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明日が怖い…

 いつも気の強そうな性格に思われる私ですが、実はかなりの心配性です。物心ついた時からそうなんですが、特に”明日”のことが心配なんです!明日の仕事、明日の予定など何か予定が決まっていると心配でたまらない…。急に何を言ってるんだ??ってハテナがいっぱいだと思うので一つずつ説明しますね(笑)。

 例えばお仕事の場合。初めての現場は、そもそも沢山予習して臨みます。バラエティならその番組を繰り返し観て全体の流れや求められることを想定し、台本やレジュメは何十回も読みます。でも何度も出ている番組やよくお世話になっている現場であればそこまで心配することはなさそうに思えますよね…でもそこが一番怖い!!「あいつ最近微妙だな」「もう呼ばなくていいか」なんて思われていたらどうしよう、ちゃんと期待に応えられているのだろうか、と前日から心配が止まらないんです。
 急に話を振られて咄嗟に面白いこと言うってめちゃくちゃ難しいし、予定変更とかトラブルも沢山ある現場で「この子にしてよかった」「またこの子にお仕事をお願いしよう」と思ってもらうにはどうしたらいいか…そんなことを考えていると気づけば朝になってしまうこともしばしば。芸能生活15年ですがまだまだ心配がつきません。

 もう一つの心配な”明日”は、ズバリ人に会うこと。お仕事関係の方はもちろん、気の知れた友人に会うことも心配。友達に会うことの何が心配かというと、何を話したらいいか分からないんです(笑)。「ご飯行こう」と誘われるのはすごく嬉しくて、るんるんしながらカレンダーアプリに記入するんですが、なぜかその日が近づくにつれて行きたくなくなる。行きたくなくなるは語弊があるけど、行くことが億劫になるんですよ。
 それはめんどくさいからとかではないですよ!ただ”私といても楽しいのか”が心配だからです!!相手を楽しませるためには何を話したらいいのか、どうやっておもてなしをすればいいのか…考えれば考えるほど明日が怖い(笑)。わざわざ前日から話すことを3〜4個考えておかないと落ち着かないほど、極度な心配性なんです。そんな日々に疲れてついつい「明日地球滅びてくれないかな」と思っちゃうほど心配性を拗らせております…。

 よく言えば気を遣いすぎていて、考えなくてもいいことまで想像してしまうからなのかな。悪く言えばかなりのマイナス思考で、ネガティブな結果ばかり思いつく。そしてそんな自分が嫌になってしまう。でもそんな時は昔友人に言われた言葉を思い出すんです。
 16歳の頃にネットで知り合った1歳下の趣味友達が言った「私の前でくらい、本人を演じる必要ないよ」という言葉。当時の私は自覚がなかったけど、言われて気づいた心配性ゆえの”演じる”ということ。私に関わる人たちの前で私は無意識のうちにそれぞれの”天野麻菜”を演じていました。頼り甲斐のある天野、いつも笑ってる天野、気の強い天野、みんなが思う天野でいなきゃ!という意識からそれを維持するのに必死でした。
 期待を裏切らないようにこの人が思う天野でいるためには…と何日も前から考えて準備して演じて。気づかないうちにそれがしんどくなってついには明日を迎えるのが怖くなってました。でもその言葉を言われた時に凄くハッとして。見抜かれていることは恥ずかしかったけど、気づいていなかった「自分を演じていること」を教えてくれた彼女にはとても感謝しています。
 もうこの性格は癖みたいなもので簡単に直るものではないけど、全然心配しないよりは大切なことだなと思うようにして、うまくコントロールできるようにしたいなって思ってます。疲れることもあるけど「ちゃんと勉強してきてるね」と現場で褒められることもあるし、心配性も悪くないかも??

 心配と言えば競馬の的中率も心配の種。このコラムの信憑性に関わりますから(笑)。しかし先に言っておくと先週はひどかった〜!惜しかったのは3日京都11R、1番人気の12オーサムリザルトに勝てそうな⑩ハピで3連単の勝負に挑んだ結果…2着と惜しい結果でした(でも結局3着⑨ゼットリアンを買ってなかったというのは内緒)。
 翌日のきさらぎ賞と東京新聞杯も的中ならず。どっちもめちゃくちゃ荒れただけに悔しかったなぁ。特に東京新聞杯はレースを見ながら「①は買えるわけないやろ!」と言いつつ、2着ウインカーネリアン、3着ホウオウビスケッツは押さえていたので、能性はゼロじゃなかったのか…。改めて3連単3連複を当てるって難しいことだなと実感しました。
 軸が来ても相手を買ってないかもしくはヒモ決着か、そんなことが続くとワイドの方が向いてそうな気がしてきますね。ワイドで絞って厚めに買うとかでも良さそうだけど…それでも3頭当てたい気持ちは揺るぎません。だって3頭当てた方がカッコいいし何十万、何百万って当ててみたいもん!!人生においては心配性でも、競馬においてはあまのじゃく精神健在でした(笑)。

明日が怖い天野を置いておきます。

あまのまな
2019年7月に行われたWBA世界ミドル級タイトルマッチで村田諒太選手が王座を奪還した際に涙を流し、「涙のリングガール」として一躍話題に。リングガールの他、グラビアや女優、パチンコライターとしても活躍。2022年にファースト写真集「なまのまな」(ワニブックス)が発売になった。
6月17日に東京競馬場で行われた「初心者向け競馬教室」や同25日に中山競馬場で行われた「宝塚記念スペシャル予想検討会」に出演するなど、競馬関連の仕事も増えている。
X(旧ツイッター) @akaringo_mana
公式サイト https://www.amanomana.com

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