Uzurv:患者向けのライドシェアサービス

ウェブサイト: https://uzurv.com

医療サービスを受けるための交通手段はヘルスケアの重要な要素である。そしてそれは数字にも表れている。アメリカのヘルスケアに関わる交通機関市場規模は2017年で約218億ドルであり、2026年までには315億ドルが見込まれている。患者が病院やクリニックに行くための交通手段が必要なのは明確であり、ライドシェアの会社がそのニーズに入り込むのは当然であろう。

Uzurvは非医学的交通(つまり緊急性のない医療機関への搬送)のライドシェアのサービスを提供している。ハンディキャップのある人や病人などの乗客をターゲットにし、ドライバーは乗客の車の乗り降りをサポートできるといった様な特別なサービスを提供できるよう訓練されている。乗客は同社のアプリでドライバーを選び、必要に応じて配車・予約する事ができる。自分が気に入ったドライバーを頼むことで、乗客はいつも変わらない安全なサービスを期待できる。

ドライバーにとってもUzurvのサービスは有益である。乗客がドライバーを選ぶ事が可能なため、サービスに満足した乗客から繰り返し仕事が入るようになる。このレピートによって、ドライバーはより安定したキャッシュフローを得ることができ、スケジュールも管理しやすくなる。さらに、特殊なサービスも提供するため、ドライバーがUzurvによって得られる収益は通常のライドシェアよりも遥かにレートが良い。

さらにUzurvのドライバーにとって良いことは、Uzurvで働きながらも他のライドシェア、UberやLyft等のドライバーとしても働くことができ、副収入を得られるという点である。他のライドシェアで十分稼げないドライバーは増えてきており、この副収入源はドライバーにとって大きなメリットである。

UberやLyftもこの非医療的ライドシェアサービス市場に参入し始めている(因みに、Uberは2018年にUber Healthをローンチした)。この競争においてUzurvが他のライドシェアと違う主な点は、乗客がドライバーを選ぶことができるという事である(UberやLyftはこれを許可していない)。乗客のドライバー選択の自由は、乗客だけでなく、ドライバーに対しても有益であり、重要な競争上の強みであると考えられる。

但し、ドライバー選択の自由の懸念点は、ドライバーが同プラットフォームを利用し続けるインセンティブが足りない可能性があるという点である。ドライバーがプラットフォームを利用せずに直接乗客と連絡を取り合うリスクは十分ある。しかし、Uzurvはまだ始まったばかりであり、どのようにドライバーにバリューを与え続けるか注目すべきだと思う。


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