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明けましておめでとう。2024年。1人旅。

こんばんは。
しばらくnoteを書いていなかった。
年末年始は双方の祖父母の家に帰省し、実家にも帰省して、忙しかった。
休んでいるより動いていたい性分なのかも。

2024年。年が明けて初めての1人旅をした。
旅先は白川郷。
年明け名古屋で開催されたNCT127のライブに会社の後輩に誘われて、せっかくならと前乗りをした。
元々岐阜には行きたくて、ちょうど冬だし、雪化粧された合掌造りを見たいと思った。

朝4時。
私は最寄りの駅で両親と別れた。
朝にも関わらず、母親は改札まで来てくれた。
ちょうど、前の日の晩にヘマをして落ち込んでいたのだが、両親の優しさに救われた。
朝の総武線には意外と乗客がいた。
出社する人、夜勤を終えた人。スノボーに行く人。等々。
品川駅で新幹線に乗り換える。まずは名古屋駅へ向かう。

道中は食欲も湧かなくて、お茶とちょっとしたお菓子を食べていた。
あっという間に名古屋に到着。文明の利器。
この日は朝から晩までバスツアーだ。
といっても、現地についたら自由行動。
飛騨高山と白川郷を巡るツアー。
車がないとどうしても行きにくい場所なので、バスがあるのは嬉しい。
何と乗客の7割は外国人だった。それも東南アジアの方の。
一定数の中韓はいるものの日本が貧しくなったことを痛感した。

朝から騒がしい中国人の会話と東南アジア特有の甘ったるい香水が漂う中、バスに乗車。
ここからしばらくはバスの旅だ。
バスガイドさん曰く、今飛騨高山・白川郷は外国人ツーリズムを積極的に受け入れているらしい。
なるほど。他のバスツアー客もか、現地につくと更なる外国人が沢山いた。
勿論日本人の参加者も一定数いて、同じような1人旅の人や家族連れ。カップルなど。
特に小学生の家族連れを見た時、自分の幼い頃を思い出して微笑ましくなった。
我が家は小学生の時に、色々なところに連れて行ってくれた。
新幹線で東北全県を回る旅や、車を船に積んで四国や中国地方、九州を回った。そんな遠い日の記憶を思い出した。

朝早いこともあり、しばらく寝ていると休憩のSAに到着。
初めて見る雪に外国人は大喜びで写真を撮っている。
なんだか不思議な気分だ。
私はSAから見える雪山の写真を家族に送り、SAで購入したおにぎりをバスの車内で食べる。
SAにある田舎の味噌おにぎりが好きで何かと買ってしまう。

SAで買ったおにぎり

また暫く乗車すると最初の目的地である飛騨高山に到着。ここでは昼食と観光を行う。

私は最初に高山陣屋を見学した。
ここは現存する江戸時代の代官所跡。

高山陣屋の入り口

ここ以外に歴史建造物が無かったので、最初に向かったのですが、とてもよかった。見どころが沢山あった。
まず屋敷がとても大きい。正面から見るとそんなに大きさを感じないが、奥行きがある。お屋敷ということで、中庭を囲った形で多くの部屋から中庭を眺めることができて、素敵な空間だった。
ちょうど前にいたシンガポール人の母息子もとても楽しそうに写真を撮っていたので、お二人の写真をお撮りした。
外国人が日本の伝統的な建造物を素敵に感じてくれるのは嬉しい。
他にも小さい歩き回る子供を連れた家族連れ。
多分子供は床は寒いし、お腹空いているからか「早く帰ろう」と連呼していたが、両親が「ここは大きな台所だね~~」などど子供に感想を伝えながら見学していて、素敵だなと感じた。私もこんな家族旅行をしたい。

この屋敷は蔵がとても大きく、蔵の中には室町~明治~昭和までの高山の歴史が紹介されており、逐次展示物があった。
ここまで高山に古い歴史があるとは知らなかったので、驚いた。
教科書でみたことのある偉人も何人か登場したので、やはり寒い地域の人は忍耐力があって、賢い人が多いのだと思った。

見学を終えて、商店街を歩く。
古民家や昔ながらの酒蔵を利用した店舗が多く、街歩きだけでも楽しい。
私は酒蔵で甘酒を購入した。寒いので。
そこで「さるぼぼコイン」のポスターを目にした。
さるぼぼコインは飛騨高山で使用できる地域通貨だ。

さるぼぼコイン。さるぼぼが分からない人はググって。

私のグループ卒論のテーマが地域通貨で、さるぼぼコインも例として少し調べたことがあった。まさか5年ぶりに目にするとは。しかも、今だ現役で利用中なのが凄い。つい、店員に「さるぼぼコインを利用するお客さんはいるのか?」質問してしまった。店員曰く、さるぼぼコインを利用した人を見たことはないが、利用する話は度々聞くらしい。地域に住んでいる人からすればさるぼぼコインを使用した方がお得だったり、するのだろうか。さるぼぼコインはイメージも可愛いし、キャッシュレスな地域通貨なので、外国人ツアーと組み合わせて上手く活用できそうだななんて、思った。

甘酒を飲みながらしばらく歩く。
飛騨高山は意外とコンパクトな街なので、一通り見てしまった。

飛騨高山に流れる川

無料で開放している案内所で期間展を見たり、山車を見たりした。また、岐阜県の行政と岐阜大学が協創して、とある古民家をフリースペースとして貸出しており、そこの見学とスタッフの方に解説して頂いた。古民家だけれども、キッチンはリノベーション済なので、使用することができるし、利益目的でなければ何に使用してもいいらしい。家族連れのクリスマスパーティーの会場にしたり、子供たちは放課後遊びにきてゲームや映画を見たり。学生は受験勉強をしたり。グリーンスクリーンや音響の整ったスタジオもあるので、撮影をすることも可能とのこと。今の時代にこのような公民館的な要素は減っていると思うので、とても素敵だなと思った。いくつかイベントのポスターもあって、人気な様子だった。外国人観光客が多い特性を活かして、日本文化の紹介イベントや料理教室の開催も可能で、アイデア次第で色々な経験ができそうだなと羨ましかった。

最後に夫婦で営む、街の喫茶店に入り、コーヒーを頂きながら、ママと年始に発生した地震について、話す。
高山の方も結構揺れたらしい。
金沢にも言えることだと思うけど、迷惑にならない範囲で北陸には旅行やふるさと納税でできる範囲の支援をしたいと思っている。
金沢は食も美味しく、建築物や庭園など美しい景観も沢山ある。

バスに戻り、次は白川郷へ向かう。
お腹も満たされて、すっかり寝てしまった。
到着すると、バスから見える人の数!
やっぱり、景色が美しいところは人々の心を魅了する。
日本人が少ないことが残念だと思った。

日の入りが早いので、最初に展望台へ向かい、景色を見ることにした。
途中、明治時代から残る家屋で雑貨屋に寄った。(ここでいう雑貨は日用品~食料まで取り扱うコンビニのような店舗)
店主のおじさんに話しかけられたことがきっかけだが、合掌造りの木は囲炉のせいで黒くなっていることや、新築物件やリノベする時も景観保護法によって、制御があることを教えてくれた。
よこしまな感想だが、お金がかかるなあと感じた。
そのお店で白川郷名物の紫蘇饅頭を購入し、展望台へ向かう。
シャトルバスで乗っていくのだが、道中吹雪でほぼ見えず。
到着すると小ぶりの雨で景色を見た後は五平餅を食べて休憩した。
五平餅は味噌の味が濃くて、好きな味だ。

五平餅


韓国人は写真を撮るのが上手。カムサハムニダ。

麓に戻ると、もう飲食店は閉まっており、解放している合掌造りの屋敷を見学した。
今でもこの白川郷には住んでいる方がいるため、解放されたお屋敷を見学する。
確かにここに住んでいるとお店は街に1件のコンビニがあるだけだし、車社会だなとしみじみ感じた。
お屋敷はとても立派な大きいお屋敷だった。二階では蚕を生産していたらしい。
余談だが、母親の祖母の家でも二階で蚕を生産していたらしく、母親はそれがトラウマなので、見学した写真を送ったら、「うわ。。。」とトラウマを呼びおこす返事が返ってきた。
ごめんね。

蚕の元

その後は飛騨牛コロッケを食べたり、集落を歩いてみた。
とはいえ、お店が閉まっているので、見学する場所も少ない。
最初は2~3時間で足りるか不安だったが、十分足りた。
毎年冬に各集落持ち回りでライトアップをしているそうなので、今度は民泊してみたいなと思ったのでした。

途中、雪が積もった川辺でインド人らしき4人の青年たちがtiktokのダンスを踊って笑い転げていた。
雪化粧した日本家屋の前でtiktokの動画を取っている彼らにとって初めて見る雪に興奮したのだろうか。
やっぱり、人間は初めてみる景色や匂いに大きな喜びと楽しさを感じるんだと思う。もちろん自分も含めて。

tiktokを撮る少年達

名古屋へ帰る道中は爆睡。朝早かったこともあって、体は疲れていたのだろうか。その日は名古屋に宿泊して、翌日に名古屋城を見学した。ずっと昔、大学2年生の名古屋ゼミ合宿では寝坊をして名古屋城見学ができなかった。5年ぶりのリベンジ。

名古屋城は城内には耐震性が弱いため、入ることができず、隣接されたレプリカの建物で見学するので、今までのお城見学と比べるといまいちテンションが上がらなかったが、流石徳川家が建てたお城だけあって大きいし、煌びやかだ。
ガイドも多く配置し(外国人含む)、消防法の観点から見学の入場制限を設けたり、城下町でアクター達によるショーや名古屋メシを食べることができるエリアもあったりして、観光地化が進んでいた。
ちなみに、ここの矢場とんも長蛇の列。

シャチホコの名古屋城

名古屋城を後にして、後輩と名古屋駅時計台で合流。
名古屋ドームへ向かうのでした。

PS
NCT127のライブはとっても楽しかった!いい曲と良いパフォーマンスが素晴らしい!悠太のコメントは全てのアイドルとヲタクに聞かせたいね。

ボディメンテとイリチルオッパドゥル

さあ、今年も沢山1人旅をして、多くの人に触れていきたい。

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