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キンウィンワーがきゃわわ!なだけのミャンマー映画『ေယာက္ဖစစ္ဆင္ေရး-ရုပ္ရွင္ဇာတ္ကားႀကီး』

ミャンマー俳優で一番有名な男性は、僕も度々取り上げているネイトーであることに疑いの余地はない。一方、女優では誰かというと僕の一方的な好みで彼女を推したい。その名もキンウィンワーちゃんである。とにかく可愛いのである。彼女が日本語さえ堪能であれば、ビビアン・スーを超える人気を得られたことは確信を持って、声高に言いたい。今回はこのキンウィンワーちゃんが動く姿が見られるだけでいい!そんなファンのための、彼女がとにかく可愛いだけの映画『ေယာက္ဖစစ္ဆင္ေရး-ရုပ္ရွင္ဇာတ္ကားႀကီး』を紹介したい。

あらすじ
幼い頃に両親を亡くし兄妹4人で助け合い生活している一家がいた。テコンドーを嗜む体育会系の兄3人の下で育った妹は男勝りな性格になってしまったばかりか、同性愛者として同性の恋人までいた。両親がいないことから、唯一の肉親としてなんとか二人を引き離し、ある男性と恋仲にさせて女性らしさを取り戻させようとする3人の兄と、策略に乗せられながらも、徐々に女性らしさを取り戻していく妹のストーリーである。

ポリコレ勢が常に目を光らせている時代にこのような脚本が狭量な欧米人に許されるのかというと微妙だが、ミャンマーではまだまだオカマのネタや女装ネタはコメディの一つとして楽しまれている。一方で、民主化後は外国へ行く富裕層も増えていることからタイの影響もあって、LGBTであることを隠さなくなった人も多くなったと感じている。メイクアップアーティストは大抵レディーボーイだったりするし、彼らのセンスが生きる業界も育っている。

内容は無いよ!
我々外国人にとって、英語字幕すらなくて内容理解に窮するこの映画の見所はやはり男勝りなキンウィンワーちゃんが徐々に乙女心を取り戻していく過程であろう。男性っぽい服装や態度が徐々に軟化し変化していくキンウィンワーちゃんを見ているだけで十分楽しめるのであるから不思議だ。それだけ彼女の魅力が常識を超えた存在であるということなのかもしれない。


兄達の奮闘、振り回される妹

妹をなんとか変えたいと奮闘するちょっと間抜けな兄3人達。しかし、妹に対する愛情はとてつもなく強い。アホみたいな作戦を練っては次々と実行に移していく姿は微笑ましくさえある。兄達が日本の忍者に扮したシーンが登場し「忍者!忍者!」と叫ぶシーンは失笑であったが、こうした所に日本のリスペクトがあったことは日本人としては嬉しかった。おそらく日本人でこの作品を観ているのは僕だけではなかろうか。日本代表として「テンキュー!」と言っておきたい。

脚本なんて気にするな

この作品の中身がどうだとかいう評論の話は正直どうでもいい。ミャンマーの人々には割と受けていて笑い声が絶えなかったのだが、字幕がないので僕には殆ど理解ができない。だがキンウィンワーちゃんの可愛さだけはわかる。かわいいは世界共通なのだから・・・ミャンマーが誇る名女優キンウィンワーの魅力を知る作品としてぜひともオススメしたい作品である。


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Philip D徳 Marlowe

中学・高校は通わず、旅三昧。地方活性に携わるべく、大学卒業後に大手人材系企業に6年勤務し(内、2年間長野県小布施町役場に出向)、その後佐賀県庁に転職。現在はミャンマーへ移住しアジアライフを満喫中。座右の銘は「自ら機会をつくりだし、その機会によって自らを変えよ。」

緬映画評論家Nay Htun Khaingの部屋

緬映画をこよなく愛するミャンマー映画評論家Nay Htun Khaingです。どうぞよろしく。
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