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ムスタンへの旅 09 ( ローマンタンに )

バスが渓谷に入って2時間が過ぎたころ、河原に人がいるのが見えた。
渓谷が少し広くなったところに渓谷の上の村から道がついている。
降車する人、荷物を受け取る人たちが馬で村に帰っていく。

2度ほどこのような停車を繰り返しバスはCharang(チャラン)の村近くの
川岸のバス停に到着。

 ここには多くの人が集まっていてボードゲームをしていた。

ここで食事をとりさらに渓谷の上にあるチャランの村にバスは向かう。
あの多く集まった人々はチャランの村からこのバス停まで雪かきに集まった人々だそうで。物資輸送を担うこのバスは冬の季節の生命線なので村人皆でこの道を守っているそうだ。

トラックバスの終着点チャランは素晴らしく美しい村。
(写真は後日 晴天時に撮影したものです)
ここに宿泊して明日ローマンタンに向かう事も出来るのだが時刻はPM2時
村人に状況を尋ねると、今の状況なら急いで歩けばローマンタンまで陽があるうちに着るだろう,と言うので急いで出発することにした。

村を外れたところからローマンタンまでの約20Kmがヤクの放牧地。

途中昔の人々が暮らした洞窟住居を数多くみることができる。
一度チョコレートを食べただけで強い風の中を歩きに歩き・・
この日のやっと念願のローマンタンに到着する事が出来た。