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【!!ネタバレあり!!】デジモンアドベンチャー02the beginning感想

こんにちはフェミニストテイマータイラです。
ネタバレありの感想を書いていきたいと思います。
一応一定の空白を空けたいと思います。







はい。このくらいでいいでしょうか。
全然まとまってませんので、雑に思いつくままに書いていきたいと思います。


02the beginningはJホラーだった!

この線で書いていきたいと思います。

私は10月27日(金)公開日の15:10の回を札幌まで観に行きました。公開日とはいえ、平日のど昼間ということもあり、人の数はまばら。すでに何回目の鑑賞の人もいる雰囲気でした。

公開して15時間はネタバレは踏まないようにしつつ、デジモンパートナーズの公開直前番組は観て、最大限楽しめる準備はしておりました。

ちなみに…
無印はある程度全編を通して知っていて(全部見たとは言えない)、02本編は少年野球に打ち込んでいた私は途切れ途切れしか見ていなく、また大人になってからも見返すほどではなく…。
triは一章で諦め、ラスエボは履修済みといったところです。
それでも30半ばまでデジモンコンテンツにはほとんど途切れることなく触れてはいます。

さて、ポスターやティザーの時点で今回のキーパーソン・ルイがおそらくネグレクトやDV・虐待の被害者だろうことは想像に難くありませんでした。

コンテンツが長寿なものとはいえ、2023年に新作映画を出す以上、この点をどう描くかということが問われていると思います。

10月27日14:30のツイート

その点に焦点を当てて、述べていきたいと思います。

結論!おい!その落とし所はないだろ!怒💢

はっきり言って怒ってます。

10月27日18:50のツイート

このnoteも十分注意してください。あんまり見たくない人もいると思うので、その場合はこのあたりで読むのをやめた方がいいかもしれません。
総評として、この映画をあまり褒めません笑
また一定の空欄を空けますね。







やはり、ルイはサバイバーでした。追い詰められた母親から虐待を受けていました。
ご存知のようにウッコモンが現れ、ルイの願いを叶えていく中で虐待は止むわけですが、彼がそれまで感じた痛みや傷は消えません。さらには、虐待がなくなったのも、両親が元気で優しいのもウッコモンの力のおかげだということがわかってしまいます。4歳から12歳までの幸せな8年間も、虚構の現実だということが彼をどん底の淵に追いやったことは描写がなくともわかるでしょう。しかも、片目はまるで…デジタル“モンスター”になってしまっています。親戚の家に預けられ、おそらく居場所のないまま映画までの歳月を過ごしたことでしょう…。

そのルイへの救済をどう描くか、この点をどう評価するかによってこの映画の評価は大きく分かれていくことと思います。
もちろん映画の種類によって、救済を描かない、綺麗事など描かない、バッドエンド、ということもあるでしょうが、デジモンというコンテンツがそういったジャンル(スリラー、サスペンスやホラー等々)でないことは見ているみなさんが一番わかっていることでしょう。

今回の映画の落とし所を見るに私の映画評は星⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎中、星⭐︎です。はっきり言って残念でした。残念という言葉で終わらせてはいけないほど悲惨でした。

この映画でのルイへの救済はどう行われたかというと、ルイがウッコモンとの会話不足を後悔し、ルイが決断し、ルイが対話を試み、ルイ本人が母親に一声かけ、ルイ1人でウッコモンとの約束を反故したことで完成されました。
もちろん、選ばれし子どもたちがその手助けをしていることは分かっています。それが必要だったことも。最終的に選ばれし子どもたちが友人になったことも。

ただ、この救済は悲惨です。

私はこの映画を子どもに見せることができません。
実際に虐待にあっている子がこの映画を見て何を思うのか、それを考えれば理由もわかるでしょう。
そして、そうでない子も、虐待を受けている子に対しての対応もこれでいいと思ってしまいかねないと思ったからです。

ウッコモンという実際には起きえない奇跡によって虐待がなくなること、虐待がなくなったことも不幸だったこと、本当に虐待をなくすためにとる手段は親に愛を伝えること…等々どれを見ても絶望的です。
あんな得体の知れない人の一言でその後ずっと改善されるわけないし、母親が抱えているものはなにも減らないし、誰も一緒に背負ってくれない。
八方塞がりではありませんか。

私としては、まず専門家につながること。ルイがサバイバーであることと今回の大事件は切っても切れません。大人になってきたとはいえ、20前後の素人だけで対応できないと思います。逆にいうと20前後にはなっているのだから、ちゃんと大人の力を借りることを覚えていてもらいたかった。

また、2度目の過去編に1人で飛ばしたということにも問題があると思ってます。
ウッコモンとの対話・会話が足りなかったという点については、自分でけりをつけなきゃいけないとは思います。そこは同意見です。ルイももう20歳ですしね。ですが、サバイバーを虐待加害者に1人で会わせに行くということは言語道断です。専門家に繋がらなかったにしても、主人公2人は一度一緒に行ったんだから、一緒に行くべきだったと思います。
そして、ルイ本人が母親と接触するようなことは避けるべきだったと思います。どんなトラウマがフラッシュバックするかわかりません。

やるべきは、母親を助けることだった思います。どんなことでもいいと思います。大輔や賢ちゃんたちが、母親の背負っているものを一緒にやるということでもいいと思ってます。できるなら相応の福祉に繋げることだとは思いますが、そこまでできなくても、現在の友人・知人(選ばれし子ども)が過去の虐待されている自分(ルイ)のために頑張ってくれているという描写があれば、実際に虐待を受けている子の希望になり得るのではないかと…(もちろんこの描写で全ての人を救済できるとは思ってません。友人が居ないと自覚している人にとってはこれまた絶望的です)。

そんな綺麗事をと思うかも知れませんが、それを描かないで、この映画で何を描くべきなのか私には分かりません。実際、製作陣は十分綺麗事(一声で変わるということ)を描いていますしね。

ああ、母親と一緒に家事する選ばれし子どもたちが見たかったな。大輔がラーメン振る舞ってあげればよかったじゃん。そしたら最初にみんなが食べられなかったのも伏線にできるのに…。

疑問

・大いなるものって?
・デジヴァイス・d3なくなったら、ラスエボで明らかになったタイムリミットは今後何でわかる?デジモン側は体感できるの?

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