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スナイパーの意外な使い方

俺は珊瑚蛇、派手な縞模様と猛毒で有名だ。ここアマゾンのジャングルに住む。足もなく体をくねらながら進むなんて、鈍くさそうって?とんでもない!獲物に素早く食いついて猛毒で麻痺させ飲み込む。人間みたいに2本の足で、えっちらおっちら歩くよりよっぽど切れがいい。

その人間が俺を狙っているんだ。なんか大きな音の出る筒なんか持って茂みに隠れたりして。俺の皮は美しくて高価だからな。全くうざったい。
奴はスナイパーというらしいが、俺もスネイク、蛇のスナイパー、音も似ているだろう?

今日、ついにそいつと対面した。俺が飛びついて思いっきり噛みついたのと、奴がズドンと撃ったのがほぼ同時。眼があったとき、しとめた!と同時にニヤリとした。

体に弾が食いついて意識が遠のく俺、奴も同じで倒れたまま・・・どっちが先にくたばるか。奴の仲間の足音がしてきた。奴は死んでもなんにも残さないが俺は高価な皮を残す。まあ俺の方がいい使い方ができるってもんさ。

           おわり(412文字)


たらはかにさんの企画に参加させてください。
よろしくお願いいたします。

かなり無理があるかもですが、スナイパーの「意外な使い方」には
参りました。お題難しすぎる~~~
ちなみにサンゴヘビはもう少し小型です。皮が高価で売れるのか
どうかって?実際捕まえて売りに出してみてください。(≧▽≦)


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