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なぜあなたはiPhoneを使うのか?-人間らしさを求めて-

お疲れ様です。
今回のお題が人間がAIに負けないようにするにはどうしたら良いかという問題だったので早速結論から行きたいと思います。

成果主義の勝負に置いて、
人間はAIには勝てない
 と考えています。

まず今回はまず社会的なAIへの期待を見た後に、なぜ人間はAIには勝負で勝てないのかを説明し、その後に人間はどこで勝負していくべきなのかを話して行きます。

1:社会的なAIへの期待値



まず社会的なAIへの期待値を示すものとして、AIに代替されうる仕事は一体どんなものが予想されるのかというものがあります。
その問いに対してエン・ジャパンが行ったアンケートでは以下のような結果が出てきました。

スクリーンショット 2020-01-19 20.05.57

(出典:https://corp.en-japan.com/newsrelease/2016/3245.html)

この表の中ではパーセンテージが高くなればなるほど、AIによって代替されやすくなると予想されているということが示されています。
つまりこの調査によると、事務や経理、コールセンターなどの職業はAIに代替されやすく、逆に営業や人事などはAIなどには代替されにくいという予想がされていることがわかりました。

つまり、単純作業に近しいものほど、AIに代替されやすく、逆に複雑なものほど代替はされにくくなる可能性があると考えられます。

2:なぜ人間はAIに勝てないのか

まず計算や単純作業のスピードで勝つことはできません、これに関してはもはや言及する必要はないと思います。
しかし、自分はそれ以上に単純作業ではない、複雑な仕事も含めてAIが人間よりも優れる日が来るのではないかと考えています。

今の人間が最終的にAIに勝てるポイントとして、”心を持つかどうか”ということが挙げられることが多いです。
しかしこの議論には問題があります。
それは、”心”が人間の生来特有のものであり、AIには学習できないとされている点です。

僕はこの点に関して大きな疑問を抱いています。
本当にAIは”心”または”感情”というものを習得することはできないのでしょうか?
僕はその問いに対して、AIも”心”や"感情"を習得できるのではないかと考えています。

というのは、人間の”心”自体、生来のものではなく、長い歴史の中で形成された文化的な学習の中で、後天的な学習として、手に入れたものである可能性があるからです。

アメリカのジーニーという少女の言語学習と感情表現に関する観察実験は、ご存知でしょうか?
彼女は13歳になるまで実の両親に監禁され、言語習得もままらないままの状態で放置されていました。

彼女に起きた問題は、保護された当初の彼女には警戒心と恐怖という感情しかなかったことです。
もちろん初めての環境ということもあったので普通の人間でもそうなっても当然です。
しかし、このような状態が改善するまでに数年かかり、彼女が自分の態度や言葉で”幸せだ”という感情を表現するまでにはかなりの年月がかかりました。

またこのような話は彼女に限った話ではありません。
世界中には、動物によって育成された人間の子供が何人か存在し、その子供たちには、保護当初には人間らしい感情はなかったとの報告が多くなされています。

つまり、このことから言えるのは、
人間の”心”というものは生来のものではなく、後天的な学習によって身につけられたものである可能性があること。
そして、それゆえにAIも”心”を習得する可能性がないというわけではないということです。



もしAIが”心”を習得していく場合、あなたには勝つ自信がありますか??

3:人間はどこで勝負すべき?

この答えを僕なりに3つ考えてみました。

①死へのプロダクトを強化すること
→人間が持っていて、AIが持たない考えの1つに唯物論的な”死”があると思います。つまり脳死状態だったり身体が激しく損傷した場合、AIはデータのバックアップがあれば交換可能、つまり死はありませんが、人間には死が訪れます。そのことへの恐怖心などはいくらAIといっても学習不可能なのではないかなと考えています。
ゆえに人間の精神的な生死の部分に関しては、人間にしか扱うことが難しく、人間の得意分野になるのではないかと考えています。

②AIを自分の分身と考えて、全員が経営者・指揮者目線になろう
→そもそも仕事が奪われるとかの話は、自分が被雇用者であることが前提として成り立っています。AIが本格的に導入されれば、人間としての雇用者は不必要になる可能性も高いです。
そうなれば、あえてみんな好きなことをすれば良いのでは・・・?というのが僕の意見です。
今までは労働環境に縛られていた人たちももはや自由です。AIはラーニングを間違えなければ自分の分身としても役立ってくれるので、AIを使うことで、今までよりも多くのことができるでしょう!!明るく行こう!!今からあなたは指揮者です。

③それでも人間はAIを選ばない場面がある。
→冒頭に書いた質問がありますね。
そう、なぜみんなiPhoneを使うのでしょうか?

僕の知り合いが営業にいった時のこと。
彼は先方に言われました。
「君の商品より、A社の商品の方が性能がいいから、君のは使わない。私は性能が現時点で一番のものしか使わないことにしているんだ。」
この発言に対して彼はこう切り返したそうです。
「では、あなたはなぜiPhoneを使っていらっしゃるのですか??」
「iPhoneは他社の携帯に比べても耐久性や電池持続時間、他機器への接続性、何をとっても性能は劣っているはずですよ?」
その質問をした後、先方は黙り込んだとのことでした。

ここで言いたいのが、
性能がいいから必ずしも勝つわけではないということ。

あなたは、友人の性能が良いから付き合っているのでしょうか?
絶対に違いますよね。

つまり、どれだけAIが優秀であっても代替できない部分が人間の中には存在しているということです。
ここで言いたいのは優秀だからといって確実に選ばれるとは限らないし、さらに優秀じゃなくても愛されて選ばれる場合もあるということ。
問題はその人のニーズをどう埋めていって、愛されるかということではないでしょうか。


長々としてまとまりが薄かったですが、
僕は以上のように考えています。