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しゃべるの苦手問題



おしゃべりな人がうらやましい。

わたしは、しゃべるより圧倒的に聞くのが好きで。
自分の話はさておき、人の話を延々聞き続けて、これから先の60年を生きていきたい人間です。

初対面のときにしゃべること。何回か会ったことある人としゃべること。久しぶりに会う人としゃべること。10年来の友人としゃべること。

ここだけの話、とか、その場の空気感、とか。
どれもその時々にしかしゃべれないことで、しゃべるというのは、一番「生」を感じられることだと思います。

その人がいま考えていること、感じていること、今までやってきたこと、これからやりたいこと、悩んでいること、嬉しかったこと。
同じことを経験しても、同じようには感じないし、その、視点や感性を伝えてもらえるって、すごいことだと思って。

ああ、そうだ、その「しゃべってもらった内容」を、誰かに届けたい、と思って、自分だけのものにするのはもったいない、と思って、ライターになりたかったのだ、わたしは。


人がなにかをしゃべってくれる、相談してくれる、っていうのは、ある程度の信頼関係がないとできないことだなあ、というのを、最近思いました。
いろんな人から、いろんな話を聞きたい。この人になら、話してもいいかな、って、思われたい。

それと同じくらい、自分の言葉も大事にしたい。
うまくしゃべりたい、っていうより、自分の思ったままを伝えられるようになりたいです。
そして、わたしに、しゃべってもらった内容を、ちょっとだけわたしの視点を加えて、誰かに届けられるような人になりたいです。



600文字しか書いてないのに、しゃべるって12回も書いた。

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