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生きやすい世界へ。正しいと信じていること=正しいわけではない【思考の穴を読んだ感想】

こんばんは。
社会人になって刻々と日数が過ぎています。
その中で、やっぱり人間関係って難しいな。というか、そう
感じさせているものは何かということで、日々試行錯誤している状態です。
多分これは、日本に住んでいる方も、海外に住んでいる方も、
同じ人間である限り、私と同様に皆さんも頭を抱えている悩みだと思います。

最近、書店で見つけた「思考の穴」という本を読んでいますが、
これはその悩みに答えてくれるような内容になっています。
ちなみに、これは、イエール大学で講義している内容を書いている本なんですが、めちゃくちゃ面白くて、大講堂が毎週大満員の講義の内容みたいです
既に、100万部を超えており、非常に世界的にも有名な本になります。

で、もう終わりに近い所まで読み進めていますが、
凄く面白くて、皆さんにシェアしたいと思い、書きました。
というのも、この本のサブタイトルが、

「わかっていても間違える全人類のための思考法」

になるので、やっぱり人間の脳の構造とかも含めて、解説されてあり、
この本を読むことで、身の回りの人間関係で起きているトラブルや、
個人が気にするべき部分。逆に、気にしなくて良い部分がわかってくる

ので、少しでも理解しておくと、多分、世の中をより、快適に生きやすくなるんじゃないかなと思うんです。

この本を読んで、役に立ったと思う内容を、私なりに解釈して、
私の言語で紹介しますので、もし興味があればご覧ください。
もしかしたら、内容と違う場合もあるかもしれないので、
そこはご了承ください。正確な内容を知りたい方は、本書買われること結構お勧めします。
役に立った内容を3つにまとめてご紹介しようと思いますが、まずその前提として、以下の内容をご紹介します。

自分が信じているものの裏付けを得ようとする

まず、前提として、人間は論理的で合理的であると信じている人は、その理由を説明できる裏付けをまずは準備するようです。
これは、どの人にも当てはまると思っていて、特に、信じる傾向が強い人ほど、そのメリットをひたすら集めては、納得するという行動をとっているようです。なので、この信じているものが正しいかどうかという確証バイアスにとらわれずに、再度、問いを立てることが出来る人は、人間の心理を理解しているからで、きっとより良い選択肢が出来るんでしょう。これは、今から私が役に立ったと思う考え方においての前提として知っておいて頂きたい知識の一つです。多分、多くの方は既にご存知だと思いますが、、

あなたの皮肉は実は全然通じていない

題名からわかるでしょうか?実は、冗談で言っていることって、相手にとって、冗談で言っているかどうかって見分けられる確率って実験結果で言うと、50%程度らしいんです。これくらい冗談としてとらえてほしいよね。って思ってる人。気を付けたほうがいいかもしれませんよ。相手は、冗談として受け止められず、もしかしたら、密かに、敵意を燃やしているかもしれません。(笑)っていうことが、この本で分かってしまいました。
それくらい、人って、自分が思っている以上に、相手を理解できていないし、理解もされていないようなんです。この本の筆者は長年連れ添った夫婦でも、赤の他人でも冗談に対する反応の結果って一緒だったらしいんです。
親しき中にも礼儀ありって諺、あながち間違ってないかもしれませんね。←
なぜこの内容を選んだかというと、先日冗談を私に言ってきた上司の人がいるんですが、私は本気として受け止め、ちゃんとした答えを介したら、そんな冗談もわからないの?とは直接言われてないですが、少しバカにされたので、「くそー。」こんな冗談を理解できないなんて、悔しいと自分がダメなように思っていたからなんですが、この内容を読んで安心しました。(笑)
そして、上司に対して少し敵意を密かに持っています。(笑)
っていうくらい、人って、こんな冗談通じるでしょ。と思ってることって、
意外と通じてないらしいですよ。これは本に出るくらいなので、本当なんでしょう。それくらい、人間って他人を理解できているようで、理解できていないみたいなんです。

自分の持っている情報で考えてしまう

これは、多分皆がやりがちな内容だと思うんです。私もそうだと思いますし、身の回りを見ても、それって本当に正しいんですか?って意見を言いたくなるくらい、自分の情報で固めて論破してくる人もいるので、ついこの本を読みなさいよ。って説教したくなってます。(笑)多分、皆さんの周りにも自分の常識を押し付けてくる人がいると思うので、世の中に世界も不正解もないんだから、気にしなくていいよということを心の底から伝えたいです。ただ、そんなことを人を選ばずに誰にでも言ってしまうと、頭の固い人と口論してしまい、関係が悪化すると思うので、その事態を避けたい人は、自分の心の中でだけで、抑えておきましょう。(笑)無駄な戦いをしても、消耗するだけなので。ただ、これを知っておくと、その人に対して気にする必要がなくなるので、精神的に楽になると思います。っていうくらい、この本にもわざわざ書いている内容なので、やっぱり良く割る話なんだと思います。要は、自分の知っている情報だけで、判断してしまうようですね。知識を知れば知るほど、知識の呪いという風に言われていて、知っているせいで間違ってしまうという現象も起きてしまうようです。このことを知っているだけで、だいぶ違いますよね?知識ではそういっていたけど、その知識って本当なの?って問いただせるので。

人は全然「相手の視点」から考えない

人間ってどうしても自分の視点にこだわってしまうようです。会社のプレイヤーとしてスーパープレイをしていた人が、教える側になったとたん、何を言っているかわからない。全然理解できない内容を伝えられている。
なんてことはありませんか?これはノーベル賞を受賞した天才たちにも当てはまるようなんです。(笑)これって、相手の不得意な部分があらわになってしまっているだけで、その人が、指導者として適切かどうかは、また別の次元のようなんです。つまり、仕事を教えてもらう時に悩まなくてよくなりますね。(笑)この人何言ってるかわからない。仕事は出来る人なのに。
私が仕事出来ないんだ。じゃなくて、その人の教え方がへたくそなんです笑
やっぱり、世の中にはわかりやすい指導者の人がいます。
その人から教えて貰えれば、多分理解できるんでしょう。でも
そんな更にスーパーマンに出会える確率は低そうなので、あまり期待は
持たない方がいいかもしれません。(笑)
これとは別に、ただ、少し朗報というか面白い内容が書かれていて、個人主義と集団主義という文化背景によって、この相手の視点に立てるレベルの違いが出てくるようなんです。特にアジア人は、中国も含めてなんですが、宗教的に似ている部分があるので、年上が大事であり、集団を重んじる行動が大事であり、他社を気遣う姿勢が非常に重要視されている民族です。
勿論、日本人も同じです。なので、注文をするときにも、上司が頼んでいるメニューに合わせる。というのが一般的だと思いますし、皆さんも理解できる部分ではないでしょうか。
でも、アメリカなどの個人主義の国は、なんで違うの頼まないの?むしろ、皆が同じの頼むほうがおかしいという感覚を持っています。集団主義の文化は協調性が何よりも重視され、会議でも変なことをあまり言えない雰囲気があるのは、理解できます。ただ、個人主義では、皆と違うことが素晴らしいという考えを持っているようです。だからこそ、他社を理解するという思考が身に付きやすいのは、集団主義みたいなんですね。
だから、阿吽の呼吸が通じるのは、集団主義だからこそなんでしょう。
これはしたらいけないよね。皆もそうしてるから。という考え。
この考えって、結構深いと思ってます。ビジネスをするうえでも、
集団主義の人と、個人主義の人とでは、おそらく対立構造が生まれやすいんじゃないかなと。
私が勝手に想像するに、集団主義の人が気を使いすぎて、個人主義の言いなりになってしまう構図がある一方で、個人主義としても、集団主義の人と話すと全部イエスだなとか、自分の考えをなぜ言わないんだってイライラする原因になるのは当たり前な気がします。
自分が良ければそれでいいっていう構図も、社会の貧富の差に対する寛容度にもそのまま当てはまる気もしますし、家庭における構図も変わってくるような気もします。
ただ、前提としては、人は相手の視点に立って考えられないというのがあるので、自分があいての視点になって考えているつもりでも、おそらく一生理解し合えない部分も人間対人間では出てくるものがあるのではないかと思うんです。(笑)
だからこそ、そうなりがちな人間の性質を知っておくのと知らないのとでは、行動や考え方も変わってくると思うので、ここは共有しておきたかったポイントでもあります。
ちなみに、更にミクロで考えると、上司と部下という間柄でも部下は上司がなんで理解してくれないんだ。というのは、不満に思っても仕方がないかもしれませんね。上司も理解しているつもりで言っている場合もありますが、本人がそのことに気づいてない限り、多分厳しいです。ただ、たとえ気づいていたとしても、完全に理解しあえる状態になるかはまた別の話ですね。

最後が凄く長くなってしまいましたが、
人間は合理的に行動しているつもりでも、していない。
人間は自分が一番凄いと思っている。ということをお伝えして終わります。
ちなみに、EQが高い人は、人を理解できる能力が高いという指標になります。
サイコパス気質の人って、人の気持ちが読み取れる人らしいんです。
悪用も出来るし、プラスにも使える。そんな技術ですね。

この本には、この内容以外にも、かなり私生活、仕事でも役に立つ
内容が他の内容でも紹介されています。
今日は、その1部の身を紹介しましたが、もし、機会があれば、
読んでみてください。人間って、面白いなとつくづく思うきっかけになる気がします。(笑)

では。

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