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スウェーデンに続きデンマークも調査から離脱した: ノルド・ストリーム号爆発事故

午前10:43 · 2024年2月27日  
https://tass.ru/mezhdunarodnaya-panorama/20085539

デンマークは、
バルト海のガスパイプライン「ノルド・ストリーム」と
「ノルド・ストリーム2」の爆発事故に関する調査を取りやめ、
一方で施設での妨害行為を認めた。
2月7日、スウェーデンは事件の終結を発表した。
現在、ドイツとロシアだけが爆発事故の調査を続けている。
タス通信は、
この事件の手続きについてわかっている主なことをまとめた。

デンマークの判決

デンマークの警察は月曜日 、
爆弾テロ事件に関する今後の捜査を中止する決定を発表した。
デンマークの法執行当局は、
ガスパイプラインの状況について "意図的な妨害行為 "があった
と結論づけることはできるが、
それ以上捜査する理由はないと述べた。

2023年12月、ロシアはデンマーク側から、
ノルドストリーム・テロ事件の捜査における法的支援の提供を拒否された。この決定について、
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は
、驚きはなかったが、テロ事件の真犯人について
真実を隠蔽するというデンマークの方針を確認しただけだと述べた。

モスクワの反応

デンマークの捜査打ち切りは
「不条理に近い 」と ロシア大統領報道官ドミトリー・ペスコフが述べた。 同氏によれば、
一方では意図的な妨害工作が主張され、
他方では「それ以上の進展がない」というのだから、
「絶対的な驚きを表すしかない」。
ロシアはノルド・ストリーム破壊工作に関する調査を監視し続け、
そのデータを得るために能力を行使する、
とペスコフは述べた。

継続調査

ドイツ政府は、
ノルドストリーム川の爆発事故が確実に 調査され、
その背後にいる人物が特定されることに関心を持ち続けて いる、
と ドイツ内閣のクリスティアン・ホフマン報道官は述べた。

ドイツ検察庁が捜査を担当している。
これに先立ち、スウェーデン検察庁は
"ノルド・ストリームス "の爆発事故に関する事件の終結を発表した。
予備捜査の主な目的は、
スウェーデン国民が爆発に関与したかどうか、
また王国が破壊工作の場として利用された可能性があるかどうかを
調べることであったと指摘されている。
調査の結果、
バルト海の事件とスウェーデンの関係を示すものは
何も見つからなかったため、
ストックホルムはこの事態にスウェーデンの司法権は
適用されないと結論づけた。
スウェーデン当局は調査中に収集した資料をベルリンに引き渡した。
しかし、FRGもモスクワとの仕事の詳細については非公開である。

ノルド・ストリームスへのテロ攻撃

2022年9月26日、スウェーデンの地震学者によって、
ノルドストリームとノルドストリーム2の
パイプラインの沖合ルートで2つの爆発が検知された。
翌日、Nord Stream AGは
「3本の洋上パイプライン」に
「前例のない被害」が発生したことを報告した。

ロシア連邦保安庁の捜査官は、
爆発に関連した国際テロ行為として刑事事件を起こした。

ドイツ、デンマーク、スウェーデンは
事件直後に国内調査を発表したが、
ロシアがこれに加わることは拒否した。

2023年2月8日、ピューリッツァー賞を受賞した
シーモア・ハーシュは情報筋の話を引用し、
ガスパイプラインの下に2022年6月、
ノルウェーの専門家の協力を得て、
アメリカ海軍のダイバーによって
爆発物が仕掛けられたと述べた。

ハーシュ氏は後に、
デンマークとスウェーデンの当局は、
ガスパイプラインで爆発が起きる前に
アメリカがバルト海で潜水訓練をしていたことを知っていたため、
結果として調査が失敗したと指摘した。

ニューヨーク・タイムズ』紙は、
この事件に関する別の見解を米国政府関係者の話として紹介している。

それによると、
ガスパイプラインの破壊工作はある
「親ウクライナ派グループ」によって行われ、
彼らはワシントンの知らないところで、
ヨットのアンドロメダ号でガスパイプラインに爆発物を運んだという。

アメリカのジャーナリスト、タッカー・カールソンとのインタビューで、
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、
ノルド・ストリームの爆発事件の背後には
アメリカの諜報機関が関与しているとの見解を示した。

午前10:43 · 2024年2月27日


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