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何度も読み返したい素敵な文章の数々 vol.4

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#思っていること

もう一度あなたに勘違いできるだろうか

もう一度あなたに勘違いできるだろうか

恋は勘違いのようなもの。

こんな言葉を耳にしたことがあるのだけれど、一体どこで耳にしたのだったか、そもそも耳にしたのではなく目にしたのだったか、それは定かではない。定かではないのだけれど、確かにその言葉はわたしの中にある。

確かにそうなのだろうなあ、なんて思う。誰かを好きになるきっかけなんて、たいていほんのささいなことで、そこからのめり込むようにして想いを募らせていきました。

ひとりで(あー

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飲みこもうとするそいつに、わたしは全力で抵抗する

飲みこもうとするそいつに、わたしは全力で抵抗する

それはいつでもわたしの周りに漂っていて、気を緩めていると突然ふわりとわたしを包みこむ。

ぞわっとした寒気のような感覚のあと、襲ってくるのは強い吸引力。洞穴から風が吸いこむようにして、わたしのことを引き寄せようとする。

わたしはいつでもその風から逃げ出そうともがいて、必死に抗いつづけている。

……たとえるならば、こんなイメージ。

わたしのメンタルががくりと不安定に傾くときの印象です。

これ

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フィルター越しの欲求

フィルター越しの欲求

「これがほしい」「あれがやりたい」「どこそこへ行きたい」「あれが食べたい」

人間の欲求は果てしない。欲求があるからこそ、物事へのモチベーションが上げられるという側面もある。

ただ、この欲求は、正しく育まれなければ健全に持てないものなのかもしれない、と思っている。

何度か話したことがあるけれど、わたしは何かを選ぶとき、真っ先に値段を見るくせがある。それは自分のお小遣いをもらい始める前、幼少期か

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好きなことは、がんばらない

好きなことは、がんばらない

好きこそものの上手なれ、という言葉がある。これは、まったくもってその通りだと思う。

たとえば、わたしに文章を読み取る力がついたのは、本が好きで読みまくっていた幼少期から小学生時代の土台があったからだろう。

文章をそれなりに書けるのは、呆れるほど書いてきているからだ。呆れるほど、というのは、小学一年生の頃、月一冊自由帳を潰し、毎日書かなくていい“あのね帳”を毎日書いてはトータル冊数学年一位に

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数に惑わされない目がほしい

数に惑わされない目がほしい

今は、とかく簡単に数で判断基準が示されてしまう。

Twitterでは、フォロワー数で大人気ないやりとりが発生しているところを見かけるし、実際にフォロワー数にこだわりを持っているアカウントを運営している人だっているでしょう。

リツイートが増えたら「バズった」と言われ、内容によっては時の人のようになることだってあります。

このnoteだって、フォロワー数はTwitterに比べて読み手側に与える印

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