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【ガスバーナー ろう付け】 自作 延長 なが~い くわしい つくりかた

ガスバーナー 延長 くわしい つくりかた

ガスバーナーの延長が必要な現場がおおくあります。

解体現場などで良く使用しますが、

実はようりょうさえ知っていれば誰にでも作れるのです。

長い間誰も口外しておりませんでした。

良くあるお問い合わせ

よく逆火で壊して困る、、、、(解体業)
新人の子は必ずすぐに壊す、、、、(建築業)


との声が多く寄せられます。

壊すたびに新しいガスバーナーを買い続けますか?

ロングガスバーナーは入手しづらい


メーカーでも製品として出していますが、

長くて700mmです。

ロングは受注生産なので

手元に届くまで時間がかかるのが常です。

また既製品は補強の仕方が大げさで

解体した後の出っ張りや細い鉄筋に

引っかかっる。

狭い穴に通しづらくて困る

との声も聞かれます。

ガスバーナーも職人さん好みで

小池が良い、千代田が良いなど

ご自身が一日中使っていても安心な

工具が良いようです。

今回850mmを製作いたしましたが、

過去には2mも製作したことがあります。

ご自身で製作できれば

お好みのメーカーのガスバーナーで

思い通りの長さ

角度に仕上げることができます。

逆火して吹き抜けた時の修理もできます。

鍛冶屋さんは器用なのできるはずです


よくご注文いただきありがたいお仕事です。

解体現場の職人さんは火を良く知っているので

ステンレス管や真鍮パイプがあればかんたんに作ることができます。

材料は上手くいくとホースセンターに入手できるかもしれません。

(ホームセンターの場所によります)

ろう付けのガスバーナーは

普通の中型切断機でもかまいません。

火の加減が出来ればOKです。

カセットガストーチの不利な点


何度か挑戦しましたが、カセットガストーチでは

火力が弱くうまくいきません。

温まるのに時間がかかり過ぎです。

補修、予備熱のかかり方も弱いです。

練習すればそれなりに上手くなるのかもしれません。

(あえて練習していません。)

もしかすると純度の良い銀ろう材を

使用すると良いのかもしれませんが、

工業用で、実用品ともなると

DIYものでは物足りないことがありますので

弊社では、あえてカセットガストーチは使用しません。

熱が足りなくて銀ろうの浸透が甘かったりすると

直ぐに漏れの原因となり逆火がはじまります。

お客様に迷惑が掛かります。

銀ロウはがれのまま機器を使用すると
外気からの空気が入り込み
パチン、パチン逆火して、仕事になりません。

銀ろうはしっかり溶け込ました方が絶対に良いです。

材料の選択


材料の肉厚は1mmは必要です。

1mm以下0.5mmだとすぐに折れてしまいます。

もし不安でしたらパイプの材料屋さんに注文しましょう。

間違っても銅管を使用するのはやめてください。

昔は銅管を使用していたのかもしれませんが、

アセチレンと銅は相性が悪く すぐに劣化、もしくは破裂の恐れがあります。

混合管はアセチレンが通りますので絶対に銅管だけは避けてください。

酸素、高圧の方は大丈夫ですが、

元々相性が悪い性質なので

使用する器具には使わない方が無難です。

アセチレンには銅管は禁止です。

アセチレンの燃焼性・爆発性

アセチレンガスに使用する真鍮の材質は

(川口ケミカル様Q&Aより)

真鍮と砲金の違いについて

(ダンドリープロ様より)

真鍮とは?特徴/銅との違い/加工/手入れなどを解説

(製造タイムズ様より)

銅アセチリド

(コトバンク様より)

アセチレンと銅が反応すると

銅アセチリドが発生しますので

爆発する恐れがあります。

非常に怖いので真鍮でも銅の含有率は

材料屋さんで確認しております。

最初は真鍮で練習しましょう。


真鍮同士は銀ろうの乗り方が非常に良いので

上手くいく確率が格段に上がります。

ステンレス管と真鍮は慣れが必要です。

真鍮も種類がありますので

不安でしたら、

材料屋さんがいれば【ガスに使用する真鍮パイプ】とご指示ください。

↓ここに聞けば間違いないです↓

土野肥金属株式会社

(非常に親切な対応です。)

真鍮は銅が混ざった合金なので

含有率によっては危険な場合があります。

素材に詳しい、材料屋さんに聞くのが一番安心です。

作業場で作業しましょう


落ち着いて作業するには

万力、固定する場所で作業した方が良いです。

バイスなど固定する箇所が無いと

不安定になり、

ろう付けしている最中に倒れてくることがあります。

銀ろうを付ける際に母材を良く温めますが、

非常に高温になっておりますので

体に触れるとただのケガでは済まないことがあります。

落ち着いて、安定した場所で作業しましょう。

他の道具


最小限な道具は

ベビーサンダーやドリルがあれば

作業できます。

酸素、アセチレンガス機材、ガスバーナーは必須です。

もちろん銀ろうや銀ろうフラックスも必要です。

黒ずんだところやススがこびりついているところは

銀ろうが乗らないので

紙やすりでピカピカにする必要があります。

本来は【旋盤】や【卓上グラインダー】(ワイヤーブラシ)も必要です。

まとめ


もしそのような場所が無いようでしたら

弊社内でろう付け講習を行っておりますので

ご利用ください。

修理講座

慣れが必要な作業ですが、

3本くらい作れば身につくと思います。

ご自身で作れるようになると

色々な長さや角度変更、曲げ加工もできるようになります。

仕事の幅が広がります!

銀ろうの溶け込み具合は動画をご覧になり

何度か練習してください。

ステンレスパイプを銀ろうで付けていますが

(真鍮パイプだとそれほど難しくはないです。)

是非この機会に動画をご利用いただき

実践してみてください。

やる気のある方、器用な方でしたら、

金額の元以上は必ず取れると思います。

ご自分のガスバーナーの延長は

ご自分で作っているとわかると

同業者から一目置かれるのは間違いありません!

↓サンプル予告動画です↓

本編は内容の濃い約30分です

延長ステップ

こちらはサンプル動画です
本編動画ではありません


ガスバーナー延長製作 ご視聴  16,500円

ご連絡後、ご視聴のURLをお送りいたします
(お支払い後ご連絡ください)
おといあわせ

修理サービス







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