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『産地型サーキュラーエコノミー:REKROW』って何?を、聞いてきました。

2020.12.01

先日、府中ノアンテナにも届いた『産地型サーキュラーエコノミー』のプロジェクト。

プロジェクト名は「REKROW:リクロー」

昨年の瀬戸内ファクトリービューから繋がった、瀬戸内の魅力を繊維産業を通して紡ぐ(株)ディスカバーリンクせとうちが立ち上げた本プロジェクト。府中ノアンテナとして、地域と繋がる形を模索しながら聞きに行きました。

今日は、ONOMICHI SHARE(広島県尾道市土堂2−10−24)にて行われた発表会当日の様子を少しだけお伝えします。

廃棄から循環へ
イベントは、プロジェクトコンセプトを視覚化した会場設営と併せて行われました。

リクロー2

ORIGIN から、 CIRCLE OF LIFEへ。

リクロー3

リクロー4

リクロー5
循環していく、プロダクト。

しごとの軌跡を素材へ
REKROWが最初に扱うのは、常石造船(株)の社員1,800名が2年間着用したデニム生地のユニフォーム。プロジェクトに賛同し、提供いただいたそうです。

リクロー6

汚れ、擦り切れ、皺が刻みこまれたユニフォーム。通常であれば廃棄されるこのユニフォームを、同プロジェクトメンバーの黒木さんは「捨てるなんて考えられない」と話します。年月が作り上げる、2つと無い素材。コンセプトを紡いだ山口さんは、集められたユニフォームを「彼らが働いた軌跡を、例えば子どもや家族に伝えられる新しい素材」だと話します。

プロジェクトの構想は5年近く前からあり、常石造船(株)の新ユニフォームをデニムで制作する際に提案していたそうです。

産地から全国へ

リクロー7

WORKERの逆さ字として誕生した「REKROW」。

文字だけでなく、「RE」が含む再生や循環、繰り返す想いを込めたと黒木さんは話しました。

リクロー8

当日の様子はZOOMを利用してオンラインでも配信。会場の様子も、別カメラで配信。

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会場からは「素材はデニム限定ですか?」「収益化はどのように目指しますか?」「今後の展開を教えてください」など、たくさんの質問が上がっていました。そこで面白いと感じたのが、まだまだこれから見つける可能性が沢山あること。

素材はデニムにこだわらず、地域の木工や鉄鋼をはじめとしたさまざまな素材を想定しているようです。あくまでも、産地型の素材循環型経済を目指す取り組み全体が「REKROW」というプロジェクト。そして、収益化や今後の展開を作る仲間を集めながら進んでいるそうです。それは地元の企業や教育機関、アーティストなど様々。

府中ノアンテナも、仲間として地元企業等への声掛けやイベントの開催を進めていく予定です。

リクロー9

今後の展開を、どうぞお楽しみに。

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2020.11.25(Wed) @ ONOMICHI SHARE

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