ランニング

昨日、朝にゆっくり起きたいと書きましたが、そんな私も4~5年前に朝活をしていた時がありました。
今では考えられないけれど、その時は5時に起床して、ランニングをしていたのです。

始めたきっかけは、尊敬していた人が毎日マラソンをしていたからです。
マラソン人口はとても多いので、珍しくはありません。私が驚いたのは、その人がランニングを始めたきっかけです。
その人は、あることを学ぶために働きながら学校に通っていました。勉強もしっかり取り組み、優秀な成績も修めていたそうですが、あと一歩自分を輝かせたいと思ったそうです。
その時、更に勉学に打ち込むのではなく、毎日継続できる習慣を作り、それを実行することにしたのです。選んだのがランニングでした。
その人は、ランニングも途中で投げ出さず、優秀な成績で卒業し、学んだことを活かせる職に転職しました。転職後もまだ走っています。

私はその話を知り、電撃が走りました。
自分を伸ばす為には、そのことばかりに打ち込むことしか方法は無いと思っていたからです。そして、私も自分自身を成長させたかったので、走ろうと決断しました。

そうと決まれば、苦手な早起きも頑張れました。知り合いに目撃されるのが嫌だったので、早朝に走ることにしたのです。
寝ぼけ眼で走っているのは私だけだと思っていたら、以外にも走っている人、ウォーキングをしている老夫婦や、犬の散歩など、人と出会うことがあり、皆さん早朝から健康的だと感心してしまいました。

「おはようございます」と、すれ違う人に声をかけられます。
すがすがしく、健康的で爽やかな朝の交流ですが、突然走り出したランナーは、ゼーゼーハーハー言いながら走っていたので、挨拶を返すことがとても苦しかったのです。
それでも、「おはようございます」と返しました。失礼な態度は取りたくない気持ちが勝ったので、なんとか声を絞り出していました。
朝の交流って素晴らしいと感じたいところですが、実際は人とすれ違うのは避けたい気持ちで走っていました。

始めはそんな状態でしたが、毎日走れば段々息があがらなくなり、途中で歩くこともなく走れるようになっていきました。

もともと外出中はイヤホンで音楽を聴かないのですが、走る時もイヤホンで音楽は聴きません。
すると、途中で寄る公園で変な音が聞こえてきたかと思うと、エゾリスが出現することがありました。あの音は、エゾリスの鳴き声だったと思います。変な鳴き声です。
でも、朝の静けさの中でしか拾えない音だと思うので、走っていなければ体験できないことです。しかも、エゾリスには毎日会えません。
「今日は会えるかな?」と、毎日走る楽しみになっていました。

ある時、一度だけアカゲラと出会えたことがあります。
公園の近くの道を走っていると、木をつつく大きな音が聞こえました。音の方を見ると、頭が赤い黒い鳥がキツツキのように木に止まり、懸命に木をつついているのです。
慌ててスマホを取り出している間に、飛び立ってしまいました。
アカゲラとの出会いは、走り続けているご褒美だったと思っています。

一度だけ息子が一緒に走った日もありました。
私のペースと息が乱れない走りに感心してくれたのが、ちょっと得意な気持ちになれました。

春から始めたランニングは、雪が降って終了です。次の春まで、ランニングへのモチベーションを保つことが出来ずに、もう走ることはありませんでした。
朝走ると気持ちがスッキリし、帰宅後の朝食準備や洗濯がシャキッとできました。いいことばかりなのですが、今では朝5時に起きてまで走れないと思ってしまうのです。

でも、もうひとつ理由がありそうです。
もともと、自分自身を成長させるために始めたランニングです。私はぐんと成長したんだと思います。
目標達成し、ランニングも終了したと捉えています。尊敬しているあの人は、目標達成後も走っていますが、そこまで見習えたなら、想像以上の成長ができるのかもしれません。

そう考えると、まだまだ伸びしろがあるようなので、ランニング熱は冷めたものの、ウォーキングなど、今の自分に合っている運動を新たに習慣にしくなりました。そうしたら、あんな夢、こんな夢も叶っていくのかもしれません。

運動の楽しみ方は人それぞれですが、本当にそれぞれのようです。

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☆らん☆

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妻として、母として、ひとりの人間として、日々の出来事や考えたことを綴ります。
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