっかりとした知識及び技術を手に入れることができる可能性が多いと認識してください。


2、訓練期間が2日以上のところ
ライセンスを発行には条件が2つあります。
1、10時間以上の飛行経験
2、飛行に必要な知識を理解していること
10時間以上の飛行経験を2日間での訓練とすると、最低でも1日5時間の飛行経験が必要になります。
飛行に必要な知識は、工学・電波・法規・気象・安全管理などが知識として必要です。
これらの内容は要約しても4時間程度はかかります。
1日5時間の飛行経験と2時間の座学を2日間で行うことは可能ですが、この学び方はお勧めできません。
とは言いながらも、私のFREEBIRDドローンスクールでも2日間の講習を行っていますが、これにはしっかりと理由があります。
ドローンを活用する目的がある人に対しては訓練を行います。
その人はドローンに対しての取り組み方が違うからです。
目的を持ってドローン操縦士としての知識技術を学びに来る人は集中力があります。
なので、1日7時間の訓練でも、集中して講義を受けてくれるからです。
そして、その後も自身でドローンを操縦して学びを続けてくれます。
ドローンの操縦は1日、2日で身につくものではありません。
毎日少しでも操縦をすることで身についていき、それの経験を重ねることで思い通りに飛行させることができるようになります。
このような理由を持って2日間での訓練は実施しています。
ただし、基本的には短すぎず長すぎない訓練が理想的です。
FREEBIRDでは通常1日2講義(1講義=1時間の操縦と1回の座学受講)までとし、最短期間でも5日間の学びとしています。


3、定員制の募集をしていないところ
定員制の訓練性募集は何がいけないかというと、インストラクター:訓練性の比率の問題です。
仮に、訓練性2名に対してインストラクターは1名、機体は1機だったとしましょう。
インストラクター1名で訓練できる人数は1名の生徒です。
機体は1機しかないので1名の生徒は見ているだけの時間があります。
これを訓練時間に含めるとなると、実際その時の生徒の訓練時間は半分になります。
これは正しい教育方法でしょうか?
仮に機体が2機で訓練性それぞれが飛行を行えたとしても、インストラクターは1名です。
一人の生徒に教えているときは一人の生徒は見れません。
訓練性は皆初心者なので、操縦に慣れていません。
訓練性が万が一操作を間違えそうになったとき、この状態ではインストラクターは対処できません。
これはよくない状況です。
ここで言いたいことは、しっかりとマンツーマンで訓練を行ってくれるかということです。
実際にドローンを操縦してもらうとわかりますが、ある程度の性能のドローンは気圧センサー、カメラセンサー、加速度センサー、GPSなどさまざまな機能がついており、非常に優秀で、最悪手を離してもホバリング(空中での静止)をしてくれます。
なので、訓練性2人に対して同時に操縦教育を行うことは不可能ではありませんが、訓練を受ける側からすると、インストラクターとマンツーマンでの訓練が最適と言えるでしょう。

今回の話を要約すると
【ドローンのライセンス取得の目的】
ライセンスの取得❌
ドローン操縦士としての知識と技術の習得⭕️

【ドローンスクールの選びかた】
・料金と内容がわかりやすい
・訓練期間が2日以上
・マンツーマンでの講習

上記内容でのドローンスクールを選べば良いドローンスクールに巡り会う可能性が多くなります。
あとは実際に訓練場所に行って話を聞くこと見ることもドローンスクール選びには有効的です。

ドローンに興味をもち、学ぶ意思を決めたのであれば、是非いい環境でドローンのことを学んで欲しいと思っています。
この記事がみなさんのドローンとの携わりのお役にたてば何よりです。

記事の内容だけでは説明不十分なところも沢山あると思います。
費用相場はいくら?
このスクールはどうなの?
高いところと安いところの違い
など、どんなことでも結構です。
ドローンのことで気になることがあればなんでもご相談ください。
私のわかることであればなんでもお答えします。

そして、今後もこのようなドローンの記事を書いていきますので、ドローンに興味のある方は是非フォローをお願いいたします。

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