自分のスタイルが、今のX(Twitter)に向いてない

UIや画面に表示されるテキストデータのすべては、サービスのコンセプトを反映する。

いいね数は、これだけのユーザにコンテンツへの好意的な反応がもたらせてますよ!という指標を周囲に示すものであり、フォロワ数がファーストビューに表示されるなら、そういうユーザが優良なユーザであると表示するサービスからのメッセージである。

そう考えた時に、今のXが志向している収益化のpostがうざい。特にXのリコメンドの仕組みで、他人の収益化のpostがタイムラインに出てきて、まるでホストクラブで別の宅のシャンパンコールの待ちぼうけになってる女の子が煽られてるが如くの状態になってると感じることがある。比較させて煽るスタイルは、男には通じないのよ。

そして、自分のツイートスタイルは収益化に結びつくimpを増やすスタイルに向いてない。だから、ツイートのimp数が表示されるところから面倒くさい。

その理由としては、

・あれこれ書いたとしてもクソリプをぶら下げるのが申し訳ないので、知らない誰かにあまり絡まない(ようにしている)。impを増やすには誰かと絡んだり、誰かのリプライツリーにぶら下がってimpを増やすことが重要らしい。もしくは自分がその立場になることだそうな。

・ややハイコンテキストに落として、言いたいことを抽象化して書いている。分かる人にはわかるツイートを心がけていて、割と炎上しない自信がある。つまりbuzzらないし、それを望んでいない。

高校野球で、慶應義塾高校の髪型にやじが飛ぶのは、単純に多くの人に注目されているスポーツだからである。坊主じゃないことが分かりやすいツッコミ所としてまだ存在しているからで、概念が当たり前になればヤジは減るだろうが、考え方が違うおじさん達は早々おなくなりにはならないので、この先何十年とそういう指摘は続くだろう。XやYoutubeやY!newsのコメントにはそんな多様性のコンテンツで溢れている。

そういう人たちに巻き込まれないような安全装置が長年のネット経験から組み込まれているので、otsune氏に言わせれば、若干危ういと言うか、たまにミスはするかもしれないが、基本的には自分の話が通じる枠を超えた人たちにメッセージが伝わらないように知る人ぞ知れば十分というツイートを心がけている。逆に言えば、書いてることがわかりにくいのでbuzzらない。

そのようなネットのスタイルを昔から心がけているので、まるで収益化につながるimp数が重要みたいな感じにアピールされると、あ、自分はユーザじゃないかもなって思い始める。

これまで、別にTwitter blueで有料化されようと、サービス名が変わろうと、ツイッタークライアントが制限されようと、大体予想された範囲だったが、ツイートの収益化によってユーザモチベーションのベクトルが変わってしまう(ように僕が感じた)ことは、ちょっと想定外だったかもしれない。

フォロー・フォロワーの序列から、ツイートの特定の質への転換を狙っているという部分は理解できるのだが、ツイッターってそういうサービスじゃなかったよなぁと思っているので、メインで使うサービスではなくなっていくのかもしれない。別に、自分のツイートでimp数集めゲームをしたいわけじゃない。

それだったら、もっと別のサービスでもいいかもなぁ。根が昭和というか、草の根ネットの世代なので、収益などを意識しないで、好き勝手に遊べる世界を実現する方向が望ましいと思ってるので、今のツイッターはちょっと違うかもって、僕でさえ思い始めてしまった。

ちなみに、モバツイをやってた時にツイート内広告などを実験していたが、まず自分のタイムラインを侵されるのはみんな嫌いってことがわかったし、出てくる広告などで下世話なものがうっかり出てしまったら、めっちゃ炎上した。ユーザーにとってタイムラインの質ってのは大切な存在なんですよね。

これまでのTwitterクローンはサービスの根幹をただパクってるだけのサービスだと思ってたので興味が持てなかったが、Twitterの方から変わってしまったので空きができたという感じか。それは、あめぞうから2chに移動したのと同じ流れなんじゃないか?なんてのも思ったりはする。

去る時には一切、こういうことを書かないので、まだ使い続けるつもりがある状態での書き込みってことで。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?