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何度も読み返したい素敵な文章の数々vol.10

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#ビジネス

やりたいことでお金をもらうと心が折れやすい

やりたいことでお金をもらうと心が折れやすい

やりたいことで起業してお金を得て生活するのは、心が弱い人には向いていない。特に自分が事業主になるともうぼこぼこになる。
雇われてやっているうちはまだいい。心を逃がす道がある。でも、大抵の人が起業するとなると、事業主に自らがなる事が多い。
そして、悲しい事になる。

どうして好きなこと・やりたいことでお金を得ると心が折れるかというと、いろんな理由があるし、聞いたこともあると思う。

その前に、大体な

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自分の市場価値を高めたいっていうのは「いい奴隷になります」宣言と同じじゃないのかな

自分の市場価値を高めたいっていうのは「いい奴隷になります」宣言と同じじゃないのかな

自分を安売りしてはいけないというのはごもっともなのだけれど。
じゃあ高く売ればいいのか?というと、「いい」らしい。
でもこれに私はものすごく警鐘を鳴らしたい気持ちになる。

私が自力でビジネスを回してそれで食っていくようになって、はじめて世の中の事が見えるようになった。すべてではないけれど。
ずっと同じ日本語をしゃべって同じ義務教育を受けて育った人たちの世界にあるのに、ビジネスを動かすようになった

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コミュニケーションのゴールは相手の「納得」を作ること

コミュニケーションのゴールは相手の「納得」を作ること

日頃からnoteを書いたりTwitterでつぶやいたりしているからか、伝え方について聞かれることが多くなった。

そうやってコミュニケーションの悩みを聞くうちにふと気づいたのは、コミュニケーションのゴールは『伝える』のもっと先にあるのではないか、ということ。

例えば、顧客に商品を買ってほしいとか、部下にこう動いてほしいとか、自分が相手に求める態度変容を『伝える』ことで解決しようとしてしまうのだけ

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値下げはしない。お客さんの得る価値が減るから

最初から強気の値段設定だった。
でも、クオリティをあげて、強気どころかコストパフォーマンスがいいねと言われるくらいに持っていく覚悟はあるし、それは着実に進んでいる。
なんで値段を強気でいったのか。
それは、売上やキャッシュフローとかいう話以上に、お客さんが得る価値を下げないためだった。

もちろんビジネス形態によって値下げが重要な局面もあると思うけれど、わたしはものを作ってユーザーに売るBtoCの

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山の上のパン屋に人が集まるわけ

山の上のパン屋に人が集まるわけ

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⏩わざわざで購入すると特典付きです。

初めまして。株式会社わざわざの代表の平田はる香と申します。これからnoteに経営のことを中心に書き綴っていきたいと思います。最近の趣味は、会社の現状分析です。夜に好きなお酒を飲みながらデータを見ながら会社のことを考えるのが大好きです。

このnoteにはパンと日用品の店「わざわざ」の経営から考えたことを書いていきたいと思ってい

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お金がないなら耳目を集めろ

お金がないなら耳目を集めろ

SNSをがんばって運用していると、もっと年上の人たちに「なんでそんなに毎日がんばってんの?お金もらってるの?」と聞かれたりする。

まぁ、1つは楽しいからやっている。正確には楽しくなるように仕組化して、楽しみながらも自分に利益が循環して、かつそれで誰かにも利益を回せるようにしたくてやっている。

もう1つは、あけっぴろげに言えば「お金がないから」だ。

言うまでもなく、SNSは初期投資がほぼ無料に

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ソーシャルグッドを欲望する若者たち

ソーシャルグッドを欲望する若者たち

若者はいつでも何かを強く欲望するものだ。こういうことを言うともう僕は若者ではないみたいだが――いや。たぶん若者時代は終わったのかもしれない。

そんな前提に立つことから今回の考察を始めたいと思う。ちなみにいま僕はこの文章を東京に向かう新幹線のなかで書いている。右斜めまえに座っている男は静岡で降りるつもりだったようだが、この新幹線は静岡では止まらない。そんな車掌と乗客との会話の近くでこれを書いている

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「文化的成熟」という代替不可能な価値

「文化的成熟」という代替不可能な価値

『なぜそんなに百貨店にこだわるのか』と聞かれて、はたと立ち止まって考えたことがある。

そこから時間をかけて自分に問い続け、私なりに考えて出した答えが、『百貨店は文化の番人だから』というものだった。

百貨店には、合理性だけでは割り切れないものたちで溢れている。

D2Cの台頭によって原価率やコスパに敏感な世の中ではあるけれど、夢に原価率もへったくれもあるものか、と私は思う。

もちろん、いいもの

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キャラクターは『思考の練りこみ』が100%

キャラクターは『思考の練りこみ』が100%

先週、bosyuさんのイベントでゆうこすさん・キャスター石倉さん・HARES西村さんとSNSの話をしてきました。

ゆうこすさんはtoCのファン、石倉さんはtoBのファンに特化したSNS運用をされていて、私はその中間くらいの立ち位置なのでそれぞれの戦略や考え方は私もとても参考になりました。

そして終わった後にトークを振り返ってみて感じたのは、全員言い方は違えど受け手への『想像力』によってファンを

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硯田悪歳無く、酒国長寿有り。

硯田悪歳無く、酒国長寿有り。

9月に入ってからの3週間は、『息つく暇もなく』という比喩がこれほどぴったりくることもないと感じるくらいにめまぐるしい日々だった。

『忙しい』を言い訳に約束を破るのは社会人としてあまりよくない態度だと思っているので、マガジンを含めnoteがほぼ更新できていなかった点については完全に私のスケジューリングの甘さゆえです。すみません。

とはいえ『大変だった』と言い訳するのは自分の主義に反するので割愛す

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ビジネスモデル2.0図鑑 #全文公開チャレンジ

ビジネスモデル2.0図鑑 #全文公開チャレンジ

書籍「ビジネスモデル2.0図鑑」を2018年9月29日にKADOKAWAより発売しました。発売前の9月12日から予約開始にあたって書籍の内容を全文公開することにしました。無料公開自体は多数の事例があるものの、発売2週間以上前に、ビジネス書で1記事に全文無料公開するのはおそらく初ではないかと思います。なぜこんなことをしたのかは最後にちょこっと書いています。Amazonの案内もありますので、内容をみて

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個の時代に消費されない「ドア型人材」という生き方

個の時代に消費されない「ドア型人材」という生き方

こんにちは、岡山史興です。

企業や地域のブランディング、事業開発を生業とする(株)am.の代表取締役で、「次の70年に何をのこす?」をテーマにしたメディア『70seeds』編集長を務めています。

このnote『恐竜は死ぬ』では、右肩上がりを前提としない「小さな営みの時代」を生きるための経営や生きかた・働きかたの話をまとめています。

先日、私はTwitterでこんなつぶやきを投稿しました。

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嘘が嫌いな人、ここに眠る。

嘘が嫌いな人、ここに眠る。

欧米には「墓碑銘ジョーク」というのがある。その人がどんな生き方をしたかを面白おかしく言うんだけど、そこに「嘘ばかりついていた男、ここに眠る」と書かれるのはイヤだよね、って話です。

ついこの前撮影した写真でまだ発表されていないんですが、ある人がタバコを吸っています。広告に関わる人なら絶対にあり得ないビジュアルだとわかるはず。

発端は俺がある人の写真を個人的に撮ったことなんですが「こういうカンジで

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『ファッション』とは何か

『ファッション』とは何か

私は何かを定義づけたり明文化することが好きなので、よく『○○とは何か』について考え、新しく定義したり、自分の中の定義をアップデートしたりしています。

最近考えていたのは、『ファッションとはつまり何なのだろう』ということ。

ファッション=洋服という狭義のファッションではなく、例えば『○○のファッション化』というとき、私たちはそれをどういう意味で使っているのだろうか、ということについてなんとはなし

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