Mリーグ2023-24シーズンの心配事
はじめに
今日は9/18, Mリーグ開幕日です。よかったところもたくさんありましたが、とりあえず今後のことを考えて心配だなと思ったことを書くこととします。
大抵物事が変わる「初日(初回)」だけ体験・経験した後は「おいおい」と変化を受け入れることを難しく感じるバイアスはあるとわかりつつ、今までの開幕日では微塵も感じなかった不安を今日は最初から最後まで感じました。他の人も同様で、「火のないところに煙は立たぬ」ということで書こうと思います。もちろん、これらが全て杞憂に終わることが一番良いです。
グダグダ演出多くないか?
数分に一回何かやらかしがあったのでは、というくらいハプニング満載でした。昨シーズンでも特になかったこと、Mトーナメントでもなかったことがなぜ急に?と驚きです。
マイク設定(日吉さん)
選手紹介段取り
スタジオカメラ
リーチ演出バグる
点数表示ミス
インタビューブツ切り(アイキャッチフライング)
ハイライトのアイキャッチフライング
個人スタッツなし(2試合目)
用語解説テロップなし
マイク設定
今シーズンから「コロナ明け」で実況と解説が同室に戻っていました。以前は別室だったので、それぞれの声が視聴者に届いていないならば別室の相手にも届いていないはずなのでしっかりマイクで拾う必要があったはずです。
同室になったこと、また日吉さんは結構動くこともあって単にマイクから離れていた可能性もあると納得しようとしていましたが、イナ。
じっとしている日吉さんが写されている時もマイクがこもって聞こえる時があったのでやはりマイクの設定みたいなのがダメだったと思います。
よく画面切り替わり後に起こっていたのでそこらへんの調整不足だと思います。
選手紹介段取り+スタジオカメラ
誰もいないスタジオが映されている時に対局選手の紹介(入場時ではない)の時、初戦の意気込みのビデオが挿入されていたため、今回だけの段取りの悪さでしょう。
どちらかというとスタジオを映している時(卓の上に大和証券、横に対戦チーム4つ)のカメラワークが気になりました。なんか終始プルプルしていませんでした?
個人スタッツなし・用語解説なし
個人スタッツ(2試合目)がなかったのは初めてではないですか?用語解説もありませんでした。単に人手不足で今日だけと信じたいです(符計算表示よりも用語解説の方が大事でしょう)。
今日は別に時間押していたわけでもないですし、またシステムの不具合でスタッツが出せなかったのかもしれませんが、1試合目はあったので本当に不思議です。
CMのせいなのか
CM挿入箇所が増えた。これである程度上記のグダグダが説明できます。
主に
(前)インタビュー→解説席→ハイライト→グラフ&スタッツ→チームランキング→CM
(今回)インタビュー→CM→解説席→ハイライト→CM→グラフ&スタッツ→CM→チームランキング(多分)→CM
という具合だったので、5年間やって染みついた「クセ(タイミング)」が変わったからグダグダだったとも言える(それだけだったら別にいい)。
ただ点数が間違ってたりマイク変だったりリーチ演出バグってたりは関係ないので・・・
Mリーグが成長したのか、それともお金がないのか
今シーズンからスタジオにスポンサーが証券取引所の売り買いを表示する円形のモニタみたいにグルグル映し出されててよりスポンサーがわかるようになっていました。CMが増えたのもそうです。
コメント欄でも議論になっていましたが、CMについての個人的見解は以下の通りです。
前提として:
Mリーグは「熱狂を外へ」の理念を実現する努力が期待されている
麻雀を知らない層へのアウトリーチも含まれる(新規を取り入れる)
同時に採算を取り商業的に成り立たせる必要がある
そのためにはスポンサーを取りCM等の挿入は当然である
そのためには:
Mリーグ機構の運営費を賄えるようお金を落とせる機会を設ける
公式グッズやパブリックビューイングイベント、プレミアム登録など
(なお、アベマプレミアムはアベマ=Cyber AgentのサービスであってMリーグのものではない)
かつ幅広い層に見てもらえるよう放送は無料を維持しなければならない
とどのつまり:
CMを増やせば良いということではない
視聴体験(満足度)の低下に繋がり浮動層(ライト層)が離れやすくなってしまう
→Mリーグ全体の盛り下がりに繋がり収益の面で元も子もない
適切なCM活用の他(受動的)、ファンが進んでお金を落とそうと思える工夫が最も肝要(能動的)
かつ、「無料ユーザーだから不満を言うな」はコア層以外の視聴者を排しコア層のためのリーグに成り下がってしまう
『有料を標準にして無料を不便にする』のか『無料を標準にして有料を快適で満足のいく体験』にするのかで向こう10年で大きな差が生まれるだろう
新たにCMが挿入されるタイミングは試合の振り返りをブツ切りにしてかなりテンポが悪いように感じます。これは今の人たちがテレビから離れている理由そのものではないでしょうか。CMを増やすことより先にできること・やるべきことがあるように思います。それくらいCMは諸刃の剣だと思います。
「ゼロギャンブル宣言」とは
CMに Win Ticket(競輪)が今日はしょっちゅう出てきましたが、Mリーグと麻雀以外のギャンブルを同一視する人が多くなる大きなきっかけでしかないと思います。いくらMリーグが盛り上がろうとこの手のスポンサーばかりつく間はまだリーグの権威としては底辺だと思います。
UVERworldの新EDは変えよう
昨シーズンのED「nano second」は盛り上がる曲だしよかったです。
今シーズンのED「ENCORE AGAIN」は曲調的に静か(音のレイヤーが少ない)で盛り上がらないし、歌詞に"Fxxk"とかあるのか非常にダサいです。頭が悪いようにしか聞こえません。意味のない暴言を使うのは勿体無いとしか思えません。曲全体の歌詞が良くてもこの一言があるだけでEDにふさわしいとは思えません。これほどコトバの力は強く、暴言の力は破滅的です。
今すぐにでも変えてほしいですね。誰が通したんでしょうか、この曲。「nano second」のままでよかったのです。
杞憂に終われ
そう願って今年もフェニックスを応援します。ガンバレ、フェニックス!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?