※シーズン１のネタバレがでてきますので、注意してください。

「13の理由」のシーズン1を全て観終わったとこです。とりあえずの感想としては、かなり心が持って行かれたということです。暗くて重い気分になりました。ただ、話はしっかり面白いし、サスペンス調なのでどんどん気になってしまい結構一気見しました（一気に観ないとずっと暗い気分から抜け出せなくなりそうだったからというのもあります）

前回の記事で書いていますが、本当にこのドラマが自殺の助長に繋がってるのか？というのを確認したかったのですが、結論としては確かにみんな演技も上手く、映像も丁寧で現実的で、大人の私でさえもリバティー高校の生徒であるような目線になってみていたりもしていました。なので、同じような状況にある子が観た場合、救いがなく（最後に図書館の男性は声をかけてあげていたがもう決意が固まっていた）誰も話を聞いてくれなかったり必要とされないと感じて同じような選択しかないと考えてしまう場合はあると思いました。

この選択の理由はやはりブライアンから受けたレイプが完全なるトリガーになっているので、同じ経験をしている子にはかなりきつい内容だと思います。ただ、このドラマを通して何気ない高校生活でそれぞれがどう考えているかなど理解できる部分もあるので、完全にアウトな作品ではないのではないかと。また、衝撃的な内容が含まれるストーリーの前にはきちんと警告がはいっていますので、心構えはできます。

一番問題だと言われた、自殺シーンですが私が観たときには削除されていました。個人的には削除しているのは正解なのではないかと。私でさえあのハンナの決意の表情の先に実際何をしたかを映像で見せられたら精神的ダメージは深かったと思います。まして、それを10代の子が観てしまったら、ドラマに引き込まれている分、もっとリアルにダメージをくらってしまうかとおもいます。

正直、全部見終わってからハンナの心情をとっても考えてしまって、、、あのテープは告発であり、死をもって復習しているかのようでもあるので、これが正しい行動だったかは謎だし、でもハンナのこれまでの辛い経験を踏まえたらこうせざるを得なかった気持ちもわかります。

Netflix側は「13の理由　現代が抱える社会の闇を考える」も配信しており、専門家から被害者の乗り越え方などしっかり議論と提案がされているので、Netflixサイドはきちんと製作しているとおもうます。

シーズン２とシーズン３も配信されていますが、脚本的にはシーズン１で話は完結しているので、この先進むかはちょっと保留したいと思います。
でも、アレックスの容態やジャスティンの家庭環境など気になる点はあるんですけどね......

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