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麻雀というゲームの仕組みと勝つために意識していること

最近、私の周りやTwitterのタイムラインでよく麻雀の話になっているようなので、小6(?)から麻雀を細々している私が、麻雀初心者向けに役立つ基本的な考え方や、自分なりの理論などを記したいと思います。
別にそんなに麻雀を極めているわけでもないので、麻雀を楽しくやるための情報ぐらいで軽く見てくださるとうれしいです。

麻雀とはご存じのとおり、34種136枚の牌を順番に取り合って、揃えた形(役)により点数の高さを競い合うゲームです。
麻雀には様々なルールがありますが、ここでの話は基本的に4人で行う通常の麻雀を前提に進めます。
麻雀のルールについてはいろいろなサイトで説明がされてますので、ここでの説明は割愛します。

「麻雀」というゲームの基本的な考え方

麻雀というゲームを4人で行うということは、単純に考えれば
「1/4の確率であなたが上がることが期待できる」
ということです。(流局やダブロン等は除く)

もちろん少しでも勝つ確率を上げるため、いろいろ考えながら行い、またそれが楽しみでもありますが、勝つ(相手より点数を多い状態でゲームを終える)ためには、

1.相手より多く上がる(1/4以上の確率で上がる)
2.上がったときの点数(得点)を高くする
3.上がれないときの点数(失点)を低くする

を意識しながらゲームを進めていくことが必要になります。
それぞれ、意識するポイントを説明していきたいと思います。

1.相手より多く上がる

麻雀は、順番に1牌ずつ山の中から牌をとってきて揃えていき、誰かが上がったらそこでそこでそのゲーム(局)は終了となってしまうため、相手より多く上がるには「スピード」が重要となります。
私は、麻雀でいう「スピード」とは「効率性」と理解しており、いかに効率的に手牌をそろえていくかが必要になると考えております。
※私はあまり鳴かない(ポン、チーなどをしない)派なので、鳴かない前提での話をさせていただきます。

効率的にそろえるためには、
「無駄な牌を持たない」「受け入れを広くする」意識
が必要になります。
この2つはほぼ同じ意味となっており、例えば以下の形の場合

例1

①の場合、「二萬」か「五萬」が来れば必然的に「一萬」を捨てることになるので、「一萬」が無駄な牌ということがわかります。
そのため真っ先に一萬を捨てる選択になります。(無駄な牌を持たない)
一方、②の場合、「一萬」を捨てると、「二萬」が来たときに「あぁ一萬を捨てなければ良かった。OTL」と後悔することになってしまうため、ここでは他に不要な牌が無いかを探すことになります。(受け入れを広くする)

このように、いろいろな形での不要な牌を形で覚えてしまえれば、基本的なときに捨てる牌に困ることはないと思います。
牌の効率さ(牌効率)だけでいえば『数牌>字牌』ということになりますが、これに手役の概念が入ってくるのが麻雀の奥深さでもあります。
こちらも「牌効率」で検索いただければ、もっと詳しく解説しているサイトがございますので、ここでの説明はいたしませんのでご了承ください。

2.上がったときの点数を高くする

ひたすら上がることだけに注力して、もし、自分が1000点の役を10回上がったとしても、相手が12000点(跳満)を上がられてしまったら、
得られる点数は相手の方が高くなってしまいます。

このように、ただ上がるだけでは勝てないため、いかに上がったときの点数を高くするかの意識も必要になってきます。
そのために必要なことは以下の4つです。

・「役」を覚えよう
・「ドラ」は大切にしよう
・なるべく鳴かない
・「親」は通常(子)より1.5倍の点数

「役」を覚えよう

麻雀には手牌の形や、プロセスなどによって様々な役があります。その役ごとに定まった点数の基準となる「ハン」が決められており、そのハンに応じて通常、1ハン30符の場合1,000点から、2ハン2,000点、3ハン3,900点、そして4ハンからは満貫(通常8,000点)、跳満(12,000点)、倍満(16,000点)と2ハンごとに点数が増えていく仕組みになってます。
※なんで3ハンは4,000点じゃないの?って疑問に思う方は「麻雀 符計算」で検索してください。ややこしくなって諦めると思います(笑)
4ハンまでは、1ハンごとに点数が倍になっていくため、1ハンの重みが増してきます。
その点数計算上最も重要となるハンを得るためには、どの役がいくつのハンであるかを覚えておく必要があります。

「ドラ」を大切にしよう

麻雀の楽しみの要素「ドラ」は点数を上げるためには最も手っ取り早く、最も重要なものの一つです。
というのも、「ドラ」が一つあるだけで、上記のハンが1つもらえてしまいます。※ただし「ドラ」だけでは上がれないため「役」の意識は必要です。
使いやすい「五萬」や「三索」の場合は持っているけど、「北」や「九萬」のときは使いづらいからすぐに捨ててませんか?
特に「三元牌(白、發、中)」場風牌(「東」や自分の風)がドラの場合は、それを3枚そろえるだけで4ハン役(8,000点程度)が確定してしまう強力な牌です。手役とのバランスもありますが、可能な限りギリギリまで持っておきましょう。

なるべく鳴かない

最初の方で述べた「スピード」だけ重視すると、相手の捨て牌を自分の手牌にできるポンやチーなどの鳴くことは非常に効果があります。
一方、役の高さを重視すると、「鳴く」ことがデメリットになることが非常に多くなってしまいます。

鳴くことのデメリット
・鳴くことで安くなる役、成立しない役が出てきてしまう。
・手牌の一部を公開するため、相手に読まれやすくなる
・鳴いた形は固定となるため、入れ替えができなくなってしまう。

特に1番目は気を付けておきたいところで、混一色や清一色、三色同順や一気通貫などは鳴くことで1ハン下がりますし、イーペーコーや平和などはそもそも鳴くことで役が成立しなくなってしまいます。
また、役の高さを重視するのであれば、リーチの役は非常に重要です。
というのもリーチを起点としたボーナス役として「一発」「裏ドラ」が期待できるためであり、鳴くことでそのリーチができなくなってしまいます。

「親」は通常時(子)の1.5倍の得点

麻雀には「親」と「子」が存在していて、持ち回りで誰かが「親」をすることになります。この「親」のときに上がると1.5倍の得点になるため、この「親」のときは多少リスクを背負っても攻めるタイミングになります。(相手に振り込んでも失点は同じ)
一方、次項で記載する「失点を低くする」という点にも通じるのですが、相手が親で攻めてきた(親でリーチなど)場合、なるべく振り込まないように気を付ける必要があります。

このように、上がったときの点数を高くするいろいろな意識をもち、麻雀を楽しみましょう

3.上がれないときの失点を少なくする

冒頭に書いたとおり、麻雀は確率的には1/4で上がれるゲーム、ということは3/4は上がれないゲーム、ということでもあります。
この3/4の上がれないときに、いかに失点を少なくするか、も勝つためには重要なポイントとなります。

・点数が高い相手には振り込まない(自分の捨て牌でロンされない)
・相手の手役、点数をイメージ(点数が高い役ほどわかりやすい)
・振り込んでも被害を最小限に(ドラは捨てない)

振り込まないためには、相手の捨てた牌(現物)を捨てていくことと100%振り込まないことも可能ですが、それではいつまでたっても上がれないゲームになってしまいます。
そのため、多少の振り込みは許容しながら、被害を少なくすることを意識していきましょう

最後に

麻雀は突き詰めると「確率」のゲームです。その中で感じる「運」や「流れ」というものを意識しながら、自分のペースに持ち込んでいくことが、常勝とまでは言わないものの、勝つ確率を少しでも上げることになるかなと思ってます。
中国四千年の歴史の中で、今も世界中で楽しまれている麻雀というゲームをこの記事を読んでいただいた皆様が少しでも楽しめていただければ幸いです。リクエストなどあれば、もう少し堀り下げた内容を書いてみたいと思います。雑多な文を読んでいただき本当にありがとうございました。

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