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合気道、おすすめ本:「合気速習」は、稽古での実体験で疑問だったことが解決し、日常生活にも精通する

どうもー、ドイツでフリーランスのエンジニアをしています、Arisaです。
さて、この3月で合気道を始めて以来稽古に少しでも多くいきたくて仕方がないこの頃ですが、稽古ができる曜日は決まっているので、稽古がない日は合気道の本を読んで気を紛らわせています。

(一度熱中すると、プログラミングもでしたが、なぜか人に教えられるくらいまで極めたくなるんです 笑)

意外と合気道関連の本はKindleが少なく、海外在住だと欲しい本が入手困難なのですが、今日は最近見つけた数少ないKindle版合気道関連の読破中の本と、そこで発見したことをシェアしたいと思います。


読破中のおすすめ合気道本:「合気速習」倉部誠 著

日本になかった超上達システム【合気速習】〜筋力を超えた技ができる5つの原理〜
単行本:¥1,620
Kindle版:¥1,500
Amazonはこちらhttps://amzn.to/2KKRDZF

noteでここ数日どうやら埋め込みが調子悪いようなので、上記に本のリンク載せておきます。
興味のある人は是非Kindleの試し読みで少し見てみるのもアリかと思います。

合気道と筋力増強の関連について、この本では序盤に書いてあるのですが、ここは自分の実体験と本当に重なる部分があって、一番「そうそう、確かにそうだった」となりました。

簡単に言うと、合気道が効く人と効かない人が実際は居て、1つの理由として、屈強すぎる人や自分と比べて明らかに筋肉量がかなり多い人がそうですよ、ということです。

どんな体験がそうだったかというと、稽古で、とある人と技の練習をしていて、私が技をかけたときに上記の本に書いてある体験が起こりました。

その人は身長が190cmくらいある男性で、骨格自体が大きく、筋肉質とまではいきませんが、それなりに筋肉量はある、明らかに私よりも大きな相手でした。
私自身は165cmの身長で、正直なところ、住んでいるドイツでは服のサイズはいつも最小なので、体重からして明らかに負けています。

この3月に地元で稽古していただいたときと、ドイツに来てからの4月の稽古で、だいたい自分より身長が低いか、同じくらいかという方と稽古をして来たので、自分よりも明らかに大柄で身長も大きい相手とは初めて技の練習をしたということになります。

では、結論からして彼に合気道の技が効かなかったかというと、効かなかったです
もちろん入門して間もない私の合気道ですし、彼自身もまだ日数が経っていないということだったので、お互いの合気道のスキルの問題の方が大きいかもしれませんが、彼に技をかけたときだけ、明らかに効かなかったんです。

感覚としては、合気道には力に任せて技をかけるという考え方がないのですが、彼には他の人よりも、気持ちもう少し力がないと技がかからなかった感じです。

先生はそのとき、私の腕の型や相手を後ろ受け身にさせる体制に持っていくときのコツを教えてくださったのですが、やっぱり先生が技をかけさせてくれたときの感覚と、彼以外の人と組んだときの感覚はすごく似ているんですが、彼は明らかな体格差による効力が効かないような感じがしていたんです。

ちょっと不思議だったというか、力を抜いて、相手の力を利用してバランスを崩すことを意識することが核と思っていた合気道が、それだけではなく、「自分の筋肉量と相手の筋肉量で、気の部分が優れていても相手の軸を崩すことができない場合もある」ということでした。

どうやら合気道開祖の植芝盛平先生やお弟子さん達も、力を必要としない合気道であっても筋肉をつけるための鍛錬を欠かさなかったそうですが、納得です。
合気速習の著者もそう書かれていましたが、私も似た自分の経験がついこの前起こったばかりだったので、この内容は特に「そうそう!これだったんだ!」となりました。


合気速習を読んで日常生活にも合気道が精通すると思ったこと

上記の私の体験と本で読んだことがリンクしたときに思ったのが、何事も偏りがあっては単独のことが優れていても全体で見たときには意味がない / 効果がないこともあるということでした。

私が合気道を好きになった理由でもあるのですが、合気道の考え方や合気道を通して学んだことって、驚くくらい日常生活にとても役立っています。

だから、海外フリーランスや未経験からエンジニアに転身したことだけでなく、合気道関連の記事も書こうと思ったくらいなんです。

さて、今回日常生活にも精通することに話を戻しますが、具体的に上記で何が言いたいのかということですが、例えば完璧なものは存在しないということに例えてみるといいかもしれません。

私は一旦海外でCA就職をしましたが、1年ほどで心身ともに蝕まれていく感覚に耐えきれずに辞め、独学でフリーのエンジニアになりました。
がむしゃらになって手探りで探していたからか、キャリアと人脈にも恵まれたので、外から見れば成功しているかもしれません。

でも私にとってはトータルで見たら、まだ成功していません。
正直なところ、死ぬまでゴール地点はないし、完璧な人間や人生はこの世の中にはないと思っているからです。
亡くなった私の祖父が、最期に「我が人生に悔いなし」と言って人生を終えたと当時幼かった私は母から聞かされて育ちましたが、私もそう言ってこの世での人生を終えられるようにしたいと思っています。

要するにうまくいったことは一部あっても、悩みを抱えていたり、私生活でも解決策を探していることは、生きている限りたくさんあるんです。
生きている間に自分の人生が成功しているかどうかなんてまだ終わっていないので判断つきません。

精神的に私は強くなりたいと、物心ついた時から思えばずっと思ってきました。
そしてフリーランスになって軌道に乗り、ドイツに長く住もうかなと考えるようになったときにさらに精神的な強さを求められることが何度かありました。

仕事に関しては、本当に今では深刻に解決策を早急に探したいと思っていることはないです。
成長したいなと思って準備をしたり、試したりしていることはありますが、悩みというほどのものではないので、仕事に関しては、今の所私の場合は上記の例で言う、単独で問題のない部分にあたるのだと思います。

でも仕事だけ問題がなくても、そのほかを放っておくとバランスは崩れてしまいます。

仕事以外の人間関係や、ドイツで生きていくために必要なスキル習得をもう無視しないことだったり、今ある仕事がなくなったときのバックアップの準備を怠らないことだったり、自分自身の直した方が物事が楽になる部分を見つめたり、他にも色々ありますが、中には早期解決が必要だけど時間のかかる大問題なことだってあります。

近しい人ほどそういった問題部分を見ないといけなかったり、ぶつかることもあったりするので、そうなると単独のことが優れていても全体で見たときには意味がない / 効果がない状態に要するになってしまいますね。

例えば、ビザでいつも行かなければならない役所に行くのに、私はまだ一人では理解できないのでパートナーを連れて行きますが、彼からすれば「今回は受け取るだけだから一人で行ってきて」と言うこともあります。

2年も住んでいるのに、語学学校にも行かず、ドイツ語の勉強も自分でしないでいるので、私のことに彼を付き合わせてしまっているので、そう言いたくなるのも仕方がないです。

けれどそこで「いいよ」と言えないドイツ語の壁という理由が私にはあるので、そこで人によっては「だからドイツ語勉強しろって前から言ってるじゃん」と喧嘩に発展することもあるかもしれません。
ウチはこの件に関してのドイツ語が理由の喧嘩はないですが 笑
でもやっぱりだるそうです。

(余談ですが、喧嘩に関しても、合気道の考え方がすでにかなり役立っていて、激減したので、機会があれば書こうと思います)

これはあくまでも一例ですが、要するに、ドイツ語スキルが、ドイツで長く暮らすということを考えたときの私の鍛錬が必要な一部なのです。

仕事は問題なくても、これではドイツ在住生活に関してトータルで見たときに、まだドイツで自立しているとは言えないですよね。
そのことはこの2年間全力で避けてきたので、それで地域の何かに所属することでドイツ語でやり取りする機会を増やそうということで合気道をドイツで始めようとなったのもあります。

と、色々書きましたが、要するに合気道の稽古の実体験と本を読んで、力を必要としない考え方の合気道でも、自然の原理で当然筋力差のある相手には効かないことがあるので筋肉を鍛えておくということが、日常生活で、単独のことに秀でているだけでは、トータルで見たときには意味がなかったり、実現できていないことがあるということに気がつくきっかけになったということです。

合気道の本はあまりKindle版がないので入手に苦労しますが、合気道を始める前にも読んでも面白いですし、始めてから読んでも面白いのでおすすめです。

では、ちゅーす。


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