2022年1,2月 ポスト/ネオクラシカル振り返り


あけましておめでとうございます。2月ももうすぐ終わりますね。更新が遅れていたのは気のせいです。きっと。

さて、2022年一発目の2ヶ月間は、シングルのリリースが目立ちました。小粒ですが粒ぞろいです。


1. Alaskan Tapes - 「O Woods/Wake」, 「Lapse/Woodlands」

Alaskan Tapesのシングルが2枚リリースです。
シンプルな構成のピアノ音とアンビエントを絡めた作風で、噛めば噛むほど味がする名工と言っていいでしょう。
新作アルバムの発表も近いかもしれません。


2. Wataru Sato - 「Fading Spaces」

昨年の年間振り返りでも取り上げた、国内のネオクラシカル勢Wataru Satoの新作アルバムです。ドラマチックな展開が見所で、何かのサウンドトラックにそのまま使えそうな完成度!(既にその方面で活躍されているのかも)


3. Tim Linghaus - 「Way Back Home(Solo Piano)」

ピアノ系ネオクラシカルでここ2年ほど偏愛しているTim Linghaus御大の新作です。ノート同士の間が絶妙で、その息遣いと温度感が哀愁を誘います。そして!なんと今年4/29にアルバム「Provenance」が発表されるそう!これは楽しみです。先行シングルもいくつか発表されているので要チェック。


4. Jim Perkins & Anna De Bruin - 「Immersed in Clouds」

弦もののネオクラシカル職人Jim PerkinsとAnna De Bruin(演奏)が組んだEPです。Tim Linghaus以上に進行自体はシンプルなんですが、弦の振動を活かした表現が白眉で、これまでこのアプローチに特化した作品はあまりなかった気がします。曲自体は短いのですが、満足感は非常に高め。年間通して聴きそうです。


5. Julia Gjertsen - 「Formations」

電子音もののネオクラシカル。Tim Linghausリスナーはぜひ。


6. 北航平 - 「After Loss」

国内のアンビエントアーティスト北航平の新作です。アナログノイズのさじ加減が絶妙で、全体に漂う独特な浮遊感をブーストしてますね。
なお、今年あたまに2012年以降の過去作品が複数枚サブスク解禁されたそうです。聴きまくりましょう...!



*



では5月あたまにまたお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?