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チバリヨ2の挙動と丹内騎手

今週のパチスロの話題といえば文句なしに「チバリヨ2」でしょう。
万枚突破率が設定1で約11%、設定6で約22%と破格の数字。実際に自分も初日から触ってみたのですが、なんと12000枚出すことに成功。そして次の日にまた13000枚と2日連続で万枚を超えてしまいました。2日連続で万枚というのは記憶にはないですね…。
初日は明らかに周りの台と挙動が自分のだけ違っていたので、大連チャンする台を横目に粘っていたのですが、終日打って350G以上のハマリは0。初当り15回に対して天国に上がったのが9回。内ボーナス1回で上がったのが7回あったので相当モード移行が違うという印象を受けました。実際、初日に打った台と似た挙動の台はそれ以降見当たりません。
チバリヨというとやはり3つ前、6号機に「有利区間ランプ」という今考えると謎の機能が付いていた頃のチバリヨが大人気だったわけですが、その人気を支えていたのが朝イチリセットの強さ。しかし、今回は朝イチに若干モードが良くなる傾向はあるものの低投資で一気に大勝ちというケースは少なくなり、朝イチからの勝負でもそれなりのリスクが生まれた印象。でも、それを差し引いても一度連チャンし始めた時の爆発力は現行機種では間違いなくトップクラスなので、今後全国導入(現在は先行導入で全国に僅か1000台しかない)された後も人気が続くものと思われます。
自分も2日目に一撃60連オーバーで12500枚出したのですが、隣の台は朝イチから18回ボーナスを引いても天国に上がらず累計6000G天国に行くことがありませんでした。1000円あたりのコイン持ちが約27G(現行機種では断トツに悪い)であることを考えると6000G回すのに約22万円。ボーナス分を差し引いて18万円位は負けていたと思います。こうなってくるともう台パンはもちろん、台の下をガンガン蹴る始末。しかもこれ女の人…。 
「そんな隣で連チャンさせてごめんなさい…」
とは、1ミリも思いませんけどね。こうやってヒートアップしてくれる人がいればいる程、冷静にこなしている人が勝つものですから。ギャンブルって。
近くにチバリヨがない!って人が今は大半だとは思いますが、全国導入された時はチャンスかもしれません。350ハマったらやめる位のスタンスで打ってみてください。くれぐれも連チャンするまで!と、意気込んで帰らぬ人となりませんように。

チバリヨ2が想定外の挙動を示してきたわけですが、競馬で想定外といえばやはり「捲り」でしょうか。いきなり向こう正面からグワーっと押し上げるのは見ていてドキドキしますよね。
TARGETで去年1年間のレースをまとめて脚質別の成績で検索した数字がこちら。

単複回収率がともに高いことが分かります。ちなみに今年の捲り馬の成績は単364%/複216%です。
総レース数が約3450レースくらいあるうち捲ってきたのが315頭。約10レースに1回発生しているわけですが、実質ツーターン以上のコースでしか捲りは発生しないので1600m以下の約1650レースを除くと6レースに1回捲りが発生しているという計算になります。じゃあ、捲りそうな馬だけ買っておけばいいように思えますが、前走捲った馬の成績がこちら。

単複回収率が激減しています。これは馬券を買う側も、レースに騎乗している人達も強烈に「こいつはやるな」という意識が働いてしまうからでしょう。前走逃げた馬の期待値が低くなるのと同じメカニズムと言っていいかもしれません。

じゃあ、どうやって捲りそうな馬を見つけるのか。今回(いつもというツッコミは受け付けない)は騎手に注目してみました。
まず手始めにルメールJ&川田Jの騎神ツートップの過去3年の捲り回数をチェック。

ルメールJ…18回/2001R
川田J…15回/1500R

1600m以下の数値を省いていませんが、この数値は非常に少ないです。この数値が表していることは

●そもそも先行出来る馬に乗っている
●操縦性が高い馬に乗っている(ズブい馬には乗っていない)

総じて馬質が高いということの現れでしょう。まあ、誰しもが知っていることです。

次に捲りが多く見られた今年の小倉開催(192レース中捲り35頭)のトップジョッキー3人を見ていきましょう。

鮫島J…1回/90R 1勝
藤岡康J…3回/96R 1勝2着2回
丹内J…9回/140R 1勝2着4回3着1回

主犯がいました!

丹内Jは過去3年で調べても

と、ルメールJ、川田Jと比べて捲りが非常に多いです。ちなみに去年騎乗回数の多かった上位3人の過去3年の捲り回数と比べると

松山J…19回/2562R
岩田望J…12回/2558R
鮫島J…20回/2582R
丹内J…50回/2437R

と倍以上多いことが分かります。ここからわかることは

●馬質が中央4場よりも落ちるローカルが主戦場であること
●ズブい馬を動かすことに関して信頼されている

この2点でしょうか。

もし、これまでに脚を余して負けている馬が丹内Jに乗り替わってきたらチバリヨみたいな想定外の動きをしてくれるかもしれませんね。

【今週の推定設定6】
土曜阪神3R 13ブライトルミナス(松若J)

3歳未勝利+リーディング上位厩舎の初出走の組み合わせ。血統も今年ダートで穴を出しまくっているサンダースノー産駒。同産駒は牝馬の方が成績が良く、牡馬と比べ複勝率が3倍以上ある。メンバーもそこまで強くなさそうであっさり勝ち切っても。単勝10倍付けば設定6でしょう。

赤坂テンパイ
パチスロライター。勝負にこだわった店選び、立ち回りを披露する“ガチ系”。勝ち負けをズバッと言い切るトークが持ち味。「狭く深く」が信条で一度ハマったギャンブルはとことんやりつくす。著書に『赤テン 巻一』『勝負師の一打~赤坂テンパイの流儀~』(原案・取材協力)。
X(旧ツイッター) @genkiakasaka

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