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群青の寺院、暁の海、白の風

表題の景色ってイメージ出来ますか?
私の今の率直な心象風景です。

あなたの、あなただけの心象風景とは一体どんなものでしょうか。

私の国は長らく物騒で殺伐としていました。
ここで言う私の国とは私自身を指すものです。

テロに屈しない強い国造り。
鎮圧、制圧。
そんな事がいつしか私のテーマになっていたのも今は昔。

まるっきり今はその様相が消え去っています。
海と空が反転したかの如き静かで揚々と朗々とした夜明けを感じています。

とても平和です。
長く長く、凪を保つことを是として来ました。
今は凪を優に超えて、水面がそよぐ自然な景色です。
決して揺るがせない、決して揺らがせない、そんな頑なさが消え去った夜明けです。
荒れる時は荒れるままでいい。

そんな自然な在り様を私が容認する。
荒ぶる時も健やかなる時も私は私で在るという自然さを甘受する。

私によって私の全てが認められる国です。

不自然なつくられた景観は、それはそれで多くの役割を果たし私や周囲にも実りを齎した。
勿論そうでない側面も持ちます。
でももう、私の時代はそれを必要としない。
その時が私にも漸く到来しました。

あなたの国、時代の動きはどうでしょうか。

在るが儘を楽しめる心境。
移り変わる時間、景色、季節を映し出す澄んだ晴れやかな水面には生き物の命が躍動する。

あなたの空や海や陸と繋がっている私の国。

波打ち際や雨や風で私とあなたの自然な国交が結ばれる。

陽は登り沈み、時に隠れまた覗く。
全ての天候が健やかに私に訪れる。

そんなことを実感する今宵です。
いつもあなたのご協力感謝します。

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