週末重賞展望|キーンランドC
【キーンランドC】
8月最終週に行われる芝1200m重賞。
「夏は牝馬」という格言通り、牝馬の好走が目立つ重賞で近走馬柱の見た目以上に性別による成績差が出やすい傾向。
上記を踏まえると、人気でも☆ナムラクレアを軽視するのは難しい印象。
そもそもナムラクレアは夏場に重賞を2勝しているように夏を得意にしている馬。それに加えて今回は、3戦3連対と得意にしている距離短縮ローテでの臨戦。斤量56.5kg&牡馬優勢の冬場でも勝ち切ったシルクロードSを考えれば、同じG3でも斤量55kg&夏場のキーンランドCの方が明らかに楽な条件と言えるし、前走の着順から少しでも疑われるならここは順当に買えるタイミングか。
函館スプリントSを制して人気想定のキミワクイーンは牝馬だが疑いたい存在。前走函館スプリントSは前半3F33.0秒と速いペースになり、12人気カイザーメランジェが後方から突っ込んできて4着、先行して敗戦したジャスパークローネはその後重賞を連勝していることからも差し有利と判断。その中で本馬は3角12番手からの差しで展開恩恵あり。明らかに先行馬が少なくなる今回は展開的に向かない可能性も持っており、人気通り評価するのは難しい。
キミワクイーンの前走が展開恩恵ありと判断している以上、ここで確実に評価しておきたいのが☆トウシンマカオ。函館スプリントSは前半3F33.0秒の区間でがっつり先行してペース負荷を受けた後、早めに垂れてきた逃げ馬の後ろで進路を無くしポジション下げる不利。それでも直線差し返してきて3着確保なら十分強い内容だった。2走前高松宮記念は馬場悪化で参考外だし、3走前シルクロードSはそれほど馬格がない本馬にとって斤量58.5kgは重すぎた。今回は近走から一転して57kgで出走出来るし、他にもメンバーが揃ったので人気も落ちるはず。牡馬ではあるが、夏場も問題なく走っているし、前走程度テンを出して行けば楽に先行出来るメンバー構成なのもプラス。ここは確実に評価すべきタイミングと見る。
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