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ケアマフ、またの名をなごみマフ

ケアマフってご存知ですか?
筒状のニット製品でイギリスに於いては認知症の高齢者ケアの場で活躍しているそうです。

こちらが参考記事です。

以前私も触り心地のよいものを触りながら怒るには高い技術力を要するという記事を認めました。

私が冬場に使う湯たんぽのカバーにも似たような工夫がなされています。
両側から手を差し入れられるポケット付きのカバー。

あたたかな温もりをまずは両手で享受できるところが気に入っていて、手を入れては毎度喜ぶという楽しみ方をしていました。

心底ほっとするんです。

しかしながら既に暮らしの中にはパーカーのポケットに代表されるポケット文化とも呼べるデザインがあって、冬場にはついポケットに手を忍ばせてしまう。
私にとってポケット文化とは文明です。

とはいえ夏場にはそんな事をしない私です。
しなくても常に緊急避難場所たるポケットを私たちは提供されているのにあまり使っていない。
「或いは気付いていない機能」というものに満ち溢れているのでは?と感じています。

あなたはどうでしょうか。
あなたにとっての新文明、何か心当たりはありますか。

心身を緩めたい時、寒くて力む時、私は布地や毛糸、犬猫のふくふくとしたお腹などに自然に吸い寄せられるようにして手を忍ばせてしまいます。

毛糸や布製品の中には何だか呼吸を伴っているように感じられる安らぎがあるように思います。
犬猫の柔らかなお腹に等しい息遣いのようなもの。
ましてや手作り品ならば、作った人の想いが受け取り手へと優しく手渡されているようなそんな気さえします。
あたたかみの乗算。

自然と吸い寄せられるものってあなたにもありますか?

また、この参考記事の素敵なところはそのニット製品を作る方も解放されているというところです。

「わっかるわー」と唸ってしまいます。
『お前編み物しないだろうよ』という容赦ない慈悲のない御意見が聞こえて参りそうですがこの感覚自体に同意頂けるあなたも割といらっしゃると感じます。

双方共に解放され、満たされて、巡って行くような工夫とデザイン。
色や香、音も参画する五感の暮らしのデザイン。

やっぱり安心は基本のき。
安全な環境づくりから生まれ来る安心感を、共に大切にしていけたら幸いです。


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