改めて 車を売る理由

無題

売却契約を白紙に戻して、駐車場の解約を止めるか、といったことまで悩んだ思考プロセス

【現状認識】
ゴルフをやめて年間走行距離が激減。上の子供達はそれぞれの活動が増加。赤子を連れて買い物には、ストローラーが必要、車に乗せられた方が楽。都心で徒歩圏内にホームセンター、食品スーパー、小規模スーパー、100円ショップ、ドラッグストア等充実。旅行も全国を旅歩いて、新鮮味がない。子供達が望まない限り出かけたいと思わない。

【金銭面の分析】
目先1年保有の場合
駐車場代 年間約38万円
自動車税 約4万円
自賠責保険、重量税、車検 約10万円
任意保険 約4万円

エンジンオイル・エレメント交換 1万円
夏冬タイヤ交換 5,000円×2=1万円
見えている範囲で 約58万円

車の売却代金 27万5千円(来年は査定がつかない)
ここまでで計約85万円

その他ランニングコスト、高速道路料金(5万円:車を持っているとどうしても遠出してしまう。また、首都高の料金が上がる)、ガソリン代(8万円:5,000km強でカウント:燃費悪い)、関連パーツ代、洗車代、駐車料金等雑費(2万円)

これでざっと年約100万円かかると考えられる

一方で、電車代の増加、レンタルカー使用、タクシー代の増加分を約10万円と見込む。

差し引き90万円程度のプラスとなる。

車検年以外のことを考えると、13年まで乗るとして、あちこち故障もあるから単純に現在の売却代金を4で割って年7万円償却で見るのは危険。また新車に乗り換えないと、廃車代がかかる。

乗り換えを想定すると、13年乗るつもりなら、中古車よりも新車の方がコスパがいい。しかし、最近の車は高く、新車から数年は車両保険もつけるため、上記の差し引き90万円の数字から大ブレはしない。

【感情面】 
フルセグ地デジをつけながら、子供たちがリラックスして乗っているのを眺めるのは気持ちがいい。さほどのものではないが、幾度かのDIY修理を行っていて愛着があり、購入後8年半と使い切った感がない。保有していて走り回ると多少リッチな気分になれる。

一方で、車を保有していると使わなければ勿体ない、という意識がストレスになる。売却すると、このストレスがなくなる。運転に付きまとう面倒くささ、運転時に他のことができないというストレスがなくなる(電車移動なら本もタブレットも読める)。車がいつ壊れてもおかしくない、事故にあうかもしれないという不安がなくなる。車検やらタイヤ交換やらエンジンオイル交換の手間もない。洗車の心配もない。

結局、リッチな気分が重要だというなら、これまでよりも多く、贅沢なレストランで食事をするなど、気を紛らわすといった対応がある。(予算24万円くらい:2万円×12)

【レジャー】
デメリットとしては、遠出が億劫になり、行動範囲が狭まって、子供たちの見識を広げられない。最寄りのレンタカー会社が8:00-20:00のため、すいている深夜の時間帯の移動の場合、夜借りて、駐車料金を払い、混んでいる時間帯に帰ってくる必要があるなど、時間に融通が利かない。また、チャイルドシートのセッティングの手間、ガソリン満タン返しの際のいらいら、徒歩5分とはいえ店舗への移動の手間、狭い車、映らないテレビ、予約の手間、眠くても運転を頼めないことまで考えると、レンタカーはあまり使いたくない。カーシェアも、少し距離があるし、十分な量の供給がない。
メリットとしては、近場で済ませることで新たな発見ができる。遠出に際してプランを考えたり、渋滞を避けることを考えたりしなくて済むようになる。

家族に遠出を求められたら、年2回程度、1泊2日で家族全員で新幹線での遠出を検討。大阪2往復だと、交通費25万円 宿泊料金20万円 その他5万円で計50万円 (一方で車を使用しても、宿泊代、入場料等で20万円はかかるだろう)

【買い物】
デメリットとしては、近場のスーパーでも、重いものを運ぶのに多少苦労する。ちょっと遠出して、安く買い物をすることができなくなる。歩く量が増えて疲れる。荷物を運ぶのが疲れる。重いものを運ぶのはつらい。雨の日、暑い日、寒い日が不便である。
メリットとしては、買い物につきものの、駐車場代を気にしなくて済む。渋滞等を意識したりいらいらすることがなくなる。天気が良い日なら自転車で体を動かすのも気分がいい。近場の買い物のために駐車場からの車の出し入れのタイムロスがない。

金額面での分析では、近場での生活雑貨購入、宅配の増加で、年2万円程度、負担が増加する。近場での購入、宅配の増加は時間のセーブにつながる。

【緊急事態対応】
デメリットとしては、迅速に動けない。タクシーが捕まらない恐れがある。ただ、比較的タクシーが多い場所でもあり、タクシー配車アプリ導入もあって、そこそこ対応可能な気がする。
分析としては、遠いところに出かけるのに年4万円くらい費用が増加する。お金に換算できない部分がある。

【その他のデメリットについて】 
荒天時の習い事の送り迎え、とっさの買い物対応、公共交通機関での赤子の泣き声。これらはいざとなったらタクシーを使えばよいし、近くの小型スーパーやコンビニで対応できる

【まとめ】

全体で考えると、年間30万円程度をベースに、レストラン面、生活水準下方推移が気にならなければ年間80万円程度までのキャッシュアウトの減少が考えられる。
一方で、気分転換面の不安(車があっても鬱だったが)、自分の親への不義理感(もう2年くらい行っていない)、緊急事態への対応等、モヤモヤが残り、漠然とした不安がある。変化に対する順応面では、お金が浮くし、というメリットが考えられる。
車で移動する頻度が高まり、また必要ということになると、必要なレベルの車を購入し、駐車場も一から借り直せばよい。ただそれだけのことである。
モヤモヤした気持ちは、自分の収入、資産に照らして、お金の面のメリットだけでは解決できず、まずは持ち続けることのストレスと持たないことのストレスを純粋に比較することが大事になると考えた。そして、たいして使わないのに持っているなんて馬鹿馬鹿しい、と結論付けた。昔の自分のブログを読んでいると、車を購入する時、移動手段として購入するのはつまらない、ドキドキするから買うのだ、と記載していた。必要性が下がっている今、保有することにトキメキを感じられない。だから売ることにした。

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