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何度も読み返したい素敵な文章の数々 vol.4

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#編集note

言い切るときの主語は誰ですか

言い切るときの主語は誰ですか

曖昧な発言は、良しとされないことが多い。

自信がなさそうに捉えられてしまい、それが信頼感の欠如にも繋がるからだろう。

方向性をずばり指し示してくれる、言い方は悪いけれど「口が上手い人」は、多くの支持を得ることが多いように思う。

昔でいえば、小泉元首相だとか。政治家でも起業家でも、「言い切る」ことができる人は、周りに安心感を与えるのか、人気に火がつくことが多いように感じる。堂々とした様子に、「

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わたしの浅瀬は誰かの深みかもしれない

わたしの浅瀬は誰かの深みかもしれない

人との関係性において、わたしはひとりで空回ることが多々ある。

相手の態度が何となく冷たく感じたり、連絡が途絶え気味になったりすると、「何かやらかしちゃったかな」と考え込むクセがある。

たいがい、それはわたしの勘違いであることが多い。突然解決をして、「あ、また考えすぎだったんだな」という結論に至るのがほとんどだ。

高校生のとき、大好きな友人との仲が1年半こじれたのも、結局はわたしの考えすぎが原

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憧れは時に鋭い凶器になる。

憧れは時に鋭い凶器になる。

僕は常に誰かに憧れを抱きながら生きてきた。

ふとそう思った。僕の人生を振り返ってみると憧れのオンパレードだった。学生時代はクラスの中心にいる人気者に憧れていたし、社会人になってからは会社で大活躍する先輩に憧れていた。スポーツ選手や芸能人に対してもすぐに憧れを抱いていた。みなさんはどうだろうか?

憧れの対象は日常に無数に存在している。この人の◯◯な所とても素敵だなあ。◯◯な所かっこいいな。こんな

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情報ではないもの

情報ではないもの

情報化社会と呼ばれるように、今は濁流のような情報が毎日ひっきりなしに溢れている時代だなあと思う。

好きではない言葉のひとつに“情弱”があるのだけれど、そうした言葉が生まれるくらい、今は多くの情報があり、知る人と知らない人の差が激しいのだろうなということがわかる。

「人生は、知るか知らないかだけだ」……というコピーがあったのは、デスノートだったっけ。まあ、そういう側面があるのは否定できないひ

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数に惑わされない目がほしい

数に惑わされない目がほしい

今は、とかく簡単に数で判断基準が示されてしまう。

Twitterでは、フォロワー数で大人気ないやりとりが発生しているところを見かけるし、実際にフォロワー数にこだわりを持っているアカウントを運営している人だっているでしょう。

リツイートが増えたら「バズった」と言われ、内容によっては時の人のようになることだってあります。

このnoteだって、フォロワー数はTwitterに比べて読み手側に与える印

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