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地方創生ってなんだっけ??

お疲れ様です。
12月は卒論の提出等々あってかなり忙しさに追われている山本です。
色々終わったらみんなと飲み行きたいのでよろしく〜〜

さて今回の上に貼った画像は自分の出身地である島根県松江市にある日本最古の(大社造の)神社の1つである、神魂神社です。
この神魂で”かもす”と読みます。
日本創生期の神話である天照や大国主命とかの関係の神社らしいのですが自分にはさっぱりなんのことかわかりません・・・・。
(名前だけがかっこいいなあと思って今回は紹介しました。)


【注意】
僕はこういう問題に関して価値観の癖が強い人間だと思うので価値観強めなのが苦手な人はここら辺でストップしといてください。
今回は本当に強烈に問題に関して批判する部分があります。



さて今回のテーマである”地方創生”に関してです。
すごく大前提的な部分ですが、僕は地方創生はものによってはあまり肯定的な見方はしません。

僕自身の価値観の1つとして
”結果が同じである必要はないが、平等と公平さは必要である”
といものがあり、
そこから派生した人生の目標の1つとして
”大学入学前の子供に対しては、本人が望む限り、分け隔てなく教育が与えられるべきである”
というものがあります。
(*大学入学前としているのは、平等と公平が担保されている状況ならば特殊な事情、親の介護などを除けば、それ以降の自分の未来は親や出生地の状況にあまり影響を受けずに決定できると考えているからです。)


そう考える要因を説明します。
僕は前述にもあるように島根県というかなりのド田舎で育ちました。
幼少期まではよかったのですが、成長するに連れてわかったことがありました。それは自分の出生地で”まともに”行きていくためには公務員になるか県外に出るしかないという現状でした。
僕の生まれた町では経済の衰退から次々にシャッター街となる商店街が生まれ、会社も多く倒産して行きました。
そして県外へと出て将来性のある就職するためには県外の上位大学に入学するという手段もありました。僕は公務員でさえも将来的には怪しいと考えたため、県外へと出る選択をしました。

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(マネーポート 2019/11/25の記事より引用)
https://www.moneypost.jp/604529/2/


しかし県外の上位大学へ入学するためには、そう受験が必要なのです。
しかし自分の出身地のど田舎には十分な教育環境がありませんでした。
自分の高校では受験に関するノウハウも蓄積されておらず、むしろ阻害してくる制度や教師も存在したり。そして何よりもその環境を補助するためにあるはずの全国展開の予備校が1つもない・・・。
なぜなら子供の数が少なすぎて出店しようにも企業としてメリットがないからです。
そんな時に僕を救ってくれたのが通信教育でした。田舎にいても都市部の同年代と同じ教育を受けることができるというのはかなり有難いと感じたのを今でも覚えています。
しかし地方での都市部の相対的な収入の低さから通信教育を受けられなかった同年代もたくさんいました・・・。

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(リクルートの記事より引用)
https://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000937


確かに教育は自分自身の努力ありきのものですが、それは地域格差や親の収入の差が補填されて初めて言えることだと考えています。

子供は育つ教育環境や地域を選ぶことはできません。
僕はいつかこんな格差を日本のどこであっても、世界のどこであっても解決していけるような人間になって行きたいと思います。

そしてそんな目標の阻害要因の1つとして挙がっているのが、”地方創生”です。もちろん例外もたくさん存在します。

地方創生に関しては明確な定義というものがありませんが、首相官邸のHPからの定義を引用すると
「人口急減・超高齢化という我が国が直面する大きな課題に対し、政府一体となって取り組み、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生することを目指します。」
という定義なるそうです。
(首相官邸のHPより引用)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/chihou_sousei/index.html


僕は地方創生をしようとする側が将来の子供の教育を含めた機会を奪わない計画に基づいたものならば良いものと考えますが、そう考えられるものは少ないです。というか今のところないです。

活気が足りないからと無計画に人を招き入れてみたりなどがかなり多いと感じています。これは招く側だけではなく、いく側にも特別な事情がある場合をのぞいて問題があると考えています。
子供のためを思うなら地方を救うよりも都市に行って将来的な選択肢を子供により多く残してあげてほしいというのが僕の正直な想いです。
地域の存続と子供の将来性を天秤にかけるなら自分は確実に子供の未来を選びたいです。

確かに田舎出身で成功する人もいますし、子供にとって都市で住むことや教育が充実することが全てではありません。
しかし親の収入に生活環境が依存してしまうこの社会では、都市出身の人間が田舎で生活することは簡単でも、その逆は難しいのです。
つまり子供が将来的に高い収入を求めて都市に行こうとしても、田舎出身なら難しくなります。

要はのちの選択肢を多く残せるかどうか、収入を絡めた問題がそこには存在します。

今回のテーマに関しては地方創生の成功や失敗に関して各地の事例を元に考察し、知ってほしいという意図での課題だと思うのですが、
僕はこの”地方創生”という言葉自体に違和感を抱いている人間なのであまり表面的な部分には突っ込まずに、もっと根幹的に問題ではないかと思うところに対して突っ込んで行きました。
不快な思いにさせてしまったらごめんなさい、しかしこれが僕が正直に思うことです。


そして最後に地方創生と僕の目標を両立させるために、地方創生が変わらないといけない部分に考察してみました。

それは地方で都市部よりも賃金が上昇するシステムを作ること。
今の時代では直販売だけではなく、インターネットという手段があります。
それを元に本社や巨大支部を東京に置いたまま地方で収入が高い状態を保つことは不可能ではないと考えています。
今そんな企業が増えてきていますが、そんな企業を増やしていくためにも、企業システムのあり方を変革する仕組みやサービスが必要ではないかと考えています。

長文失礼いたしました。

山本