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ネップリ利用データーから十二国記ファン分布の推察

私が使用しているネットプリントサービスでは、印刷された場所と枚数をscvで出してくれる機能があるということに最近気づいた。先月は私のネップリのポストを見ていただいた方が普段より多かったようなのでそのcsvを簡単に整理して見ていた。

この印刷数や場所は、自分のポストが拡散された偏り、ポストを見た人の中でも利用できるコンビニの偏り、利用者の年齢の偏りもろもろ、統計学的には偏り・足りない要因が多すぎて、もちろん正確性は欠くのですが、あくまで私のネップリご利用者の中で所見を語ってみたいと思います。


まず、ここで語るデータ―は以下のとおり。

・ 2024年1月に利用された私の登録したネットプリント
・ ファミリーマート・ローソン・ポプラのコンビニにあるマルチコピー機を使用(厳密にはネットワークプリントサービスを利用)
・ 既刊人物相関図_小冊子、十二国記_簡易人物相関図まとめ_折り本、白銀の墟玄の月しおり、のいずれかを印刷

ネットワークプリントサービスから出力したcsvは主に、利用された日時、場所(都道府県まで)、登録データ―、などが分かる。

ネットワークプリントサービスから出力したcsvの一部

上記3種類の登録データ―の総計枚数が1,903枚だった(ありがとうございます!)。それを都道府県別に多い順から昇順に並べ替えたのが以下表。

私の登録したネットプリントデータ―印刷出力総数都道府県別(2024年1月)

パッと見て、上位5は人口比率になっている感じだ。首都圏が圧倒的に多い。都道府県の人口順とこの印刷枚数の順位がどれくらい比例しているのか気になって、以下のように比べ直してみた。

私の登録したネットプリントデータ―印刷出力総数都道府県別(2024年1月)を都道府県人口順位から印刷枚数順位を引いた「差」の順位で並べ直したもの

最初の2列は最初の表と同じ。3列目に印刷枚数による順位、4列目に日本都道府県別の人口順位を示した(3・4列目は数字が低いほど、順位が高い)。都道府県別人口順位は「政治山」の総人口ランキングを参照にさせていただいた。

そこから更に、5列目には4列目人口順位から3列目印刷枚数順位を引いた数値を入れ、それを昇降順に高いものから低い都道府県順に並べ直した。

5列目「差」=4列目「人口順位」- 3列目「印刷枚数順位」

この「差」がプラス値で大きいもの(上のほうの行に表示されているもの)は、全国的人口順位に比べ、印刷枚数が多かった都道府県となり、逆にマイナス数値で大きいものは、全国的人口順位に比べ、印刷枚数が少なかった都道府県となる。

「差」が±5だと、全国人口比率的にそこまで大きくないので、許容範囲内かな、と感じる(人口数と枚数を具体的な%で計算していないので、実際はもっと差が大きいのかもしれないが…)。

プラス値差で一番大きかったのが山形県!全国人口順位は36位なのに、私のネップリ利用枚数順位が12位で、人口と枚数順位差が+24。この「差」順位5位で、大分や島根、秋田は人口順位的にはかなり下位なのに、印刷枚数順位は全国の半分位上あたりに入っていて、おおってなった。

このデータ―で気になったのが、印刷枚数ゼロだった山梨県!いろんな要因があるんだろうとは思うけど、自分のポストを見てくれたのが山梨県が一番低かったのか?全国的にも人口が少ないので仕方がないのかもしれない。


自分が利用したネップリサービスが「ファミリーマート・ローソン・ポプラ」のコンビニコピー機だったので、コンビニ分布などとも関係しているのか、と思いちょっと調べてみた。

参照は「都道府県データランキング」の「コンビニエンスストア」から。このデータ―が2023年3月末となっていたので、現在のコンビニ店舗数などの実数とはかなり変わっているかもしれない。

山梨県におけるこの3社コンビニ数は217店舗。人口10万人における比率は26.79%、一方「差」ランク最下位だった山形は3社コンビニ数は248店舗で人口10万人における比率は23.22%で山梨より低い…。なぜだ…。単純なコンビニ分布比率では山梨の方が山形より高いので、利用してくれている人はもう少し多くてもよさそう…?(個人的に山形の方が降雪量が多く、物理的なコンビニアクセスは悪そうなのに…)。

もちろん、コンビニの地理的分布なども違うのでこの比較はまったく正しくはないと思うのだけれども、これだけ違いが出るのもなにか興味深い。この記事の一番初めにも断っているが、そもそも自分のXのポストがどういう人たちに拡散されたかもまったく分からないし、ほぼX利用者に限った話なので、X利用者と都道府県人口比率が同じかどうかも分からないので、統計学的にはかなり過って偏った比較であることは違いないとは思うのだけど…。

ここから十二国記ファンの分布みたいなのを推察するのはかなり間違っているのは承知している。出版社だと、都道府県別でどこで売れたとか的なデータ―あるのかな。あとは図書館で貸出件数とか。そのあたり公開してくれてたら総合的にもっと検証できるのだけど。でも、「売れた(購入者)=ファン」とも限らないのが難しいところで。

十二国記の原作販売部数は1280万部もあるのに(新潮社公式サイトから)、実社会で読んだことある人とほとんど出会わない…(涙)。一度、十二国記ファンの人口分布を知りたい。十二国記ファン密度スポットを知って、そこに行ってファンともっと十二国記への想いを直接共有してみたい…というのは私だけなのか…。


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