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NJPRG非公式プレイエイド/【フリーランス・ニンジャ】V1,1


(データは調整中のものであり、随時変更・追加される可能性があります。)

2019/8/2 V1,1 コネクションと警戒対象のオプションルールを追加。

運転ヤクザはナビゲーション装置を確認した。「トコシマ地区のインターチェンジで降ります。40分前後で到着しますので戦闘準備をお願いします」ブラックヘイズは紫煙を吐き出した。ソウカイヤ・リムジンの強力な空調装置があっという間にそれを吸引する。「準備?俺はプロだ、常にエマージェントだ」 【ネクロマンティック・フィードバック】より

ネオサイタマの闇は深く、そして複雑である。ソウカイヤが網を広げ、死神が彼方から見下ろし、暗黒メガコーポがサーチライトを照射しても…いや、それ故に間隙は常に存在しうる。そこに住まうのは、不安定な平穏に胡座をかいてやがて来る滅びを待つものだけではない。網と網の隙間をくぐり抜け、己のエゴとカラテを持ってして生き抜く者達…フリーランス・ニンジャ達がそこにいるのだ。

フリーランスであることと名声

前回の記事では様々なニンジャ組織に所属するメリット・デメリットを紹介した。そして、この記事ではあえてどこの組織にも属さない…フリーランスとしてニンジャの道を歩む者達のためのルールを紹介する。

その最大の特徴は、受けられる依頼の幅が非常に広いという事だ。ソウカイヤのヤクザビジネスに付き合っても良い。オムラの新製品でサイバーツジギリをし、ヨロシサンの実験体を護衛するのも良い。ニンジャ組織に当てのない弱小企業やヤクザクランから高額な護衛料をせしめるも良いし…何も持たぬ者達の声に耳を澄ませるのも良い。だが、この自由さとコインの裏表になるのが決断による責任である。誰に味方し、誰を敵とするのか。慎重に考えるべきだろう。

【名声(フリーランス)】:名声(フリーランス)は、傭兵としてのあなたの価値、評判を表す。フリーランス・ニンジャが他組織の名声を得る際は、得る名声を1/2にしてフリーランスに変換される(端数切り上げ)。例…【名声:ソウカイヤ】を全員+2得る時、フリーランス・ニンジャは【名声:フリーランス】が+1される。

フリーランス・ニンジャの特徴

①各キャラクターはアジトを持つことができ、それを自由に改造できる。
②【万札】:5を支払う事によって、余暇を一日分拡張できる。(1回のみ)
②余暇においてモータルハントが可能。ただし、判定のダイスで「1」を出した場合、ソウカイヤに睨まれ【名声:フリーランス】が-1される。
③ミッション報酬は当然、ニンジャが全て取る事ができる。
④スキルやジツの組み換え、ニンジャソウルの闇の克服などといった行為に余暇を使用する場合、【万札】の必要量を半分とする。
④「ふわふわローン」によってカネを借りる事ができる(シナリオ終了時に2割増しで徴収され、返済できなければキャラロスト
⑤カルマ・ロンダリングは基本的に行えない。ラオモト・カンと出会える機会を待つべきだろう。また、フリーランス・ニンジャは性質上「成長の壁」を越えるための修行相手にも恵まれにくい。要注意だ。
名声ボーナス:フリーランス
【名声20】以上:伝説的な傭兵。もし雇うことができれば、その作戦には成功したと断言できるとまで言われる存在。もっとも、この域まで達せる者は殆ど居ないが。スキル「●●歴戦の勘」を得る。(原作:オメガ)

【名声10】以上:一流のニンジャ傭兵。高いミッション成功率、そして帰還率を誇り、戦況をひっくり返す奥の手となる。それぞれが自身の「スタイル」を持ち合わせており、それを行う事を依頼主に認めさせられるだろう。サイバネ/バイオサイバネ手術で事故が発生しなくなる。ミッション開始直前にブラックマーケットを使用できるようになる。(原作:ブラックヘイズ、サイサムライなど)

【名声5】以上:ある程度名のあるフリーランス・ニンジャ。何度もミッションをこなし、生き延びており、あらゆる状況で「戦力として期待できる」信頼を得ている。ミッション開始時、「オーガニック・スシ」か「トロ粉末」を無料で一つだけ入手できる。(原作:ヘンチマン、バードハンターなど)

「●●歴戦の勘」:屍山血河を越えて生き延びた者だけが持つ「生」への本能的な勘。【体力】が0以下になる場合に使用を宣言できる。【カラテ】【ニューロン】【ワザマエ】の内好きな能力値で難易度U-HARD2の判定を行い、成功した場合即座に戦場を離脱できる。

組織とのコネクションと警戒度(オプションルール)

フリーランス・ニンジャは、当然多くの組織と関わっていく事になる。それは多くの味方と…敵を生むことだろう。それを表すのがコネクション・ルールである。かなり複雑で影響が強いため、採用する場合は慎重にNMとプレイヤーで相談する事。

【名声:フリーランス】が4の倍数に達する度、任意の組織に対する「○コネクション」を得る。コネクションは重複して取得でき、「○コネクション(ソウカイヤ)LV2」のように表記する。最大3レベルで、レベルが上がる程効果は高まっていく。

「○コネクション」を1LV以上持つ場合、その組織に所属する事を選ぶこともできる。その場合、【名声:フリーランス】を失い、【名声:(所属組織)】を同値得て所属を変更する。所属した組織に対する「○コネクション」と「○警戒対象」は失われる。(逆に言うと、それ以外は残る。)

また、「○コネクション」を得る際、2個「○コネクション」を得る事を選んでも良い。そうした場合、「○警戒対象」を得る。これも「○コネクション」と同様に、重複して取得され、最大3LVまで上昇する。(基本的に、これまで敵対した組織に対して取るのが望ましい。また、警戒対象はダイスで決めるのもいいだろう。)

「○警戒対象」は、キャンペイグン中の一時的なペナルティなどとして使用するのもいいだろう(ex…ザイバツに呪われたソウカイヤのチーム、など)

コネクションを得れる組織一覧と効果
『○コネクション(ソウカイヤ)』:ネオサイタマの裏を牛耳るニンジャ組織、ソウカイ・シンジゲートとのコネクション。LV1の場合は【名声:ソウカイヤ】を5、LV2の場合は【名声:ソウカイヤ】を10持っていると見なす。LV3の場合、ソウカイヤに所属した際に【名声:フリーランス】を失わずに所属を変更する事ができる。(ソウカイヤはフリーランス上がりのスタイルを信用する。)

『○コネクション(オムラ・インダストリ)』:重機械分野で強大なシェアを持つ暗黒メガコーポ、オムラ・インダストリとのコネクション。LV1の場合は【名声:オムラ】を5、LV2の場合は【名声:オムラ】を10持っていると見なす。LV3になった時、望むなら専用の「▶▶▶▶レリック・サイバネフレーム」を製作できる。

『○コネクション(ヨロシサン製薬)』:バイオ関連分野を制圧し、多数の生物兵器を率いる暗黒メガコーポ、ヨロシサン製薬とのコネクション。LV1の場合、「薬物依存/バイオインゴット欠乏症」の狂気を無効化できる。LV2の場合は【名声:ヨロシサン】を5、。LV3の場合は【名声:ヨロシサン】を10持っているものとする。

『○コネクション(湾岸警備隊)』:ネオサイタマ軍を指揮下に置く戦争狂によって率いられた、最も無慈悲な軍隊組織、湾岸警備隊とのコネクション。LV1の場合は【名声:湾岸警備隊】を5持っていると見なす。、LV2になった場合、「湾岸警備隊用トレーニング施設の利用」と、「特殊ブートキャンプ」を行えるようになる。LV3になった場合、【名声:湾岸警備隊】を10持っているものとみなす。

『○コネクション(INW)』:トコロザワ・ピラー49階にラボを置く、悪魔のニンジャ研究所INWとのコネクション。LV1になった時、ソウルの格を無料で判別してもらう事ができる。LV2の場合、リー先生のラボ施設(ジツの増強や回復)を利用できるようになる。LV3の場合、ラボの利用料が半額となる。

『○コネクション(日本政府)』:黒鉄の官房長官が策を巡らせ、暗黒メガコーポに対抗する日本政府とのコネクション。LV1になった場合、【万札】20以下の価値のアイテムを、LV2になった場合、【万札】50以下のアイテムを一つ得る。LV3になった場合、「**」価値のレリックを一つ、入手する事ができる(データはNMと相談して決めること)。

『○コネクション(小規模メガコーポ)』:大型メガコーポの影で、戦力を伸長させようとする小規模メガコーポとのコネクション。オナタカミ(一部)やヤマナンチ、リロン・ケミカル、スゴイテックなどだろう。LV1の場合、毎シナリオの終了時に【万札】5を得る。LV2の場合は【万札】15となる。LV3に達した時、即座に【万札】50を得る。(ボーナスはずっと得られる)

また、このコネクションはカタナ・オブ・リバプールなどの「外資系メガコーポ」を選択する事ができる。そうした場合、コネクションLV3に達した場合は海外にスカウトされ、キョート経由でネオサイタマからおさらばする選択を取る事もできる。

『○コネクション(ヤクザクラン)』:ネオサイタマの各所で幅を効かせるヤクザクランに顔が広い事を表すコネクション。LV1の場合、専属の「オイラン」を一人得る。LV2の場合は、任意のミニオンを3人まで選んでアジトに配置できる。LV3の場合は、5人まで選べるようになる。また、この効果で得たミニオンは死んでもすぐに補充される。

警戒対象を得れる組織一覧と効果。

1:『○警戒対象(ニンジャスレイヤー)』:ネオサイタマの死神、ニンジャを殺す者からの決断的な殺意。取得者は、「Wasshoi!判定」を行う際【DKK】+3で判定するLV2の場合は【DKK】5が最低値になる。LV3の場合、取得者がニンジャスレイヤーからの攻撃を受けた時、回避難易度と受けるダメージを+1する。

2:『○警戒対象(サヴァイヴァー・ドージョー)』:脱走バイオニンジャの奇妙な軍団。彼らは家族を傷つけた相手を許しはしない。LV1の場合、執拗な嫌がらせで【体力】の最大値が1減少する。LV2の場合は【体力】【精神力】の最大値が1減少する。LV3の場合、【体力】【精神力】の減少量は2となる。

3:『○警戒対象(イッキ・ウチコワシ)』:ネオサイタマを騒がせる革命的暴力組織は、反動の化身、旧体制の擁護者である貴方を憎んでいる。LV1の場合、フリーランスの効果で余暇を延長する際にかかる【万札】が+3。LV2の場合、自身のアジトで行う全てのトレーニングに-1の修整を受ける。LV3の場合、自身のアジトで行うトレーニングではダイスの振りなおしができなくなる。

4:『○警戒対象(ペケロッパ・カルト)』:電子の神を奉じるハッカーカルト。その標的に選ばれてしまったらしい。Lv1の場合、余暇終了時に所持している【万札】が-5される(0以下にはならない)。LV2の場合、【万札】が-10になり、足りない分は勝手にローンにされる。LV3の場合、【ハッキング】判定の難易度が常に+1される。

5:『○警戒対象(ソウカイヤ)』:ネオサイタマの影の秩序、無慈悲な略奪者。彼らはあらゆるニンジャを支配下に置くか、殺すのが目的だ。LV1の場合、「モータルハント」で名声が減少するのが、判定で「1」を出した時だけでなく、「1~3」を出した時になる。LV2の場合、「モータルハント」が行えなくなり、あらゆるブラックマーケットの商品が2割高になる。LV3になった場合、即座に「ソニックブーム」か「ダークニンジャ」と戦闘になる。(どちらが来るかはNMが状況によって判断すること。)

6:『○警戒対象(ザイバツ・シャドーギルド)』:ネオサイタマで名を響かせる貴方は、キョートからも冷たい呪いの眼差しを向けられる事になる。LV1の場合、「ジツ拡張サイバネ」の有無に関わらず、ジツの暴走が発生するようになる。LV2の場合、「ジツ成長の修行」で振るダイスの出目が-1される。LV3の場合、ジツの発動難易度が常に+1される。










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