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リューン~風の魔法と滅びの剣~感想-6/5 東京公演初日

   こんばんは。暑くなってまいりましたが、今日は非常に過ごしやすく、豪雨で辛い思いをした懐かしの日本青年館ホールも優しい色合いをしておりました。そんな中「リューン~風の魔法と滅びの剣~」を観劇してまいりましたので、感想を書いていきたいと思います。
   ネタバレの等ありますので、ご理解いただけると幸いです。


・あらすじ   

幼なじみのリューン・フローとリューン・ダイ。
   ふたりともに15歳。
   リューン・フローは一角狼座の芸人、リューン・ダイは戦士の修行中。
   ふたりはまるで兄弟のように仲が良い。10年前のあの戦争で両親を失った。
   ある日、ふたりは伝説の「滅びの剣」を見つけてしまう。それによってリューン・フローとリューン・ダイの運命の歯車が狂い出す。
   「滅びの剣」を手に入れようと軍勢を率いて現れた大国の長・ダナトリアは、村を焼き払おうとする。リューン・ダイはその剣を手にし、 敵も味方も関係なく皆殺しにして消えてしまう。
   失意のリューン・フローは、 友であるリューン・ダイを殺すための旅に出る……
(公式サイトより)

・日本青年館ホール感想


   どの駅からもだいたい歩きやすいのですが、私は千駄ヶ谷が一番近いかな〜と感じました。国立競技場を脇に見てずっと歩けばいいので迷わない。道すがらオリンピックのモニュメントも観れるので、お得感もあるかも。
   椅子についてはちょーーー硬い!お尻がきついです。
   前回はライブパートは立っていたので平気だったんだな。最後のシーン本当にきつくてもぞもぞしてました。
   劇場自体は1階も緩やかな傾斜があるのでどの席からも見えないシーンなどはないかと思います。前の人が身長高くてもまずまず大丈夫そうな印象。

・本編感想

   いや、これはすごいわ。
   ストーリー自体に目新しさがあるわけではなく、D社みたいだな〜なんて思いながら見ていたのですが、もうね演技力とパフォーマンスで殴ってくる。
   最近流行りの映像での演出はもちろんライティングも綺麗だし、華やか。
   曲が全体を通じていい。いや、今歌う!?みたいなのがないのがいいところだな〜(ミュージカルとして大切だと思います)

リューン・フロー(藤原丈一郎さん)
   Vジャニーズの飛鳥くんの方。夢でクルージングしてくれる子。
   おとなしい役なのかな?   と思ったら変な行動力があるフローを魅力的に演じてらして、とても好演。再演だからか、プレビュー公演を超えていたからか表情がしっかり作れていて、たたらの島でのシーンが一番好きだな。
   あの時フローが吹っ切れたのが伝わってくる。狂気の一面がすごい。
   西の洞窟でのファンルンとのやりとりがすっごくすっごく可愛くて(ファンルンがおどけるのを制するシーン)、ニコニコしていたらそのあととんでもないものを見せられてしまった
   フローは人に愛される才能も、愛する才能も格段にあった。藤原さんもきっとそうなんだろうな。
   カテコの時に甘噛みしてるのにスルーっと流すところが好きだった。

リューン・ダイ(大橋和也さん)
   Vジャニーズのいちごちゃんの方。プリンを食べ過ぎてプリンプリンの子。
   滅びの剣に呑まれる少年役という難しい役をとんでも身体能力で演じている。身のこなしが華麗。
   ダイが剣の獣と歌うシーンが大好き。ダイとしてのセリフを発しながら、獣のように荒くるしい動きをするのってきっと容易じゃない。
   ドラゴンと戦うシーンと苦しみながら村の人を切るシーンも好き。
   とにかく歌が上手くて、甘いのにハスキーで好きにならざるを得ない。
   カテコの時に、男性のお客さんが「フゥッ!」って言ったのにたいして「ありがとう!」って返したのがもーもー可愛かった。「拍手〜!とかフゥッとか嬉しくなっちゃうよね!」ってかーわーいーの〜!
   藤原さんよりもダントツで噛む。

ファンルン(溝口琢矢さん)
   ダイス先生に教えを請う大学生役。ダイス先生に指示されフローの旅に同行することになるが──
   我らがみぞたく。今回も天才でしたよ〜!食堂のシーンでのダイス先生へ自身の成果を見せるシーンの無邪気さから、滅びの剣を掘り返すべく夜の泉にこっそりいる不穏さとか。可愛いだけじゃないぞ!って前半から伝わってきてドキドキした。
   「徴兵制があって3年間行っていた。戦場に出たこともある」って言いながら二刀流で戦うシーンすっっっっっっっごいかっこいいし、戦場に出たことがある!?うそ!?血なまぐさいの??そんなに可愛いのに!?もじゃもじゃの癖っ毛帽子から飛び出してるのに!?
   全編を通じて含みのあるセリフが多いな〜とは思っていたのですが、二部でまさかの裏切り。敵国のスパイだったなんて……ポップな曲調で暴力を軽く歌う様はまさに狂気でしたし、「人を傷つけるのが好きなんだよ」「満たされるだろ俺の欲が」など問題発言多め!
   容赦なくフローを傷つけ、ファンルンの言うことを聞かないから耳を落とし、「俺のために歌わない声ならいらないな」と舌を切り落とす。とんでもボーイ。
   今までにない(少なくとも昨今のイメージを覆す)溝口琢矢ここにきましたよ!
   全溝口ファンに見て欲しい。sexyだから。   カテコでは溝口さんがお兄さんに見えてジーンときてしまいました。主演2人をニコニコと見守るその様は……じぃは嬉しゅうございます……こんなにご立派になられて……って感じ!


   とりあえず、もう一公演みる機会があるので、楽しみたいと思います!
   ファンルンの伏線楽しみだぞ!

   それでは。

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